両家顔合わせ食事会の服装 カジュアルはどこまでOK?両親や兄弟の服装選びも解説
結納・顔合わせ

両家顔合わせ食事会の服装 カジュアルはどこまでOK?両親や兄弟の服装選びも解説

2021.06.28 2023.11.10

目次

  1. ■カジュアルな両家顔合わせ食事会とは?
  2. ■カジュアルな顔合わせでも、「きちんと感」のある服装に
  3. ■両親や兄弟の服装は?
  4. ■顔合わせを成功させるお店選びのポイント
  5. ■カジュアルな顔合わせで気をつけたいこと
  6. ■カジュアルな顔合わせ食事会の流れ
  7. ■カジュアルな会でも「親しき仲にも礼儀あり」が基本
  8. 【会員特典】顔合わせしおり無料ダウンロード

新郎新婦がお互いの親に結婚の挨拶をしたら、いよいよ親同士が会う「顔合わせの食事会」を開くことになります。近年ではほとんどのカップルが、結納をしない代わりに、この顔合わせの食事会をセッティングするようになりました。

緊張しがちな両家顔合わせの食事会ですが、近年では皆がリラックスできる、カジュアルなスタイルで行うのが人気です。では、「カジュアルさ」とはどの程度まで許されるのでしょうか。

この記事では、堅苦しくないけれど失礼にならない、ちょうどいい「カジュアルな顔合わせ食事会」について解説していきます。服装やお店選びのポイントなど、具体的に紹介していきますので、参考にしてみてください。

■カジュアルな両家顔合わせ食事会とは?

顔合わせ カジュアル
カジュアルな食事会で両家の親睦を深める

両家顔合わせの食事会は、両家が親睦を深め、お互いを理解するために開かれるもの。ホテルや料亭といった高級店で開くというイメージを持っている人が多いかもしれません。でも、格式にこだわるあまり、普段行かないようなお店を選んだ結果、緊張からお互いが普段通りに話せなくなってしまっては本末転倒です。

そこで最近は、格式張らないお店で顔合わせを行う人が増えています。顔合わせをカジュアルな食事会にすることで、堅苦しくならずに行えるので、両家の親睦をより深めやすくなるというメリットがあります。

そんなカジュアルな食事会に合った服装やお店選びについて、これから解説していきます。

■カジュアルな顔合わせでも、「きちんと感」のある服装に

顔合わせ カジュアル
カジュアルすぎる服装はNG

・堅苦しくなりすぎない、セミフォーマルがおすすめ

カジュアルな食事会だからこそ、服装は「きちんと感」は出すようにしましょう。おすすめなのは、フォーマルを少しカジュアルダウンさせた、セミフォーマルな服装です。

顔合わせ カジュアル
セミフォーマルな衣装を選ぼう

女性の場合は、上品なワンピースやツーピースの服が基本。きれいめで派手すぎないものであれば、自分の好きな色や柄を選んで大丈夫です。おめでたい席ですので、ジャケットを着る場合、黒やネイビー、グレーなどではなく、明るい色がよいでしょう。明るくて優しい色合いは写真映えがよく、女性らしい華やかさも出ます。花嫁姿を意識させるような白のワンピースなどもおすすめです。

デザインは、シフォンやレースなどの装飾があるものや、サテンやとろみ素材などの上品なものがおすすめです。ワンピースやスカートは、丈はひざ下から足首の上ぐらいにしておくと、座ったときに足が出過ぎません。そして、どんな服装でも、ストッキングを履き、足元はパンプスがよいでしょう。

男性はスーツが基本です。ネクタイは落ち着いた色を選び、ストライプや柄が小さいものなど、目立ちすぎないものがよいでしょう。靴はダークカラーを選びましょう。また、お座敷などで靴を脱ぐこともありますので、靴下に穴があいてないか気をつけて、靴も綺麗なものにしましょう。ハンカチも忘れずに持っていってください。

・リラックスして楽しみたいなら「きれいめカジュアル」もOK

セミフォーマルでもまだ堅苦しいと感じるなら、さらにカジュアルダウンさせた「きれいめカジュアル」でもよいでしょう。ここでのポイントは、休日のお出かけ着よりも、きちんと感を出すことです。

顔合わせ カジュアル
カジュアルスタイルでも素材やシルエットを上品に

女性は、カジュアル素材のワンピースや、カットソー+スカートの組み合わせなどです。素材やデザイン、シルエットが上品になるようにしましょう。タイトすぎるスカートや、フリルがたっぷりついているもの、強い色や派手な柄は避けて、すっきりまとめると好印象です。

アクセサリーをつけて華やかにするのもおすすめです。足元は、パンプスでなくてもよいですが、スニーカーやサンダルは避けるのが無難です。

男性は、Tシャツやカットソーの上にカジュアルな素材のジャケットを着るときれいめになります。ジャケットなしの場合は、襟付きの白や水色などのシャツを着て、清潔感のある服装にしましょう。足元は女性と同様に、スニーカーは避けておいたほうがよいでしょう。

・カジュアルな食事会ならパンツスタイルでもOK?

顔合わせ食事会では、女性はワンピースやスカートを身に着けるのが一般的ですが、普段からスカートをはかない人などは無理せずにパンツスタイルを選択してもOK。

顔合わせ カジュアル
パンツスタイルはやわらかい雰囲気になるよう心掛ける

パンツスタイルにする場合は、テーパードパンツやスラックスのように細身でストレートなタイプがよいでしょう。上品で落ち着きのある印象を与えます。トップスはシフォンのブラウスやレースがついたものにして、やわらかい雰囲気にするのもおすすめです。

・両家顔合わせ食事会でNGな服装

次に、カジュアルな食事会でも避けた方がよい事例を紹介いたします。

まず、どんな服装であっても素足はよくありません。必ずストッキングやタイツを履くようにしましょう。

また、デニムやスニーカーはカジュアルになりすぎてしまいます。よほどファッションに理解があるご両親なら別ですが、「きちんと感」を出すなら避ける方が無難です。

また、胸元が大きく開いたり、スカート丈が短すぎるなど、露出の多い服装や派手すぎるデザインも、両家の食事会の場にはふさわしくありません。特に、食事会はずっと座っていることが多いので、ミニスカートは座った時に脚が見えすぎてしまいます。

アクセサリーは大きめのものや、派手なものは避けて、小ぶりで上品なものを選ぶようにしましょう。

・髪型は服装に合わせて、上品さが感じられるスタイルに

顔合わせ食事会では、服装と同じように髪型にも気を配っておくとよいでしょう。服装とよく合う、上品さが感じられる髪型がベストです。派手すぎる髪型は避けるようにしましょう。

髪型やメイクについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

顔合わせ食事会の髪型とメイク

■両親や兄弟の服装は?

顔合わせ カジュアル
家族の服装は事前に相談しておく

・どんな服装にするか、事前に相談しておく

両親や兄弟の服装を考えるうえで、いちばん大事なのは事前の相談です。片方の親がブラックスーツに白シャツでカッチリと決めてきたのに、もう片方がポロシャツだったら……お互いに気まずくなってしまいますよね。

そういったことを避けるために、どの程度カジュアルにするかをお互いの両親と話し合っておくことをおすすめします。「カジュアル」といった言葉だけでは伝わりにくいので、具体的にどんな服装でいくのかを伝えておくとよいでしょう。

・服装のトーンが決まれば、選び方は新郎新婦と同じ

セミフォーマルかきれいめカジュアルか、どの程度の「きちんと感」にするかが決まったら、あとは新郎新婦の服装の選び方と同じように考えてみてください。

セミフォーマルなら、父親はスーツスタイルで、新郎と同じように派手すぎない色や柄のネクタイがよいでしょう。

母親はきれいめのワンピースや、パンツスーツやツーピースです。ただ、新婦よりも年齢が上なので、落ち着いた色味のもの、清潔感があるものを選ぶとよいでしょう。姉妹が同席する場合は、新婦よりも控えめにして、目立ちすぎないようにするのが無難です。

きれいめカジュアルの場合でも、新郎新婦の服装と同じように考えて、落ち着いた色味と清潔感があるものにしてみてください。

■顔合わせを成功させるお店選びのポイント

顔合わせ カジュアル
お店選びは両家の中間地点がベスト

・お店の場所は、両家の中間かホテルから近い場所に

お店選びで最初に考えるべきことは、場所です。理想は、両家の中間地点のお店を選ぶこと。お店までの移動や交通費の負担が公平になるように配慮しましょう。

どちらかの親が遠方から来ることもあると思います。その場合は、遠方から来ている親に配慮して、宿泊しているホテルから近い場所を選ぶとよいでしょう。

・お店は個室や半個室があるカジュアルなレストランがおすすめ

顔合わせは格式の高い店で行うことが一般的です。格式の高い店とは、料亭やホテルのレストラン、ドレスコードが定められているようなお店です。

ですが、最近はカジュアルなお店で顔合わせをする人が増えています。カジュアルなお店とは、「ビストロ」と呼ばれるようなレストランなど、落ち着いた雰囲気のお店です。人目を気にせず、両家がリラックスしながら関係を深めるためにも個室や半個室の予約ができるお店がおすすめです。

メニューを気にせず会話を楽しめるように、コースにするのもよいでしょう。注文するメニューを譲り合ったり、取り分けたりする心配がなくなります。事前に苦手な食べ物やアレルギーを聞いておくことも忘れないようにしましょう。

一般的な両家顔合わせは昼の時間帯に行われることが多いですが、ランチタイムかディナータイムのどちらの時間帯で行なってもマナー違反にはなりません。

■カジュアルな顔合わせで気をつけたいこと

顔合わせ カジュアル
手土産を渡しあうことが一般的

・どんなスタイルにするかは、両親と相談を

カジュアルな形式にする場合、なによりも両家の同意を得ることが大切です。結納をしないと決まったとしても、親は「顔合わせはフォーマルに行いたい」と思っているかもしれません。まずは出席者に「顔合わせはカジュアルに行いたい」という新郎新婦の希望を伝えることからはじめましょう。

開く時期は、結婚式の半年前に行うのが一般的です。結婚式準備のことを考えて、遅くても3ヶ月前には行うようにするとよいでしょう。お日柄を気にする親なら、「大安」「友引」「先勝」などのお祝い事をするのにふさわしい日を選んでみてください。

・顔合わせに手土産は必要?

カジュアルな食事会だとしても、両親が手土産を渡し合うことが一般的です。片方だけが用意していないということを避けるために、事前に両親と決めておきましょう。手土産の予算は、3,000〜5,000円ほどが相場です。

手土産は、結婚の挨拶の手土産と同じように、相手の両親を気遣ったものを選ぶのが基本です。二世帯同居なら和菓子、ふたり暮らしなら日持ちのする小分けのお菓子などを選ぶと喜ばれるでしょう。

■カジュアルな顔合わせ食事会の流れ

顔合わせ カジュアル
カジュアルな顔合わせでも流れがあります

カジュアルな顔合わせ食事会でも、会の流れはあります。はじまりの挨拶からはじまって、家族紹介、乾杯・会食・歓談があり、結びの挨拶で終わります。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

顔合わせ食事会の流れ

■カジュアルな会でも「親しき仲にも礼儀あり」が基本

顔合わせ カジュアル
親しき仲にも礼儀あり

両家顔合わせの食事会のいちばんの目的は、家族同士の親睦を深めること。相手の親がどんな人なのか、親同士も気になっているはずです。そのためにも、カジュアルな会であっても、その場にふさわしい服装を心がけ、相手の親に安心してもらい、皆が楽しめる場にするよう心がけましょう。

「格式張ったことは面倒だからカジュアルにする」のではなく、「親睦を深めるために“あえて”カジュアルにする」と考えて、お店選びをしてみてくださいね。

監修:Yoshiko(おもてなしパートナーズ)

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