コロナや緊急事態宣言でも諦めない!今できるベストな結婚式を追求した花嫁の実話レポ
卒花嫁インタビュー

コロナや緊急事態宣言でも諦めない!今できるベストな結婚式を追求した花嫁の実話レポ

2021.09.22 2021.09.22

「コロナのせいで結婚式を楽しむ権利を奪われたり妥協するなんて理不尽!」と、置かれた状況でベストな結婚式を追求した今坂紗央理さん。親族中心の少人数婚、4回にわたるフォトウェディングなど、納得いくまで結婚式を堪能した花嫁の実話レポートです。

目次

  1. ■コロナでも諦めたり妥協したくない
  2. ■料理に信頼のおける式場をオンライン見学
  3. ■結婚式費用は20名160万円1人2万円以上のコース料理でおもてなし
  4. ■東京・京都で式場契約3回、解約2回の体験談から学んだこと
  5. -結婚式場見学~契約編-見学後、その場で契約はおすすめできない
  6. -結婚式場との打ち合わせ編-式場の言葉を妄信してはいけない
  7. -まとめ-制限があっても「マイベストウェディング」を

■ コロナでも諦めたり妥協したくない

和装前撮り
地元京都で前撮り 自作ブーケはダリアと胡蝶蘭がメイン

「私たちの結婚は、思いがけずコロナ禍と重なってしまいましたが、そのせいで結婚式を諦めるという選択肢はありませんでした」と語るのは、2021年4月に結婚式を挙げた今坂紗央理さん。

今年31歳になる今坂紗央理さんは、これまで友人の結婚式にも数多く列席してきました。友人たちは、美しい花嫁衣裳に身を包み、多くのゲストに祝福される時間を過ごせたのに、コロナだからといってそうした幸せな時間をあきらめたくないと考えたのです。もちろん、すべて平時と変わらずスムーズにいくわけではありません。元々予定していた90名前後の盛大な結婚式は親族中心、20名前後の少人数婚に縮小することにしました。

それでも料理・会場の雰囲気・会場装花などこだわりポイントは妥協することなく、納得のいく結婚式を挙げることができました。また、少人数婚に切り替えたぶん、フォトウェディングを満喫することにして、前撮りは住まいのある都内と出身地の京都で2回行い、来年の桜の季節、スペインへのハネムーンでは後撮りも予定しているそうです。

コロナ下でも納得のいく結婚式を挙げるために、今坂さんはどんな行動を起こし、どこにこだわったのか、詳しく紹介していきます。

■ 料理に信頼のおける式場をオンライン見学

会場装花
テーマは「春のお花畑」こだわりの装花は指示書を作成しました

今坂さん夫妻は、元々都内での結婚式を予定しており、式場も契約していました。ところがその後、コロナによる緊急事態宣言が発令。本当に予定通り結婚式を挙げられるのか、キャンセル料がかかりはじめる1週間ほど前に、地元・京都に住むふたりの両親に相談することにしました。すると両親は「いま東京には行きたくない」とのこと。

両親や親族だけでなく、職場の仲間、上司、友人など、お世話になった多くのゲストに出席してもらうなら、延期という選択肢もありましたが、今坂さんは都内の式場をキャンセルし、次の週末には京都で式場探しをはじめました。

今坂さんにとっては結婚式だけでなくハネムーンも絶対に外したくない一大イベント。コロナが収束し次第、すぐに海外旅行に行けるように結婚式はなるべく早めに挙げたかったのです。そこで、都内での結婚式を延期するのではなく、京都で親族中心、20名前後の結婚式に切り替えることにしました。

コロナ禍で気軽に京都へ帰省できる状態でもなかったため、式場見学はオンラインで。今坂さんは式場選びの基準として料理のクオリティを重視していましたが、オンラインでは試食ができないため、過去に食事したことがあるなど、味を知っているお店を3つピックアップして見学することにしました。
契約したのは、観光名所として知られる京都・東山エリアで広大な日本庭園を備えた和風の式場。系列店を利用した経験から料理には信頼をおけたこと、20名前後の少人数会場の雰囲気が気に入ったことが決め手となりました。

■ 結婚式費用は20名160万円 1人2万円以上のコース料理でおもてなし

フルコース料理
最大のこだわりは料理 2万円以上のフルコースでおもてなし

結婚式にかけた費用は約160万円。80万円前後だった最初の見積りからは約2倍となりましたが、実はそれも想定内。料理や会場装花、写真など、こだわりたい部分がはっきりしていて、そのぶん費用も上がることは覚悟していたからです。

なかでもいちばん豪華にしたのは料理。自分たちも食べたいと思えるようなものにしたかったため、2万円以上のコース料理を選びました。

写真撮影もこだわりポイントのひとつ。最初の見積りには200カット&アルバムで15万円という内容が組み込まれていましたが、プラス3、4万円で300カットにグレードアップしました。すでに経験していた前撮りでも、洋装250カット、和装600カットの撮影データを購入しており、結婚式当日は家族やゲストの写真も入ることを考えると200カットでは足りないと考えて追加したそうです。

ただし、エンディングムービーは数万円ずつ追加料金がかかり、想定外の金額になってしまいました。注文していたのは、結婚式当日の様子をダイジェストで上映する商品で18万円。それでも高額だと思っていましたが、エンディングムービーに収録されていない主なシーンを音声入りで追加するなら4万5,000円、DVDだけでなくブルーレイも欲しければ2万円など、あとから追加提案が出され、予期せぬ出費になってしまいました。

こだわりポイントだった会場装花はイメージ通り。カラーは、淡いピンク、紫、白で統一。春の野山から摘んできたばかりのようなフレッシュでさわやかな印象を目指しました。クリアガラスのフラワーベースや水中花を取り入れるなど、透明感もポイントのひとつです。
このようにイメージ通りの装花、ふたり自身も食べたいと思えるこだわりの料理を用意でき、大切なゲストと和やかな時間を過ごせたことは一生の思い出になったと言います。

■ 東京・京都で式場契約3回、解約2回の体験談から学んだこと

結婚式前撮り
居住地東京でも前撮りを 指先のネイルがきらきらでお気に入り

今坂さんは実際に結婚式を挙げた京都の式場の前に、都内の式場で契約し、90名前後の結婚式を予定していました。式場契約という一大決心を、一般的な新郎新婦よりも多く経験したことで、気付いたこともたくさんありました。

ここからは、①結婚式場見学~契約、②結婚式場との打ち合わせという2つのフェーズに分けて、今坂さんの経験から得られるアドバイスを紹介していきます。

-結婚式場見学~契約編- 見学後、その場で契約はおすすめできない

結婚前撮り
東京駅舎をバックに抱っこショット

今坂さんは都内で90名規模の結婚式を検討していた時に5軒ほど見学し、結果的に2回キャンセルすることになりました。2回目はコロナの影響でやむをえませんでしたが、1回目はよく考えていれば契約しなかった、申込金も払わずに済んだのではないかと振り返ります。

「やっぱりここじゃない・・・・・・」と、契約の翌日にキャンセルしたのは、大聖堂が魅力の都心の式場。見学したその場で契約し、申込金10万円も支払ったものの、帰宅して冷静に考えると見学中は気にならなかった短所が気になりはじめ、結局、翌日にキャンセルすることに。申込金の10万円は戻ってきません。

「見学中は雰囲気に飲まれて、どうしても素敵な部分ばかりに目がいってしまいます。あの時、『今決めなくてもいい』という心の余裕があれば契約していなかったと思います」(今坂さん)

その式場をキャンセルし、次に見学した式場で新たに契約します。そこで事情を説明し、見積りから申込金の10万円を割り引いてもらうことはできましたが、コロナの影響でその式場もキャンセルしたため、最初に契約した式場で支払った申込金は純粋な損失となってしまいました。

なぜ雰囲気に飲まれて契約してしまったのか、今坂さんが受けた接客体験を紹介してみます。

結婚前撮り
前撮りはヘアチェンジ必須!昼間はダウンスタイルでラフに

今坂さん夫妻の友人にはその式場の系列式場で挙げたカップルが多く、ふたりも何度か列席したことがあり、見学する前から「素敵な式場」という印象を持っていました。

立地は都内でも有数のおしゃれエリアでアクセスもよく、また結婚式を予定していた冬場はイルミネーションでロマンチックに彩られることもあり、どんどん素敵なイメージが膨らみます。さらに3時間ほどの見学で疲れていたこともあり、「素敵なのは間違いない」と契約したのです。見積り提示の際に、ふたりのこだわりポイントだった会場装花を割引してくれたことも契約を後押しし、その場で申込金も支払いました。

それでもキャンセルを決めたのは、いちばんこだわりたかった料理に物足りなさを感じていたから。その式場でもグレードの高いコースを試食しましたが、ステーキの上にフォワグラがのった「ロッシーニ」など、一般的な結婚式でよく見かける定番メニューが目立ちました。今坂さんは、「定番料理だけでなく目新しさやふたりならではの工夫を取り入れた方がゲストも楽しめるはず」「料理に納得できなければ、やっぱり任せられない」と、改めて思い直したのです。

次に見学した式場は、式場の雰囲気などはもちろん、シェフと直接打ち合わせしながらコース料理をフルオーダーできるという点が決め手になりました。元々、この式場も見学する予定だったのに、すべて見学する前に決めてしまうのも後悔の元だと思ったそうです。

-結婚式場との打ち合わせ編- 式場の言葉を妄信してはいけない

結婚式
挙式は和装をチョイス ゲストも驚いてくれました

次に、結婚式場との打ち合わせについて。
実際に式を挙げたのは京都の式場でしたが、今坂さん夫妻は勤務先も住まいも都内だったため、その式場の東京オフィスのプランナーと結婚式準備のための打ち合わせを行うことになりました。そこで起こったふたつの出来事から、プレ花嫁にアドバイスできることがあります。

結婚式
入場時シーン 家族同然の幼馴染をみて笑顔が溢れました

ひとつ目は延期料に関する契約内容について。

今坂さん夫妻は、挙式予定日の2週間前頃、緊急事態宣言が発令されるなど自粛ムードが広まったことから、一旦は延期の判断をしました。本番の期日が迫っていたため、延期料がかかるのはやむをえないと思い、担当プランナーにいくらになるのかを聞いてみると、その時点の見積りの45%だと言います。

「仕方ない」とは思いつつも、この一件をインスタグラムに投稿したところ、系列式場で挙げるプレ花嫁からダイレクトメッセージがあり、「コロナ以降に契約した場合、延期料は発生しないと規約に書いてありますよ」と教えてくれたのです。この件を担当プランナーに問い合わせると、「延期料はかからない。伝えたことは誤りだった」と謝られました。

本来なら契約前にあるべきの、規約の変更などについての説明がなく、直前に気づかなければ、払う必要のない延期料も支払わされるところでした。たまたまインスタに投稿したことで情報を得られ、延期料を払わずに済みましたが、式場側の不誠実な姿勢に対して、担当プランナーには「不愉快です」と伝えたそうです。

少しでも不審に感じたり、違和感を覚えたりした場合は、式場の言うことを鵜呑みにせず、きちんと規約を読み返すことが重要です。

配席図
打ち合わせと当日で配席に相違が…

ふたつ目は、打ち合わせ内容の伝達ミスについて。今坂さんの場合、都内のプランナーと打ち合わせした内容やリクエストを、実際に式を挙げる京都の式場に伝えてもらわなければなりませんでした。ところが、そこでの行き違いが多くなってしまいました。

当日、「きちんと伝わっていない!」とショックに感じた大きな出来事のひとつが、配席。新郎新婦とゲスト、全員がひとつのテーブルにつく「流しテーブル」スタイルで、新郎新婦を中心にそれぞれのゲストが囲むように配席することで、全員と会話が弾むようにしたいと考えていました。ところが当日、新郎側の方がゲスト数が多かったせいか、新郎家・新婦家の境目は中央ではなく、ひとつずつズレてしまい、新婦家のゲストがなかなか会話に入れないような雰囲気になってしまったのです。

「その配席にしたい理由も説明し、レイアウトのデータも渡していたのに・・・・・・。とても残念な気持ちになりました」(今坂さん)

コロナ下では、オンライン打ち合わせなど、対面での打ち合わせよりも意思疎通が難しくなるリスクがあります。絶対にミスしてほしくない部分については、担当プランナーだけでなく、支配人やサービスキャプテンにも伝えておくなど、念入りに確認しておきましょう。

-まとめ- 制限があっても「マイベストウェディング」を

結婚式

「すべてが思い通りに運んだわけではありませんが、大切なゲストに晴れ姿を見てもらえたことは幸せでした。とくに幼稚園から大学までずっと同じ学校で、双子のように育った幼なじみに祝福してもらえたことはなによりの喜びでした」と今坂さん。

コロナ下の結婚式では様々な制限がかかったり、世の中全体に自粛ムードが広まっていたりしますが、結婚が人生で最も幸せで大きな節目であることに変わりはありません。制限のあるなかでも、今坂さんのようにできることを模索し、妥協することなく、ベストな方法を探してみてはいかがでしょうか。


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