結婚にまつわるお金のハナシ 結婚前の貯金額や新婚生活をはじめるための節約術も紹介
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結婚にまつわるお金のハナシ 結婚前の貯金額や新婚生活をはじめるための節約術も紹介

2021.06.16 2023.11.10

目次

  1. ■結婚したらなににお金がかかる?
  2. ■結婚前のカップルの平均貯金額
  3. ■結婚に必要なお金を項目別に解説
  4. ■ふたりの納得する形を実現しよう

■結婚したらなににお金がかかる?

結婚にかかるお金の項目として、指輪・婚約・結婚式・ハネムーンを想像する人は多いのではないでしょうか。そのほかにも、結婚生活を続けていくための家やクルマなど、さまざまな場面でお金がかかります。

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2020」によると、婚約から新婚旅行までにかかった費用は、300万~500万円とのことでした。

両親からの援助があれば、すべてをふたりで負担する必要はありませんが、結婚後の新生活を考えると少しでも節約したいですよね。結婚スタイルも自由になり、それぞれの「いる」「いらない」を選択するカップルが増えています。どのように取捨選択をすればいいのかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

・指輪

婚約指輪は結婚の約束をした際に男性から女性に送る指輪で、結婚指輪は結婚生活で身につけるペアリングです。そのため、女性はふたつの指輪をもらうことになります。昔はどちらも購入するのが一般的でしたが、最近では結婚指輪のみを購入するカップルも多くなりました。また、ブランドや貴金属の種類にこだわらないことが節約ポイントになります。

・結納

結納は正式に婚約を承認する儀式。昔から格式の高いホテルやレストランなどで行うのが一般的でしたが、最近では結納を省略し、「両家の顔合わせ」といった略式で行うケースが増えています。両家の親睦を深めることが目的で、結納ほど格式やルールは求められません。

・結婚式

今やさまざまな形式の結婚式を挙げることができ、予算や事情に合わせて選ぶことができる時代です。パートナーとどの程度結婚式を重視したいのかを話し合っておくとスムーズです。

ゲストの人数やペーパーアイテム、写真やムービー、衣装など、どこに重点を置きたいのかを考えてみてください。たとえば、演出や記念として残したい写真やムービーを自前で用意することで、かなりの節約になります。

ただし、ゲストの人数はご祝儀の額に影響します。式にかかる費用の総額と照らし合わせて慎重に決めるようにしましょう。

結婚式費用の節約術

■結婚前のカップルの平均貯金額

結婚前の平均貯金額
結婚前の平均貯金額は311.8万円

上記のように、婚約から新婚旅行までにかかった費用は約300万~500万円ほど。一方で、結婚前の平均貯金額は311.8万円(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ)。なかには100万円未満といった人もいるようです。

結婚にかかる金額との差額は100万~200万円ほどになります。

結婚式の不足分を捻出する方法としては、ご祝儀や親からの援助が一般的です。また、ご祝儀の総額平均は227.8万円で、親からの援助総額は平均172.2万円(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ)。結婚式におけるカップルの平均負担額は154.6万円となり、結婚前の平均貯金額を下回ることがわかります。

■結婚に必要なお金を項目別に解説

結婚式
ふたりにあった結婚の形を

それでは具体的に、どの項目にどのくらいのお金がかかるのかを見ていきましょう。項目別の節約方法についても解説していくので、ふたりにあった結婚の形式を取るための参考にしてみてください。

・婚約指輪・結婚指輪

結婚指輪
婚約指輪・結婚指輪 ふたり合わせて平均26万円

婚約指輪・結婚指輪にかかるお金は、ふたり合わせて26万円というのが平均額(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ)。今までは婚約指輪と結婚指輪どちらも送るのが一般的でしたが、最近では結婚指輪だけを購入するカップルが増えてきています。

婚約指輪にかかるお金を新生活に使ったり、ほかの部分で活用したいと考えている人が多いようです。婚約指輪・結婚指輪の両方が必要かどうか、ブランドや宝石の質にどこまでこだわるかなど、ふたりでよく話し合うとよいでしょう。

・結納/顔合わせ

結納/顔合わせ
結納は両親を含めてよく話し合って

結納は正式に婚約を承諾する儀式のようなもの。昔は結納をするのが当たり前でしたが、結納には諸々のお金が必要になります。苗字が変わる側に送る結納金は、嫁入りなら100万円、婿入りなら200万~300万円が相場。結納金だけでも100万円以上かかるうえに、結納品や記念品、食事代も考慮する必要があります。


そこで最近では顔合わせだけで済ませる人が半数以上を占めていますが、顔合わせでも結納金の代わりとなる支度金や、格式の高いレストランでの食事が必要になる場合もあります。

結納をするかしないかは、家柄や価値観にもよるもの。節約の観点だけでなく、両家の関係を良好に保つという観点からも、両親を含めてよく話し合って決めるようにしましょう。

・結婚式

結婚式
式場は4タイプ 自分たちに合ったタイプを選ぼう

挙式・披露宴・ウェディングパーティーの平均総額は362.3万円(ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ)。今や様々な会場や形式で式を挙げることができるので、ふたりにぴったりの会場をじっくりと探してみましょう。



【専門式場】
結婚式を行うことを目的に作られた施設で、結婚式に必要な設備がしっかりと整っているのが特徴です。挙式から披露宴までひとつの敷地内で実施できるので、移動の必要がないのがポイントです。また、式場によってテーマや雰囲気が異なるので、好みの雰囲気で挙式ができるのもメリット。専門式場を利用した場合の総額は400万円を越えるのが一般的で、平均よりも多くの費用が必要になるでしょう。

注意点としては、会場のテーマや雰囲気が決まっていることで、希望通りの演出ができない可能性もあります。また、宿泊施設がないことも多く、遠方からのゲストのために宿泊施設を手配する必要があります。


【ゲストハウス】
一軒家を丸ごと貸し切り、アットホームな雰囲気で挙式や披露宴を行うことができるゲストハウスウェディング。結婚式専用のゲストハウスもあるため、設備が整っているのもポイントです。また、敷地内を自由にコーディネートしたり、希望の演出を叶えることもできます。平均的な費用で挙式できるので、金銭的な負担もそこまで多くはありません。

ただ、ゲストハウスは貸し切りなうえに数が限られているので、予約を取るのが難しい場合もあるでしょう。ゲストハウスウェディングを希望するのであれば、早めに予約を取ることをおすすめします。

ゲストハウスウェディングの魅力

【ホテルウェディング】
平均総額は400万円程度で、平均額よりも少し高めに設定されている傾向にあります。ホテルは宴会場はもちろん衣装室などさまざまな設備が充実しているのが特徴です。さらに宿泊施設と一体型なので、ゲストの宿泊も可能です。なかには宿泊割引があるホテルもあるので、事前にチェックしてみるとよいでしょう。

ただし、ホテルウェディングでは決まっているプラン以上の演出が難しい場合があります。また、宿泊施設がメインなので控室やチャペル、宴会場までの動線が確保されておらず、移動に時間がかかることも。

また、人気のあるホテルでは1日に何回も挙式が行われている可能性が高いので、当日にほかのカップルとすれ違うことがあるかもしれません。

ホテルウェディングの魅力

【レストランウェディング】
通常はレストランとして営業しているお店を利用して結婚式を挙げるレストランウェディング。最大のメリットは、ゲストに料理店ならではのこだわりある料理を振舞うことができる点です。また、カジュアルな雰囲気で挙式ができるので、友人たちとフランクに楽しみたいと考えている人におすすめでしょう。

最近では、ウェディング用のプランを用意しているレストランもあるので、結婚後の記念日をお祝いする場としても利用するのもよいでしょう。レストランウェディングの場合にかかる費用は約300万円程度であり、平均額よりも負担が少なくなるのもポイントです。


ただし、ほかの施設に比べて結婚式の進行に慣れていなかったり、設備が不十分だったりすることがあるので注意が必要です。カジュアルな雰囲気が強くなるため、あまりかしこまらずに気さくな結婚式にしたい場合におすすめです。

レストランウェディングの魅力

・ハネムーン

ハネムーン
国内のハネムーンも魅力が満載

一生の思い出になるハネムーン。新婚旅行に行っている割合は、25~34歳で66.4%、50~64歳では86.8%とのこと(「gooリサーチ」の調査による)。ハネムーンに行くカップルは減少傾向とのことですが、それでも半数以上の人がハネムーンを楽しんでいるようです。

ハネムーンといえば海外に行くカップルが多いですが、国内旅行を満喫するのも魅力的です。国内、海外ともにメリットや平均予算などについて解説していきます。


【国内旅行】
国内旅行先として人気があるのは、温泉街の多い九州や、リゾート気分を味わえる北海道や沖縄などです。ふたりでゆっくり過ごすことができ、国内ながら豪華な気分を満喫できるのが人気の理由のひとつ。

国内を旅行するのであれば20万~30万円程度あれば十分に贅沢できるでしょう。「ハネムーンは行きたいけど節約もしたい」という人にもおすすめです。

またどこに行っても言葉が通じ、緊急時の病院にも困らないため安心感が大きくリラックスして過ごせるはずです。国内であっても行ったことのない場所であれば、新鮮さを感じながら楽しめるでしょう。

ただ、行先や内容によっては海外旅行よりも予算が必要になる場合もあります。豪華なプランを考えるのはよいですが、予算をあらかじめ決めておきましょう。

【海外旅行】
海外を新婚旅行に選ぶ人は多く、特別感や新鮮味が醍醐味だといえるでしょう。日本では体験できないことができたり、一大イベント感が強まるので、思い出に残る旅行になります。

予算としては30万~100万円が相場で、行先やプランによっても大きく差が出ます。ハワイやグアム、ヨーロッパなどが人気です。

特別感がある海外旅行ですが、日本語が通じないことや治安についてが懸念点です。飲み物や食べ物に困ったり、移動に時間がかかることから疲労感が強まったりすることも考えられるでしょう。

緊急事態に備えてしっかりと事前準備を怠らないようにしておくことが、充実した旅のコツです。

・新居

新居
新居選びの注意点を解説

夫婦として人生をスタートにあたり、生活を送る新居選びも重要になります。結婚前のカップルの自宅ケースを元に、それぞれの注意点や節約ポイントについてご紹介します。

【①元々同棲していたケース】
元々同じ家で同棲していたのであれば、引っ越しをせずに同じ場所で暮らすのもよいでしょう。結婚式関連に費用が必要になるので、新居まで用意できないという人は、費用を貯めてから引っ越しという形をとるのもおすすめです。

婚姻届けを出したからといって自動的に同一世帯になるわけではないので、世帯合併届などの提出を忘れないようにしましょう。

【②お互いひとり暮らししていたケース】
お互いがひとり暮らししていた場合、部屋の広さや間取りの都合上、片方の家に住むというわけにもいかず、新居を新しく借りるケースが多くなります。

新居を借りる費用や引っ越し費用がかかるのはもちろんですが、お互いに家具が揃っているので家電や家具で困ることが少ないでしょう。ただ、処分には時間がかかることもあるので計画的に進めなくてはなりません。

【③片方がひとり暮らし、片方が実家暮らししていたケース】
片方がひとり暮らしをしているのであれば、その物件で暮らすか新しい物件を探すかの二択になります。ただし、ひとり暮らし用の物件は広さが足りないため、新しい物件を探すことになるのが一般的です。

ひとり用の家具では物足りなくなる可能性もあるので、需要の高いものは買い替えるのもひとつの手。いきなりすべてを買い替えると出費がかさむので、優先順位をつけて考えましょう。


【④どちらも実家暮らししていたケース】
どちらも実家暮らしから新居を探すケースでは、ひとり暮らしの人よりも貯金が多いことがあり、上記のケースよりも贅沢できる可能性が高くなります。

しかし、月々の食費など、今まで実家暮らしだったからかかってこなかった出費が発生してくることも考えておかなくてはなりません。どんな項目にどのくらいの金額がかかるのかは把握しておくとスムーズでしょう。

・クルマ

車
クルマは年収の半分を目安に

結婚に合わせてクルマの購入を検討している人もいるでしょう。たとえば「独身時代は都市部で生活していたけど、結婚によって地方へ移住した」という人などです。

クルマの購入予算は経済的な状況にもよりますが、年収の半分を目安にするとよいでしょう。駐車場代など、維持するにもお金がかかるので、生活の負担になるような額のクルマを購入するのはおすすめしません。

家族構成や用途によって必要となるクルマの種類が異なってくるので、将来の計画を見通して検討しましょう。子供が増える予定なのであれば、ファミリータイプをあらかじめ購入すると後々助かることでしょう。

少しでも節約したいと考えているのであれば、中古車で検討してみたり、誰かに譲ってもらえないか、知人・友人に声をかけてみたり、紹介してもらってもよいでしょう。

■ふたりの納得する形を実現しよう

結婚生活
お互いに納得いく結婚の形を

近年、結婚スタイルはバリエーションが豊かになって、ふたりの理想の形を実現しやすくなりました。また、結婚は新生活のスタートになるので、その後のことも計画的に考えていくとスムーズにいきます。

結婚はお金がかかるイベントですが、賢く節約しながら、ふたりの理想を叶えられるようにするのがベスト。パートナーと話し合って、お互いに納得してすすめるようにしましょう。


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