四季折々の小花をあしらった雲が衣裳いっぱいに広がり、その上を鶴が飛び舞う総絵羽柄の意匠をつややかな光沢が美しい緞子織であしらいました。
織り方を変えることで雲取りそれぞれに奥行きをつけ、小花にアクセントでいれた濃いめの色や太箔による輝きが着姿に愛らしさをプラス。それらを包み込む色合いはすみきった空のように明るく花嫁様を彩ります。
技法:緞子400口織 総絵羽
華やかで重厚感のある色打掛は、白無垢と同様に格式高い礼装です。
日本人に古くから愛されてきた、縁起のよいモチーフを
伝統的な織りや染めの技術をふんだんに用いて表現しています。
