「人前式」はどんなカップル向き? 式の流れや結婚証明書などの演出をプランナーが解説
結婚のマナー

「人前式」はどんなカップル向き? 式の流れや結婚証明書などの演出をプランナーが解説

2022.05.27 2022.05.27

目次

  1. ■人前式の特徴と一般的な流れ
  2. ■「人前式ならでは」の演出アイデア
  3. ■人前式で失敗しないために押さえておきたい3つのポイント
  4. ■挙式はセレモニー「カジュアル感」よりも「緊張感」を意識しよう

人前式とは、神様に結婚の誓いを立てるのではなく、参列してくれたゲストに承認してもらう挙式スタイルです。人前式を選んでいるカップルの割合は、全体の約22.5%にものぼります。

メリットは、決まった型やルールがなく、場所や演出方法、衣裳などを自由に選ぶことができるため、教会式や神前式よりもカジュアルな雰囲気になったり、個性を表現しやすいこと。

一方で、自由なだけにイメージが掴みにくいという側面もあります。ここでは、人前式の一般的な流れや人気の演出について紹介します。ぜひ、自分たちらしい人前式のヒントにしてみてください。
※「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ(首都圏)」による

■ 人前式の特徴と一般的な流れ

人前式を選ぶカップルには、一般的に以下のような理由が多いようです。

・神様ではなく大切なゲストに結婚の誓いを立てたい。
・両家の信仰宗教が異なる。
・ひと味違うオリジナリティを出したい。
・カジュアルな雰囲気にしたい。

式の一般的な流れは以下のとおり。

特徴は大きく3つあります。

・宗教的な儀式がない
  讃美歌や聖書の朗読といった宗教的な儀式はありません。
・進行役が披露宴の司会者や友人
  「神に誓う」スタイルではないため、神父や神主は立てません。
・結婚証明書や誓いの言葉、演出は自由
  決まった型がないため、ふたりらしくアレンジできます。

そのほかの「式次第」や所要時間が20~30分という点は、教会式とほぼ変わりません。

■ 「人前式ならでは」の演出アイデア

オリジナリティを出しやすいポイントは、結婚証明書や誓いの言葉、式の演出の部分。人前式ではふたりの結婚をゲストに承認してもらうため、多くの場合、結婚証明書はゲストに署名や拇印を入れてもらって完成させます。挙式後、自宅に飾れば、多くの人に支えられている幸せをいつでも実感することができるでしょう。

ここでは、結婚証明書や式の演出に関するアイデアを紹介します。

1.オリジナリティのある結婚証明書 ・ボールやバットなどふたりの思い出の品にサインをもらう

結婚証明書
ふたりの趣味や出会いを象徴するアイテム

野球のバット、サーフィンボードやスノーボードなど、ふたりの趣味や出会いのきっかけを象徴するようなアイテムを用意して、そこにゲストのサインをもらうという証明書のスタイルもあります。

〈ゲストにオリジナル証明書を書いてもらう流れ〉
①ウェルカムスペースにボールなどのアイテムとサインペンを置いておく
②受付を済ませたゲストにサインを書いてもらう
③挙式の「結婚証明書 署名」のシーンでアイテムを運んできてもらう
④ふたりの署名を入れる
⑤挙式後はウェルカムスペースに飾っておく

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「たとえばサッカーサークルの選手とマネージャーの間柄だったという新郎新婦が、真っ白なサッカーボールにゲストのサインやコメントを書き込んでもらうといった例もあります。アイデア次第でより思い出深く、オリジナリティのある結婚証明書になりますよ」

・絵具で一筆ずつ入れてもらう「ウェディングキャンバス」

結婚証明書
挙式後に飾りやすいサイズ感を選ぼう

画材屋さんで売っているようなキャンバスを用意し、ゲストに絵具で一筆ずつ線を引いてもらいます。これには、絵具で描く線がふたりの結婚を承認する意思表示という意味合いがあります。ゲストの人数や筆の入れ方によって仕上がりが変わり、世界でただひとつの「結婚証明アート」となります。

〈ウェディングキャンパスの作り方〉
①ウェルカムスペースにキャンバスと絵具、筆を置いておく
②受付を済ませたゲストに一筆ずつ線を引いてもらう
③挙式の署名をするシーンでキャンバスを運んできてもらう
④キャンバスにふたりで署名する
⑤挙式後はウェルカムスペースに飾っておく

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「絵具の色味を結婚式のテーマカラーと統一させたり、季節感のある色を選ぶと、より結婚式の思い出と結びつくでしょう」

・家同士を結ぶ「サンドアート」

結婚証明書
ふたりや家同士の結びつきを象徴する演出

両親など両家の代表者に、ふたりの結婚を承認する証として、ひとつの器に色のついた砂を注いでもらう演出。両家それぞれに異なるカラフルな砂を注いでもらうことで、ゲストに新たな家族の誕生を印象付けることもできます。選ぶ色や量、注ぎ込む勢いによって砂の入り方が変わるため、世界にひとつだけの、オリジナル結婚証明書になります。

<サンドアートの作り方>
①誓いの言葉を交わす
②使用する容器と砂を運んできてもらう
③両家の親に祭壇まで出てきてもらう
④両家の親と新郎新婦がそれぞれ違う色の砂を容器に注ぐ
⑤器にふたりの署名を入れる
⑥挙式後はウェルカムスペースに飾っておく

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「砂は一度混ぜると二度と分けられないので、ふたりや家同士の結びつきを象徴するものにもなります。ちなみにサンドアートセレモニーは、砂の代わりに蝋(ロウ)を使う『レイヤードカラーチップキャンドル』にアレンジも可能ですよ!」


>>結婚式を温かく彩る シーン別 キャンドル演出4選

2.ダーズンローズの挙式演出

12本のバラを意味するダーズンローズ。1~12本までバラの本数によって、「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」など愛を表す意味が込められています。
新郎から新婦へ公開プロポーズのようにバラの花束をプレゼントしたり、ふたりの結婚を認める証としてゲストからプレゼントしてもらうといった演出ができます。

ここでプレゼントされたバラは、押し花やドライフラワーなど「アフターブーケ」に加工して、長く自宅に飾って楽しむこともできます。

・新郎から新婦への公開プロポーズ

ダーズンローズ
プリンセスに憧れている花嫁にぴったり

新郎がゲストから受け取った12本のバラを束ねて新婦へ贈り、ゲストの前でプロポーズする演出です。受け取った新婦は「プロポーズをお受けします」という返事として花束からバラを1本だけ取り、新郎の胸元に挿します。

<公開プロポーズ風 ダーズンローズの流れ>
①受付で友人12名にバラを1本ずつ預ける
②新婦が先に入場 正面で新郎を待つ
③新郎入場 友人達からバラを受け取りながら新婦の元へ
④新郎は受け取ったバラを束ねて花束にする
⑤プロポーズの言葉と共に花束を手渡す
⑥新婦は花束から1本抜き取り新郎の胸元に挿す

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「きちんとしたプロポーズができなかったというカップルにおすすめ。プリンセスに憧れのある花嫁なら、膝をついて渡す演出もロマンチックで素敵と喜んでもらえるかもしれませんね」

・パターン2 お祝いの花束として友人からプレゼント

人前式演出
ノリの良い友人ゲストが多いカップルにおすすめ

結婚証明書に署名した後、新郎側・新婦側、それぞれの親しい友人からお祝いとして12本のバラをプレゼントしてもらう演出。新郎側・新婦側、両方の友人に参加してもらえるのが魅力です。

<友人からのお祝いダーズンローズの流れ>
①受付で新郎友人6名、新婦友人6名にバラを1本ずつ預ける
②誓いの言葉や結婚証明書の署名を行う
③司会の合図で友人12名に祭壇まで出てきてもらう
④新郎と新婦がそれぞれ6本ずつバラを受け取る
⑤新郎と新婦のバラを合わせて束ねる
⑥新郎が結婚証明書、新婦がバラの花束を持ってゲストにお披露目する

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「ゲスト参加型の演出をしたいというカップルにおすすめ。友人と言葉を交わしたり抱き合ったりとして喜びを分かち合えるのは、人前式ならでは演出です」

■ 人前式で失敗しないために押さえておきたい3つのポイント

人前式は決まった型がなく、オリジナリティを表現しやすい一方、オーソドックスな式をイメージしているゲストには受け入れられにくかったり、アレンジを失敗して気まずい雰囲気になったりするリスクもあります。

そんな失敗をしないために、プランナーの ikkeiさんに3つのポイントを聞きました。

1.進行は基本に忠実に

人前式の基本的な進行は、教会式の流れをベースにして、オリジナリティは誓いの言葉や結婚証明書の演出にアレンジを加える程度にしておくことがおすすめです。教会式の進行は、セレモニーのために練られたものなので、これをベースにすることで、オリジナリティを出しつつ、セレモニーの厳粛さもキープすることができます。

「人と違うことがしたい」という考えから、奇抜な演出を取り入れすぎると、挙式の体裁が崩れてしまい、ゲストにも披露宴の余興の延長のような印象を与えかねません。

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「以前、誓いのキスの代わりにサッカーが趣味の新郎がトスボールを蹴って新婦がキャッチするといった演出を取り入れたカップルがいましたが、ボールがご高齢のゲストに当たってしまうリスクもあるので相当な注意が必要で、ゲストの皆さまにも一瞬の緊張感が生まれました。こういった演出なら挙式ではなく、披露宴の方がより盛り上がると思います」

2.挙式場所はチャペルなどでオーソドックスに

人前式演出
ゲストの過ごしやすさも考慮しよう

人前式の場所に、解放感を求めてガーデンなどの屋外を選ぶ人もいますが、天候に左右されやすいというデメリットもあります。

春や秋など気候的に過ごしやすい時期であっても局所的な暑さや寒さに悩まされたり、挙式前の待ち時間、挙式後のフラワーシャワーや記念撮影を含めると、トータルで約1時間ほど屋外で過ごすことになり、体調や体力的に不安のある年配ゲストや妊娠中のゲストなどにとっては負担が大きくなってしまいます。足元が芝生だと、革靴やヒールに泥が付いてしまう恐れも。

【元プランナーikkeiさんのアドバイス】
「チャペルなどは、過ごしやすさだけでなくふたりを祝福する気持ちやセレモニーの雰囲気を感じてもらえるような設計になっているため、挙式にはもっとも相応しいスペースだと思います」

3.司会はプロに依頼しよう

司会
プロなら当日のハプニングにも臨機応変に対応できる

カジュアルな雰囲気にしたいという考えから、挙式の進行役をトークが上手い友人ゲストなどにお願いするケースもありますが、披露宴とのメリハリがつきにくくなるため、あまりおすすめできません。

プロの司会者であれば、披露宴と同じ人に頼んでも挙式と披露宴でトーンや口調を変えるなど、シーンに応じた対応を期待できます。

■ 挙式はセレモニー 「カジュアル感」よりも「緊張感」を意識しよう

結婚式演出
ゲストに快く祝福してもらえる雰囲気つくりが大切

人前式の本来の目的は、ふたりのために集まってくれたゲストの前で結婚の誓いを立てること。宗教色がなくほかの挙式スタイルと比べてカジュアルな雰囲気になったり、オリジナリティを取り入れられるというのも魅力のひとつですが、セレモニーであることに変わりはないため、程よい緊張感も大切です。

そのため、ふたりらしいオリジナルな演出を考えるときも、「おもしろい」「盛り上がる」ということよりも、結婚に対する決意をゲストに承認してもらうという視点が重要です。

結婚に対するふたりの真剣な想いを伝えることで、ゲストもふたりへの祝福の気持ちがより一層高まるのではないでしょうか。


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