式場見学に行く前にやっておきたい 3ステップ
式場探し

式場見学に行く前にやっておきたい 3ステップ

2019.10.01 2019.10.01

目次

  1. ゲストの顔を思い浮かべ理想の1日をイメージ
  2. 好みだけで選ぶとバラバラな物の寄せ集めに
  3. STEP1招待客のリストアップ
  4. STEP2お互いの結婚式のイメージをすり合わせる
  5. STEP3ゲストの顔ぶれを踏まえ当日をイメージ

ゲストの顔を思い浮かべ理想の1日をイメージ

「結婚式を挙げよう!」そんな幸せな計画を立てたカップルが、最初に取り掛かるのは、結婚情報誌「ゼクシィ」を買って式場見学に行くことではないでしょうか?しかし、選んだ式場と着たいドレスのテイストがあまりにもかけ離れていて、どちらかを諦めなければならなくなったというケースも少なくないようです。こんな問題を避けるために、結婚式準備のファーストステップとしてやっておくべきことをご紹介します。

好みだけで選ぶとバラバラな物の寄せ集めに

好みだけで選ぶとバラバラな物の寄せ集めに

「リラックスした雰囲気の中でゲストと会話を楽しむ」 
 その2人は、こんなパーティーに憧れてガーデンを併設したナチュラルテイストの式場を契約しました。しかし新婦が「どうしてもこれを着たい」と選んだのは、「格調高い」という表現がぴったりな、光沢のあるシルク素材のドレス。ホテルのボールルームのようなフォーマルな式場には合うけど、2人が選んでいたナチュラルな式場とはミスマッチという状態に陥ってしまいました。担当プランナーに「この組み合わせはあり得ない」と指摘された2人は、悩んだ末、着たいドレスを優先することに。すでに契約していた式場をキャンセルし、新たに式場を探すことにしました。
 最終的には理想の結婚式にたどり着けたそうですが、キャンセル料や式場探しをやり直すなど、ムダな費用と時間がかかってしまいました。
 プランナーの上野由賀里さんは、こうした問題が起こる原因の1つとして「式場やアイテム単体ごとに自分の好みだけで決めてしまうから」だと指摘します。まだ途中で気づけば軌道修正もできますが、結婚式当日まで気づかなければ、まとまりのない状態でゲストをお招きしなければなりません。
 こうした事態を避けるには、式場や全てのアイテム選びをまとめる“軸”が不可欠。この軸を最初に決めておくことで結婚式準備をブレなく進めることができます。では、どのようにして軸を決めればよいのか、おススメの3ステップを紹介します。

STEP1 招待客のリストアップ

プランナーの野田真奈美さんがおススメするのは、招待客をリストアップする際、お互いの招待したい人を1人1人紹介し合う時間を設けることです。1人1人と、どんな思い出があるのか、どんな感情を持っているのか、自分の人生にどんな影響を与えてくれたのかなどを語り合うことで、お互いの育った環境、価値観の軸となった人物やエピソードなども知ることができ、新たな一面に触れる機会になります。

STEP2 お互いの結婚式のイメージをすり合わせる

STEP2 お互いの結婚式のイメージをすり合わせる

 結婚式といえば何をイメージしますか?また、そのイメージはパートナーとぴったり同じでしょうか?
 プランナーの忽那幸希さんは、最初の打ち合わせでこの質問を投げかけるそうです。忽那さんは、国際結婚のカップルを担当する機会も多く、2人の文化的背景が異なるために、結婚式のイメージも全く違うというケースをいくつも目の当たりにしてきました。たとえば、日本では両親は末席に座るのが一般的ですが、海外では新郎新婦の最も近い場所に座るのは家族です。
 日本人同士のカップルであったとしても、こうしたギャップは多かれ少なかれあるものです。たとえば「挙式」といえば、神前式?チャペル? 結婚式を挙げるのは、家族のため?それとも友人と楽しく盛り上がりたい?など、一口に結婚式と言っても連想されるイメージは人によって異なります。
 まず、お互いの結婚式のイメージを出し合い、なぜそういうイメージを抱いているのかなどを紐解いていくと、幼い頃の家庭環境なども垣間見えてきます。その上で、2人にとってベストな結婚式のイメージをすり合わせてみましょう。

STEP3 ゲストの顔ぶれを踏まえ当日をイメージ

STEP3 ゲストの顔ぶれを踏まえ当日をイメージ

 どこに誰が座って、どんな会話で盛り上がるだろう、全体の空気感はどうなるだろうなど、ゲスト1人1人の顔を思い浮かべながら結婚式当日を具体的にイメージしてみましょう。たとえば、デザートビュッフェのシーン。ゲストが親族中心なら「車椅子のおばあちゃんもいるし取りにいくのは大変かな?デザートもコースの一環として提供した方が良さそう」、同世代の友人が多く集まるなら「ビュッフェ台の周りで会話が弾みそう!」など、ゲストの顔ぶれに合ったスタイルも見えてきます。
 「お開き後、ゲストにどんな感情を抱いてほしいか、考えてみましょう」と言うのはプランナーの上野由賀里さん。たとえば「県外から足を運んでくれる叔父さん夫婦は帰りの新幹線の中でどんな会話をしてくれるだろう?」などと具体的なシーンをイメージしてみると、パーティーの方向性も絞られるのではないでしょうか?