■ 式場見学までの主な5つのイベント
「結婚しよう!」
そんな幸せな決断の後には、入籍や引っ越し、両親や職場、友人への結婚報告、両家の顔合わせ食事会など、やるべきタスクが目白押しです。
結婚式場見学までの主なイベントは以下のとおり。
✓ 両家両親への挨拶
✓ 両家顔合わせ食事会 or 結納
✓ 入籍
✓ 式場見学
✓ 職場・友人への結婚報告
セオリーに則れば、この順序で行うのが良いと言われていますが、場合によっては順序を入れ替えたり、並行して進めても問題なかったり、むしろ順序を変えた方が良いということもあります。では、上記の準備項目について詳しく解説してみます。
■ 両親への挨拶はプロポーズから1ヵ月以内を目安に
2人の間で結婚の意思が固まったら、お互いの実家を訪問できる日程をすり合わせた上で、両親に連絡を取りましょう。先に、女性の両親へ挨拶するのが基本です。連絡するまでの目安はプロポーズから1ヵ月以内。
会話の内容は、パートナーと結婚したい意思を伝えること、ふたりの馴れ初め、自己紹介など。さらに、2人の新生活の軸となるようなイベントの大まかな計画などは事前に話し合っておき、両親に報告できるようにしておきましょう。
具体的には、
✓ 新居引っ越しのタイミング
✓ 入籍の予定日
✓ 両家顔合わせ食事会 or 結納の日程案
など。
また、アンテナを張り巡らせて、両親の性格やふたりへの干渉度合いなどを読み取るように意識しましょう。結婚式準備を進めるにあたっても、両親の意向をどの程度、汲み取るべきかなど、貴重な判断材料になります。
■ 顔合わせの前に2人で結婚式のイメージを話し合う
2人の結婚が正式に認められるのは、両家両親が揃う食事会か結納。そのため、結婚式準備もこのイベントを経てスタートするのが筋という考え方もありますが、食事会や結納では、両親の側から結婚式に関する話題を振られることも多いので、2人の間であらかじめ結婚式のイメージをすり合わせておくことをおススメします。
具体的には、
・ 結婚式を挙げるかどうか
・ 招待するゲストの人数(どういう関係性まで招待するか)
・ 結婚式を挙げるエリア(2人の住まい付近、どちらかの地元、リゾートなど)
など。
たとえば、リゾートウェディングを希望していても「高齢の祖父母が参列できないから地元で挙げてほしい」や、2人が住む都内の式場を検討していても「親族が多いため交通費の負担を考えると地元で・・・」など、両親の意向が出てきたりします。
中には、すでに式場契約していたのに、こうした意見によって、泣く泣くキャンセルしたというケースもあるようなので要注意です。
■ 顔合わせの前に式場見学をしておくのもアリ
先にも触れたように、結婚式準備のスタートは2人の結婚が正式に認められる、両家顔合わせや結納の後というのがセオリーですが、実は、顔合わせの日程すら決まっていない状態で見学に訪れるカップルも少なくありません。ウェディングプランナー経験者の感覚では、少なくとも半数以上はそうした状態で、「何からはじめていいか分からないので教えてください」というスタンスだと言います。
両親がさほどルールやしきたりにこだわらず、「順番が違う!」などと不快に思わないタイプであれば、顔合わせ・結納の前に1~2軒、気に入った式場を見学しておくのもおススメです。2人が挙げたい結婚式のイメージもはっきりしてくるので、顔合わせや結納でも具体的な会話ができるのではないでしょうか。
■ 入籍日にこだわりたいなら顔合わせも計画的に
入籍手続きは、2人の結婚が認められる顔合わせ・結納の後が基本です。2人の記念日やクリスマス、祝日など入籍日にこだわりたい場合は、そこから逆算して顔合わせや結納をスケジューリングしましょう。
■ 友人や職場への結婚報告は不快に思われないように
親しい友人などに対してはLINEなどで報告するのもOK。SNSなどや友人同士の噂などで広まってしまうと「教えてもらえなかった・・・」など、その後の関係性に影を落とす恐れもあるので、親しい友人全員に報告し終えるまで、内緒にしておくなど配慮しましょう。
職場への報告は大きく2種類。1つは入籍のタイミング。改姓や住所変更などの手続きがあるので関係部署への提出書類などを確認して対応しましょう。2つ目は結婚式の招待状を渡すタイミング。順序は、直属の上司 → その上の上司 → 同僚が一般的ですが、社内の「暗黙のルール」などもあるので、先輩花嫁などに相談するなどしてスムーズに進めましょう。
-まとめ-結婚は周りの大切な人にとっても一大イベント
結婚で最も大事なのは、当人同士の意思ではありますが、両親や家族、友人など周りの大切な人々にとっても大きなイベントです。報告の仕方や順序などを誤ると、思いもよらないところで悲しい思いをさせてしまったりするものです。2人の幸せを祝ってくれる大切な人たちだからこそ、十分に配慮して気持ちよくお祝いしてもらいましょう。