体型別
シンプルドレスの選び方&コーディネート
-がっしり体型編-
2021.01.22 2021.01.22
レースやフリルなどを一切使わない、デコラティブとは真逆のシンプル&プレーンなウェディングドレスが人気を集めています。でも「スレンダー美人しか似合わない」「着る人を選ぶ」などという声も聞かれ、憧れてはいるもののチャレンジする勇気がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも実は、筋肉質、肩幅が広い or なで肩、胸やお尻が大きい or 小さいといったコンプレックスをカバーできるどころか、プラスになるデザインもあるんです。今回は、がっしり体型が気になる方へおススメのドレス、コーディネート術などを紹介します。
■ 痩せればいいわけでもない ダイエットからボディメイキングへ
装飾がなくシンプルなドレスは体のラインがくっきり出るので、痩せている人が似合うと思っている人も多いと思いますが、実は、ただ痩せていればいいわけでもありません。
体のラインがくっきり出るからこそ、ただ痩せているだけだと、貧相に見えることもあるのです。シンプル&プレーンなドレスを着こなす秘訣は、適度な筋肉と女性らしい曲線美。
単に体重を落とすためのダイエットではなく、しなやかな筋肉をつけるトレーニングなどを取り入れながら美しく健康的な体を目指しましょう。
■ <お悩み>肩幅が広い、肩や腕の筋肉がいかつい
オフショルダードレスは、なで肩の人には着こなせない、骨格がしっかりしているからこそ映えるデザインの1つ。たとえば、学生時代、スポーツに打ち込んできて筋肉質な体型をコンプレックスに感じているような方にもおススメです。
-コーディネート例 1- 潔いほどスタイリッシュに
装飾を極力排した潔いほどにシンプルなデザインがスタイリッシュな印象を与えます。素材はイタリア製の上質なミカドシルク。幅の広い生地を使うことで、一般的なドレスよりも縫い目を少なく仕上げているため、生地本来の自然な立体感や広がりが、シルエットの美しさを際立たせています。
オフショルダーで、いかり肩、筋肉質でがっしりしている体型、バストやヒップが大きいといった悩みがプラスに働くデザイン。逆に痩せすぎている花嫁が着こなすのは難しいかもしれません。
特にマーメイドラインはウエスト・バスト・ヒップラインなどが、体型にぴったり合っていないと美しく着こなせません。cest mieux(セミュー)には、世界的なハイブランドで30年以上の経験を重ねた縫製の職人が常駐しているので、レンタルでもぴったりサイズに合わせて提供しています。
スタイルに自信があり、はっきりした顔立ちの花嫁さんなら、一粒パールを合わせるのもおススメ。美しいボディラインが強調されて洗練された印象を与え、ドレスの潔さが際立ちます。
大人っぽいドレスに若々しさをプラスしたい場合は、小枝やお花モチーフのアクセサリーもおススメです。
ミカドシルクのようにサラッとした素材のドレスは、足元が覗くのでシューズもコーディネートのアクセントになります。ドレスの素材に合わせるもよし、グリッター素材などで主張するもよしです。
-コーディネート例 2- タテのラインが際立つバストギリギリのオフショルダー
肩とデコルテのラインやマーメイドとスレンダーの中間のようなタテのラインが強調されるシルエットの美しさが魅力のドレス。
160㎝前後以上の長身で肩幅が広く骨格がしっかりした人におススメ。155㎝以下などの低身長、なで肩の人には向きません。
首を長く見せて、タテのラインを強調したいので、ネックレスは着けず、イヤリングもタテに長いデザインを。透明感のあるクリスタルだとスタイリッシュやクール、パールなど色味のあるアクセサリーはフェミニンで柔らかい印象になります。
首が短い場合は、タテに長いイヤリングは逆効果なので、丸かったり横にボリュームのあるデザインを選びましょう。
タテのラインを強調するアイテムとしては、ブレスレットもおススメです。
■ <お悩み>胸やお尻が大きい
胸やお尻が大きい体型にはマーメイドラインもおススメです。女性らしい曲線が際立ち、美しく着こなせます。全てを大きく包み込んでくれる女神のような、柔らかさや優しさ、神々しさを表現してみてはいかがでしょうか。
-コーディネート例 1 - 小ぶりなアクセサリーで重めの素材を着こなす
タテに伸びるスッキリとしたシルエットが特徴の、スタイリッシュでモダンな印象のドレス。長身で肩幅や骨盤が広いなど骨格がしっかりしたタイプの花嫁におススメです。胸元は谷間をつくらずスッキリ着こなしましょう。胸が大きい人は「ニプレス」を使うと、ボリュームが気になりません。
逆に、低身長や華奢すぎる体型の花嫁には難しいデザイン。厚めのクレープ生地、且つ長袖で重たくなりがちなので、“着られている”印象におちいりがちです。
アクセサリーは小ぶりで軽やかなデザインを選んでスタイリッシュにまとめましょう。パールは近年、海外ブランドもよく使われるトレンドアイテム。小粒のパールを散りばめるようなヘアスタイルもおススメです。サイズは小さくても、日本人のダークヘアとのコントラストで華やかにまとまります。
自然光の入るレストランやガーデンウェディングなら、ナチュラルな小花モチーフのアクセサリーもおススメ。
クリスタルなどのキラキラ素材よりもマットな質感の方が、軽やかで今っぽい印象になります。
-コーディネート例 2 - ボタニカルモチーフを取り入れ女神風に
ウエストからヒップラインの女性らしい曲線美が美しいドレス。胸元はヘルシーな色気を意識し、谷間はつくらず品のあるセクシーさを目指しましょう。鎖骨が浮きすぎても病的な印象を与えてしまうので、痩せすぎには要注意です。
提案したいのは女神をイメージしたコーディネート。ボタニカルモチーフのアクセサリーなどがおススメです。月桂樹やリーフなどがデザインされた、頭に沿うようなタイプのティアラは、まさに女神を連想させます。揺れるイヤリングも女性らしさを強調してくれます。
いぶしゴールドのアクセサリーは、小麦色の肌を健康的に見せてくれるので、日焼けが気になる方におススメです。
■ <お悩み>二の腕や腋のはみ肉
肩周りのコンプレックスには、ボレロもおススメです。たとえば、フレンチスリーブだといかり肩、ふんわりスリーブだと二の腕など、デザインによって特にカバーできる部分も変わってくるので、色々試してみましょう。
-コーディネート例 1 - 大ぶりアクセで二の腕から目線をそらす
体にぴったり沿うようなフレンチスリーブには、揺れるタイプの大ぶりイヤリングがおススメ。気になる二の腕から目線をそらせます。
お花モチーフのイヤリングは存在感抜群ですが、少し甘すぎると感じるなら、マットシルバーのアクセサリーでクールさや、ストーン・タッセルを使ったアクセサリーでボヘミアンな雰囲気をプラスしてはいかがでしょうか。
-コーディネート例 2 - パールアクセで女性らしさを強調
繊細なレースの甘いデザインのボレロには、優しい色味のパールアクセサリーはいかがでしょうか。存在感のある大ぶりなお花のイヤリングは、よりかわいらしさを強調しますが、大人花嫁は小粒なパールが連なるデザインを選ぶと上品にまとまります。
リーフモチーフの軽やかなデザインのイヤリングは、ナチュラルな花嫁やガーデンウェディングにぴったり。温かみがあり柔らかい印象のゴールドを選べば、優しい印象になります。
-まとめ- シルエットの美しさこそシンプルドレスの持ち味
シンプル&プレーンなドレスは、フリルやレースなどの装飾がない分、いかにシルエットを美しく見せるかがポイントです。冒頭では着こなすためにしなやかな筋肉をつけるトレーニングなどもおススメしましたが、それだけでなく、自分の体にフィットしているかどうかも重要です。特に、肩・バスト・ウエスト・ヒップラインなどの位置はぴったりフィットしていなければ、美しく着こなせません。
試着してみて、合っていないと感じたら、きちんとお直ししてもらえるかどうかも確認した上で運命の1着を選びましょう。