結婚式や披露宴をプロの司会者に任せた方がいい3つの理由。司会の役割や選び方も解説
余興・演出・司会者

結婚式や披露宴をプロの司会者に任せた方がいい3つの理由。司会の役割や選び方も解説

2021.02.17 2021.02.17

「司会者はパーティのムードを左右するキーパーソン」
プランナーやサービスキャプテンなど、結婚式のプロフェッショナルたちは、こう口を揃えます。でも、式次第を読み上げるだけだったら、声のきれいな友達や親戚に頼んでも大差ないのでは?という気もしますよね。では、素人とプロの司会者は一体何が違うのか。ここでは、プロの司会者のスキルや機転の利かせ方、2人にぴったりの司会者を選ぶ方法などをご紹介します。

目次

  1. ■シーンの雰囲気を言葉や声で予告。ゲストの気持ちを上手にリード
  2. ■スベっても安心!?どんなハプニングもアドリブでつなぐ
  3. ■プロの目線で適切な演出をアドバイスしてもらえる
  4. ■司会者の選び方。会話を通して人柄やコミュニケーションタイプを見極めよう
  5. -フレンドリー?なれなれしい?ゲストをいじって笑いを取るのが上手な司会者
  6. -フォーマル?もの足りない?距離感を保ち、きれいに進行する司会者
  7. -まとめ-結婚式の雰囲気は司会者が選ぶ言葉で変わる

■ シーンの雰囲気を言葉や声で予告。 ゲストの気持ちを上手にリード

シーンの雰囲気を言葉や声で予告
言葉や声色を工夫して出席者の気持ちを上手に誘導

「新郎新婦、入場です」「新郎上司のA様、乾杯のご発声をお願いします」など、結婚式や披露宴ではお馴染みのアナウンスですが、実は司会者の役割は単に式次第を読み上げるだけではないんです。結婚式の司会でプロの司会者がもっとも大事なことは、次の場面へ向け、式場に集まった人たちの気持ちをリードしていくこと。

新郎友人の余興で大爆笑した直後に、花嫁が感動的な手紙を読み上げるなど、結婚式は数分単位でガラッとシーンが変わります。実は、プロの司会者は、「これからこういうシーンに切り替わりますよ」といったメッセージが伝わるような言葉を選んだり、声色やトーンを工夫したりして、その場にいる出席者の気持ちを上手に誘導しているのです。

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■ スベっても安心!?  どんなハプニングもアドリブでつなぐ

結婚式の司会には台本がない
結婚式の司会には台本がない

実は、プロの司会者は結婚式では台本を用意していないことが多いそうです。
企業やマスコミ主催のイベントには台本があります。タレントのトークショー、ゲスト登場といった大まかなプログラムの他、照明やBGMが変わるタイミングまで細かく書き込んであるのでミスはほとんど起こらないし、万一ハプニングが起こっても参加者であるタレントさんなどが上手に切り抜けます。

ところが結婚式では、スピーチや乾杯の挨拶をする上司も、余興をする友人も、謝辞を述べる新郎も、全員が一般人。ときにはスピーチが長引いて場がしらけてしまったり、余興の準備に手間取って気まずい雰囲気になってしまったという経験をした人もいるのではないでしょうか。いくら事前に台本を用意しても、式は想定通りにはなかなか進まないものなんです。

そんなとき、どんなハプニングが起こっても上手に切り抜けられるのが百戦錬磨のプロ司会者というわけです。ときにはアドリブでその場をつないだり、ときには絶妙な「ツッコミ」でハプニングを笑いに変えたりと、プロの司会者は主催者と招待客の「あうんの呼吸」を上手につないでくれるのです。台本を用意していないのは、いつどんなハプニングが起こっても即座にフォローするためなんですね。

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■ プロの目線で適切な演出をアドバイスしてもらえる

プロの目線で適切な演出をアドバイスしてもらえる
プロは進行表を見ればそのパーティを想像できる

結婚式は一生の思い出に残るもの。夫婦で考えたいろいろな演出を招待客にも楽しんでもらいたいものですよね。でも、そういった演出が本当に効果的なのかどうかも気になります。

たとえばオープニングムービーやプロフィールムービー、エンドロールムービー、さらに新郎新婦の友人が用意したお祝いメッセージムービーなど、たっぷり思いのこもった映像演出。すべて上映したいけど、そのたびに会場内は暗転してしまうので、ゲストはせっかくの食事を中段されてしまいます。また、結婚式に参列できなかった友人からのメッセージムービーも紹介したいけど、その登場人物がほとんどのゲストにとって知らない人の場合もあります。プロの経験によると、ムービー演出は2、3本が適切だと言います。

プロの司会者は普段からいくつもの結婚式を目の当たりにしていて、ゲストがどんな反応をするかを熟知しているので、進行表を見れば「余興やスピーチが多すぎて歓談タイムが足りない」「映像演出の本数が多すぎてゲストが食事に集中できない」など、進行上の問題点に、すぐ気づくことができます。

プロの司会者にお願いするメリットは、こういった演出上の不安を事前に相談することができ、また適切なアドバイスをしてもらえることもあるんです。

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■ 司会者の選び方。 会話を通して人柄やコミュニケーションタイプを見極めよう

司会者の選び方
ブログなSNSもチェックして人柄などを見極めよう

ふたりにぴったりの司会者を選ぶには、契約する前に会話してみるのがベストです。対面でもZoomなどのオンラインでも構いません。結婚式に招待予定の人数や顔ぶれ、「歓談中心の和やかなパーティ」「あちこちで笑いが起こるような楽しいパーティ」など、理想的な結婚式の雰囲気を伝えてアドバイスをもらったり、2人のプロフィールも渡してみましょう。
その司会者が2人にぴったりかどうかを見極める最大のポイントは、この時の会話が心地よいかどうか。

先に触れたように、司会者は場面転換の際、アドリブでつないでくれます。そこには日頃の会話やコミュニケーションスタイルが現れます。普段の会話がかみ合う司会者なら、きっと式でも夫婦にとって心地よいものになるでしょう。

人柄やコミュニケーションタイプ、思考パターンなどは、会話だけでなく、ブログやインスタなどSNSからも読み取れるので、どんなことを書いているか、その内容に共感できるかどうかもチェックしてみましょう。

では、司会者との会話やコミュニケーションを通して、どんなことが分かるのか、事例を2つ紹介してみます。

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-フレンドリー?なれなれしい? ゲストをいじって笑いを取るのが上手な司会者

ゲストをいじって笑いを取るのが上手な司会者
フレンドリーなコミュニケーションを「楽しい」「心地よい」と思えるかどうか

初対面から友達口調で語りかけてくる人に対して「親しみやすい」と好感を持つときもあれば、「礼儀を欠いている」と不快に感じるときもあります。
2人のプロフィールを深堀りする質問に「親身になって聞いてくれる」と思うか、「余計な詮索をしないでほしい」と思うか・・・人にはそれぞれ、心地よいと感じる距離感があるものです。

結婚式の司会でも、事前に聞いた情報からゲストを「いじる」ことで笑いを誘うようなスタイルが上手な司会者もいます。こうしたコミュニケーションスタイルの司会者と打ち合わせをして、「楽しい」「心地よい」と感じたら、相性が良い可能性が高いと言えます。特に、新郎新婦と同世代の友人ゲストが多い結婚式なら、笑い声を増やし明るい雰囲気を盛り上げてくれるでしょう。

でももし「なれなれしい」と感じたなら、夫婦との相性はあまりよいとは言えません。もちろん、プロの司会者なのでゲストに不快感を与えるようなことはありませんが、小さな不満が残る可能性もあります。

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-フォーマル?もの足りない? 距離感を保ち、きれいに進行する司会者

距離感を保ち、きれいに進行する司会者
研ぎすまされた短い言葉でその場の空気を整える

余計なことは言わない、研ぎすまされた短い言葉でその場の空気を整えるといったスタイルが得意な司会者もいます。

そういうタイプの打ち合わせは、2人のプロフィールを見ても踏み込みすぎない、ゲストについてもあれこれ詮索せず、2人から出てきた情報だけを受け止めるなど、一定の距離感を保つスタンスだったりします。この場合、司会のテイストはフォーマルな印象が濃くなります。

その距離感をちょうどいいと思う人もいれば、もの足りないと思う人もいます。いちばん重要なのは、2人がどう感じるかですが、ゲストの年代や顔ぶれも思い浮かべ、両親より上の世代にとっては心地よい、新郎新婦と同世代の友人ゲストにとっては落ち着きすぎているなど、ゲストの感じ方も想像したうえで選びましょう。

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-まとめ- 結婚式の雰囲気は司会者が選ぶ言葉で変わる

司会者は言葉を介してその場の雰囲気をつくる役割を担っています。その雰囲気が2人の理想の結婚式に相応しいかどうかは、司会者が選ぶ言葉や話し方が大きな鍵を握っています。一生の思い出に残るイベントなので、できるならぴったりハマる司会者を選びたいですよね。司会者にもさまざまな個性があります。依頼をする前に、ぜひ会って話してみることをおすすめします。

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