結婚式に造花ブーケをおすすめする6つの理由 値段の相場や式のあとの活用法を紹介
ブーケ・会場装花

結婚式に造花ブーケをおすすめする6つの理由 値段の相場や式のあとの活用法を紹介

2021.06.24 2021.06.24

花嫁のウェディングブーケ、ブライダルブーケは、一般的にみずみずしい生花という印象がありますが、最近では造花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなど選べるバリエーションが広がっています。特に、価格を抑えたい人が一度は検討するのが造花ブーケです。では、造花ブーケは本当に安いのでしょうか?ほかにどんなメリットがあるのでしょうか?造花ブーケのメリットや魅力をフローリストに聞いてきました。

目次

  1. ■造花=安いは誤解生花との差額は1万円以下
  2. ■結婚式で造花をおすすめする6つの理由
  3. -まとめ-造花ならではのデザイン性やアーティスティックな表現を楽しもう

■ 造花=安いは誤解 生花との差額は1万円以下

造花は100円ショップでも品揃え豊富なため、「安い造花ならブーケのコストも抑えられる」と考える人もいますが、花嫁のブーケとなると話は違います。
ボリュームが同程度のものなら、たとえば生花で3万5000円のものは、造花でも2万8000円など、その価格差はそれほど大きなものにはなりません。

生花と造花で価格差がさほど開かない最大の理由は、花嫁のブーケに使う造花は完成度の品質が高いから。シルクなどの高級素材を使っていたり、本物のようなリアリティを追求しているために、たとえばバラのトゲ、ヒマワリなどの茎にある産毛など、ディテールまで手作業で丁寧に仕上げられていて、1本あたり700~800円、中には5000円もするものもあります。インスタにもこうした高級花材を使ったブーケが投稿されていますが、ほとんど生花との見分けがつかないほど精巧につくられています。

造花ブーケ
造花と生花の差額は一万円以下

100円ショップなどで手に入るような造花は、間近で見ればプラスチックやナイロンなど素材のチープさが目立ち、すぐにイミテーションだと分かります。ブーケは結婚式当日、ブライズルームで花嫁支度が整う頃に届きます。せっかくウェディングドレスにもヘアメイクにもこだわったのに、ブーケがチープなために素敵さが半減してしまったら、もったいないですよね。

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■ 結婚式で造花をおすすめする6つの理由

価格だけを見れば生花と比べてそれほど大きなメリットがないように思える造花ブーケですが、実はそれ以外のところでさまざまなメリットがあります。ここではCORDYがおすすめする6つのメリットをまとめてみました。

<メリット1> くすみカラーやニュアンスカラーもイメージ通り

造花ブーケ
イメージ通りのカラーを再現しやすい

微妙なカラーをイメージ通りに再現しやすいというのは、造花ブーケの大きな強みです。生花は“生き物”であり個体差があるために、思い描いていた通りの色みが揃うとは限りません。ブーケとドレスの色みを統一させたい、理想の色みを正確に再現したいといった人には造花ブーケがぴったり。
最近、インスタで人気のベージュやブラウン、くすみオレンジといったニュアンスカラーから、自然の花には存在しない色まで、造花なら自由に再現できます。

たとえば、「アンティーク」「ビンテージ」といった世界観が好きな人には、ドライフラワーにブラウン系の造花を組み合わせたブーケもおすすめ。緑に囲まれた小さな教会、ヨーロッパのお城を連想させるような歴史的建物などで挙げる結婚式との相性もぴったりです。

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<メリット2> 季節や値段を気にせずこだわりの花材を使える

造花ブーケ
季節関係なく好きな花が使える

たとえば、『彼からプレゼントされた思い出の花を使いたいけど、季節的に結婚式には揃わない』といった場合や、ブーケとして人気のミモザ(3~4月)、シャクヤク(5~6月)など、旬の時期が短いものも、造花なら1年中揃えることができます。
「季節に左右されず、自分の好きな花で自由に花材を揃えられるのは造花ブーケの大きな魅力」と「andflower」の岸本じゅん子さん。
 ただし、冬場にひまわりなど、あまりにも季節感のないブーケはゲストが違和感を覚えたり、いかにも造花という印象を与えかねません。「そういった花は主役にするのではなく、シルエットのトータルバランスを崩さないよう、アクセントとして取り入れるようにすると活きてきますよ」(岸本さん)

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造花ブーケ
生花で高額な花でも造花なら予算内におさまることも

また、好きな花が高価すぎて予算的に躊躇してしまうケースもあります。たとえば、スモークツリー、くすみカラーのアジサイ、ランなどは希少で仕入れ値も高額です。またオリーブやラベンダーのような馴染みのある花も実は切り花ではほとんど流通していなかったりします。
「珍しい花材を使った個性的なブーケをつくりたいなら、生花よりも造花の方が予算を抑えられます」と言うのは「ルナエリリ」のフローリスト山崎陽介さん。高価で珍しい花を使う場合、生花なら5、6万円のところ、造花なら2万円ぐらいで済むこともあります。

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造花ブーケ
生花では高額と言われているスモークツリー

「こういった生花の値段が高くなってしまうのは、仕入れの最小単位が10本、20本と決まっていて、ひとつのブーケをつくるためには複数本を仕入れなければいけないから。バラやかすみ草など、需要の高い花材は、他のブーケや花束などにも使えますが、需要の低い花材は使い道が少なく、仕入れ本数によっては使わずに枯らせてしまう可能性があります。余ってしまう可能性が高い花材のぶんを、料金に反映せざるを得ないという事情があるんですね」(山崎さん)
その点、造花は1本単位で仕入れられるので、必要な分だけロスなく揃えられます。

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<メリット3> 空想や架空の世界を表現できる

ケイフローリストのデザイナー伊藤芳邦さんは、「空想や架空の世界を表現できるというのも、生花にはできない造花の良さ」と言います。
「現実には、花や実をつけない枝ものに造花を組み合わせれば花を咲かせることができたり、造花の花びらを一旦バラバラにして、なんらかのモチーフに組みなおしたり、架空の植物をつくりだすこともできます。
たとえば、海辺のリゾートウェディングで持つブーケなら、『海に咲く花』というテーマで、造花と生花を組み合わせてサンゴなど海を連想させる架空の植物をつくってアレンジするといったアイデアも実現できますよ」(伊藤さん)

<メリット4> 結婚式のあともそのまま飾れる

造花ブーケ
思い出のブーケをそのまま飾れる

結婚式のあと、そのままの状態で飾れるというのも造花ブーケのメリットです。生花も、結婚式後に自宅で飾れるよう、押し花やドライフラワーとして加工するサービスがありますが、4万~8万円程度の加工費用がかかります。造花なら、ブーケの料金のみでインテリアとしての楽しみもあります。

CORDYで取り扱っている造花ブーケの料金は2万~3万円がボリュームゾーン。
「YOUKAEN(ユー花園)」では、飾るスペースなどに合わせてリアレンジメントするサービスも提供しています。

リアレンジメントは、ブーケを一旦ほどいて、木製の円形ボックスにアレンジし直すもの。サイズの異なる2種類のボックスから、ちょうど良いものを選ぶことで、自宅にぴったりなインテリアに変身します。ほかにも、ブーケを3分割して、ひとつは自宅用、残りのふたつは両家両親へのプレゼントとして贈ることもできます。価格は1点1万5,000円。

<メリット5> フォトやリゾート婚など何度も使いまわせる

造花ブーケ
様々なシーンで何度でも使える

フォトウェディングやハネムーン先でのフォトシューティング、リゾート地での家族婚など、結婚式以外でもブーケを使いたいという人には、使いまわしのきく造花ブーケがおすすめ。

結婚式を挙げる人は、結婚式当日に着るウェディングドレスかカラードレスに合わせて造花ブーケをデザインすることをおすすめします。結婚式当日、たとえばウェディングドレスには生花ブーケ、お色直しでは造花ブーケと、衣裳に合わせてトータルコーディネートを楽しむことができます。

「花嫁のブーケは、普段のファッションで考えるとバッグやアクセサリーなどの小物にたとえられるのではないでしょうか。特におしゃれな人は、洋服や靴のバランスはもちろん、服装に合わせてバッグやアクセサリーも選び分けていると思います。お色直しするなら、ブーケも衣裳に合わせて持ち替えるのが理想的だと思います」(「ケイフローリスト」フラワーデザイナー 田村奈央さん)

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<メリット6> 真夏のビーチでも鮮度の心配がない

造花ブーケ
真夏でも花の心配をせずに結婚式を楽しめる

特に、真夏の結婚式や直に潮風を浴びるようなリゾートウェディングでは、生花ブーケはこまめに保水しなければしおれてしまいますが、造花ならその心配がありません。

最近のトレンドである、茎をそのまま束ねたクラッチブーケはなおさら注意が必要です。外の暑さに加え、花嫁の手から伝わる体温もダメージの原因になってしまいます。最近、人気のあるすずらんやアジサイなども繊細でしおれやすいので、夏場やビーチでの結婚式では避けるようにしましょう。

-まとめ- 造花ならではのデザイン性やアーティスティックな表現を楽しもう

造花ブーケ
ファッションアイテムとしてコーディネートのアクセントに

造花ブーケは「結婚式後もそのまま飾れる」「何度も使いまわせる」といった、合理性やコスパ面でのメリットだけでなく、生花では難しいようなデザインや独特な世界観にこだわることができるなど、ならではの楽しみ方があります。
インスタでもアーティスティックな造花ブーケがひときわ個性を放っていますよね。こうした造花ブーケは、「花」というよりも、ファッションアイテムのひとつという感覚で、花嫁コーディネートのアクセントとして参考にしてみましょう。

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