30代以上の「大人花嫁」は、プリンセスラインのようにボリュームのあるシルエットや、フリルなどがふんだんにあしらわれた「お姫様」のようなウェディングドレスは、「年齢的に抵抗がある」と感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、「スタイリッシュ」「可憐」「王道スタイル」など、大人花嫁におススメのコーディネートをテイスト別で4パターンご紹介します。
ウェディングドレスは、体のラインを美しく見せる、とろみのあるクレープ生地を使ったシンプルなデザイン。
ウエストや腰回りで女性らしい曲線美を表現しつつ、スカート部分はストンと流れるようなシルエットで体のラインを強調しすぎないシルエットです。
デザインのポイントは背中の大胆なカットとショルダーのビジュー。
ポイントで目を引く装飾やデザインが施されているため、
「シンプル過ぎて着こなしが難しい」といった問題も気になりません。
エステなどで肩甲骨周りを整えることで、年齢を重ねた女性の美しさを引き立てられるのではないでしょうか。
アクセサリーはショルダー周りのビジューに合わせたデザインをチョイス。
統一感のあるコーディネートで大人の落ち着きを表現しましょう。
実年齢よりも若く見られることが多いような、少女の面影を残す花嫁におススメなのが、柔らかいチュール素材のAラインドレス。
真っ白ではなくほんのりローズがかったヌードカラーで肌なじみが良いため、ナチュラルな印象も引き立ち、気負いすぎないかわいらしさを演出できます。スカートのボリュームが控えめで胸元がVネックといったデザインも、甘くなりすぎず30代以上の大人花嫁にも抵抗なく着こなしていただけるのではないでしょうか。
アクセサリーには、ドレスの胸元にあしらわれているビジューと合わせた、パールのイヤリングを。パールの粒が真ん丸ではなく楕円形なのでフォーマルになりすぎず、ファッションジュエリーの感覚で楽しめます。
花嫁と言えば、何といってもボリュームのあるふわふわスカート、でも30代だから年齢的に気後れしてしまう・・・。そんな花嫁には、美しいトレーンが印象的なウェディングドレスをおススメします。ビスチェスタイルの胸元も、まさに「THE ウェディングドレス」という印象を与え、どの世代のゲストにも好感を持たれやすいデザインです。
そんな王道ドレスには遊び心のあるアクセサリーを合わせて、ワンランク上のスタイリングを提案します。キラキラビジューのヘッドドレスはヘアスタイルチェンジにもぴったり。たとえば、挙式はシニヨンの上に着けて清楚に、パーティーではダウンスタイルのサイドに着けて華やかになど、使いまわしもききます。
日本でも有名なインポートドレスデザイナー、アントニオリーヴァの1着。ハリのあるミカドシルクでボリュームのあるシルエットはラグジュアリーホテルのボールルームでも存在感抜群。シルエットはボリュームのあるAラインですが、バックの大きなリボンと大きく開いた背中がゲストの記憶にも残る印象的なデザインです。身頃は外側からウエストにかけて内側に向かう斜めのラインがデザインされ、ウエストを細く見せる効果も。
ビジューやレースなどの装飾を排したシンプルなデザインなので、顔回りを彩るイヤリングがパッと見の印象を大きく左右します。たとえば、挙式は一粒パールでとことんシンプルに、パーティーでは大ぶりのクリスタルやトレンドのタッセルイヤリングで華やかにといったスタイルチェンジもおススメです。
ワイヤータイプのアクセサリー。カチューシャのような着け方もできれば、2つに折ってサイドなどに着けることもできる、1つで様々な楽しみ方ができます。
淡いゴールドのリーフがあしらわれたアンティークな印象のピアス。パールの粒が楕円形でフォーマルすぎないので、普段のファッションの延長線という感覚でカジュアルに着けられます。
ゆるふわにまとめたシニヨンスタイルなどにおススメなかわいらしい雰囲気のイヤリング。ボリュームレスなチュールスカートやストンと流れるシルエットのナチュラルなドレスとの相性も抜群。
30代以上の花嫁は、20代の頃、周りの「結婚ピーク」を一度経験し、その頃にたくさんの結婚式に参列したという方も多いのではないでしょうか。せっかくなら、当時の花嫁達とは一味違う、大人の魅力を演出して個性を表現しましょう。ゲストの皆さんも、年齢を重ねた花嫁だからこそ、にじみ出る美しさに、ハッと息を飲むのではないでしょうか。