セクシーなタキシードで男を上げる(IZREEL)
ドレス・衣裳

セクシーなタキシードで男を上げる(IZREEL)

2019.01.20 2019.01.20

目次

  1. セクシーなタキシードとは?
  2. 4万8000円でレンタルできる!
  3. 1万通り以上の自由な組み合わせ
  4. どんな人がデザインしている?
「セクシーなタキシードで男を上げる」

結婚式の衣裳と言えば、ウエディングドレスや白無垢など新婦の衣裳がクローズアップされがちですが、新郎さんにも一生に一度、とびきりのおしゃれを楽しんでほしいものです。

「三度の飯より洋服が好き」というデザイナーの高倉一浩さんは、普段からファッションにこだわりがある、個性を表現したいといった新郎さんにも一目置かれるタキシードを目指し、「IZREEL(イズリール)」というブランドを展開しています。

自分らしさを表現できるタキシードとはどんなデザインで、いくらで買えるのか、どんなスタイリングができるのか、デザイナーに直接聞いてみました。

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セクシーなタキシードとは?

セクシーなタキシードとは?

ー「IZREEL(イズリール)」のタキシードはインパクトのあるデザインが豊富です。デザインの特徴をお聞かせください。

高倉 最大の特徴はユニークな素材です。たとえば、千鳥格子の生地にヒョウ柄を乗せて千鳥格子を透かしたり、アーガイル生地に花柄プリント、カモフラージュ柄とゼブラ柄、チェックとストライプなど、2種類のモチーフを組み合わせることで、見たことのないテキスタイルをプロデュースしています。

中でも、イズリールの“代名詞”とも言えるのがジャカード織です。グラデーションなども織物で表現することで、プリントとは異なる立体感が生まれるんです。グラフィックのデザインを織物で表現するには、高度な技術も求められますが、優秀なパートナーにも恵まれているからこそ、なせるわざだと思います。
 

シルエットは肩のラインに張りを出して、肘を絞って袖はフレアにするなど、ボディラインを立体的に見せるスタイル。スレンダーに見せるというよりは、男性らしいラインを際立たせます。

最近は、男性の褒め言葉として「かわいい」という表現も使われるようになりましたが、イズリールのタキシードに似合うのは「セクシー」「かっこいい」といった表現ですね。典型的なフォーマルスタイルではなく、Tシャツやジーンズに合わせて着崩すことも考え、着丈は短めにして普段使いもしやすくしています。

イズリールは、私が17年前にスタートしたアパレルブランドで、ブライダルラインを始めたのは6年前です。
デザインのテイストは、ラグジュアリーとストリートファッションをかけ合わせたスタイルで、“ハイエンドストリート”と呼んでいます。

たとえば、Tシャツとジーンズにライダースジャケットやタキシードのジャケットを組み合わせるようなスタイルです。Tシャツとジーンズなど、一見するとカジュアルに見えるアイテムでも、素材や縫製にはこだわるというポリシーがあります。

4万8000円でレンタルできる!

ー最近は、ウエディングドレスにライダースジャケットやスニーカーを合わせるようなカジュアルなスタイリングもよく見かけるようになりました。イズリールのタキシードはカジュアル志向のお客様にも好まれそうですね。

高倉 当店のお客様は、ほぼ全員が2セット選ばれていて、1つはオーソドックスな3ピースをレンタル、もう1つは二次会などのカジュアルパーティーやお色直し用にデザイン性のあるジャケットを購入というケースが大半です。

結婚式だけでなく、特別な日のおしゃれにも使えそうだと思っていただけているのではないでしょうか。

お求めやすい価格設定になっているのも2着選んでいただける理由の1つだと思います。3ピース全てオーダー購入すると24万円、レンタルだと4万8000円です。

過去には、レンタル衣裳店への卸売りも行っていたのですが、14~15万円で卸した衣裳が1回、15、16万円で貸し出されていることに、私は違和感を覚えました。個人的には、レンタル料は、販売価格の20%前後が妥当ではないかという感覚があり、当社はそういう設定にしています。

1万通り以上の自由な組み合わせ

ースタイリングする上で心がけていること、お客様の“運命の1着”を選ぶためのポイントは?

高倉 パンツは黒などシンプルなデザインが大半で5~6型、ジャケットとベストは20~30型ずつ取り揃え、1万通り以上にも上る自由な組み合わせで個性を表現していただくのが“イズリールスタイル”です。ご来店いただくと、主にジャケットやベストなど上半身のスタイリングを様々に組み合わせて、10ルック程度を試着していただきます。

私はデザイナーでありスタイリストなので、全てのデザインが頭に入っています。そのため、実はお客様が来店した瞬間に「あれだ!」というインスピレーションは湧いていますが、お客様には様々なスタイリングを見ていただき、納得した上で決めていただきます。

タキシードはサイズが命とも言えるので、レンタルの場合もたとえば、ベストはM、パンツはL、ジャケットはSなど、体型に合わせて一つずつジャストサイズをご提案しています。体型だけでなく「パンツはオーバーサイズでゆったり、上半身はコンパクトに」など、着こなし方に合わせたご提案もしています。

通常のレンタルショップは、サイズごとにセットで提供するのが一般的だと思いますが、それだとジャストサイズにならないことも少なくないと思います。

普段の買い物にしても、「この服はMサイズだけど、こっちはLサイズ」など、物によってサイズも変わるというケ方が多いですよね。タキシードも同じで、シャツ・ベスト・ジャケット・パンツ、それぞれにジャストサイズを選んだ方が素敵に着こなしていただけると思っています。

ベストやネクタイなどの小物一つ変えるだけでも雰囲気がガラッと変わるので、試着の際は、スタイリングごとにドレスとの相性がどうか、お色直しでの変化にゲストがどう反応するか、どんな風に写真映えするのかなどをご説明します。

新郎新婦、2人のバランスが重要だと考えているので、スタイリングする前に、必ず新婦様のドレスは見せていただいていますね。

どんな人がデザインしている?

どんな人がデザインしている?

ーデザイナーを志したきっかけは?

高倉 学生の頃から洋服が大好きで、新卒でアパレル会社へ入社しましたが、25、26歳の頃、将来を見据えた時に「このままでいいのかな?」と考えるようになりました。

私は「ドルチェ&ガッバーナ」や「ヴェルサーチ」などのハイブランドが好きで、給料の大半を洋服代に当てて、食事はカップラーメンで済ませるといった生活をしたこともあるほどです(笑)。

一方、会社が手掛けるデザインはマス向け。「トレンドを低価格でスピーディーにお客様へ届けたい」という志には共感していたのですが、自分が着たいと思えるかと言えばそうではなかったんです。

20代半ば頃から独立を視野に入れ「せっかくアパレル会社に入ったのだから、洋服を作って売るまでの一連の流れを習得しよう」と考え、自ら願い出て生産管理部門やMD(マーチャンダイザー)も経験させていただきました。

特に生産管理部門で、染める・織る・糸を紡績するという洋服作りの全プロセスを経験できたことは、授業で学ぶより“生きた”知識が身に付き、貴重な財産になったと思っています。この知識や経験があるからこそ、今のテキスタイル作りやデザインに活かせていると思います。

これまで、アパレル業界で培ってきた感性や経験は、ブライダルシーンにおいて独自性という強みになるのではないかと思っています。

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