
ウェディングアルバムは結婚式場に依頼?手作り?後悔しないためにメリデメを比較
2025.03.19
一生の思い出に残るウェディングアルバム。結婚式場に依頼してつくってもらうアルバムと、フォトブックを使って手作りするアルバムとではどこが違うのでしょうか。お金を節約しながら、後悔しない素敵なアルバムにするためのポイントを紹介します。
一生の思い出に残るウェディングフォトアルバム。あとで何回も見直したいものだから、いつ見ても楽しい思い出がよみがえるような、納得のいくものにしたいですよね。ただし、撮影やアルバム制作は結婚式全体でかかる費用のなかでも大きい項目のひとつ。節約の仕方は悩みどころでもあります。
アルバムづくりで後悔したというセンパイ花嫁の例を、ウェディングプランナーに聞いてみました。
・結婚式場ではなく、外注すればよかった・・・・・・。
「結婚式場の担当者にすすめられるままに、式場にアルバムを注文して作った。同じ時期に結婚した友達のアルバムを見せてもらったら、すごくおしゃれで、価格も私が頼んだよりも10万円近く安くすんだみたい。アルバムを式場に頼むのではなく、外注したらしい。私もそうすればよかった」
・プロのカメラマンに頼めばよかった・・・・・・。
「結婚式の撮影をプロのカメラマンに頼まなかった。ゲストも親戚もみんな写真を撮ってくれるだろうと、カメラマン代を節約した。終わってからみんなが撮ってくれた写真を送ってもらったら……アルバムに載せられるようないい写真はほとんどなかった。後ろに余計な人が写っていたり、大事なところが別のもので隠れていたり。やっぱりプロに頼むべきでした」
・式場のセットプラン以外も検討しておけばよかった・・・・・・。
「撮影やアルバムは結婚式場に頼むものと思っていたので、そのまま式場にセットで依頼した。あとから、撮影してもらった写真を年賀状に使ったり、プリントして親族に渡したいと思い、データが欲しいと頼んだら、追加料金が5万円かかることに……式場のセットプランだけでなく、他の方法も検討しておくべきでした」
ウェディングアルバムは、結婚式場で作成してもらう方法と、自分たちでフォトブックサービスを使って手作りしたり、専門業者に外注する方法があります。では、それぞれどのような違いやメリデメがあって、自分に合うのはどの方法なのでしょうか。
お金を上手に節約しながら、後悔しないアルバムづくりをするためのポイントを紹介します。
記念写真は、スタジオなどでストロボなどの撮影用の機材を使い、顔や服装がしっかり写るように、「ハイ、チーズ」の合図で撮影するもの。結婚式当日、ふたりの支度ができたあとや、挙式のリハーサルの前後で撮影することが一般的です。家族と一緒の記念写真は、式のあとの披露宴が始まるまでのあいだを使って撮ります。
一方、スナップ写真は結婚式の様子を切り取るように撮影する写真です。カメラマンが会場内を動いて、ときには目線のない、新郎新婦やゲストの自然な姿を写します。挙式や披露宴だけでなく、支度のシーンなどのオフショットもスナップ写真になります。式の自然な姿を写真に残すことで、本人たちも気付かないようなふとした表情やしぐさを残し、結婚式の幸せを何度も振り返って思い出すことができます。
ただし、写真のクオリティという面で考えるとあまりおすすめはできません。ゲストから写真をもらった結果、被写体が遠すぎる、ピンボケしている、暗すぎる、明るすぎる、など、アルバムで使用する写真としては難が多く、アルバムに載せたいと思える写真にはならない可能性が高いからです。
プロのカメラマンは、アルバムにするときのことまで考慮したうえで、どのタイミングで、どの場所から、どんなアングルで、どんなレンズで撮影すればベストショットになるのかを把握しています。結婚式は撮り直しができません。ゲストのなかで写真撮影が得意な人がいれば相談してみるのもひとつの手ですが、基本的には記念写真はもちろん、スナップ写真もプロに頼むのがおすすめです。
以下の記事では、素敵なスナップ写真を撮ってもらうコツを紹介していますので、興味のある人は併せて読んでみてください。
デメリットは、値段が高くなってしまうこと。また、ページ数やデザインが決められていることが多く、自由に写真を選んだり、好きなように配置できないケースがほとんどです。
「すべてお任せしたい」という人には、式場のアルバムが向いていますが、構成やレイアウト(配置)、特に写真のセレクトは自分たちでやりたいという人には、フォトブックサービスを使って、手作りすることをおすすめします。
予算が抑えられるので、何冊かつくることもできるでしょう。自分たち用に高価なアルバムを1冊、そのほかに手頃な価格のアルバムを何冊かつくって、家族や来られなかった親戚に渡すのも良いですね。
さらに、フォトブックサービスはたくさんあって、それぞれプランが充実しており、サイズ、デザイン、表紙の素材などの選択肢が多いので、式場で頼むよりも自分たちの希望に近いものをつくることができます。
自由に写真を選んだり、レイアウトはしたいけど、あまり手間はかけたくない人は、専門業者のデザインもしてくれるオーダーメイド型のフォトアルバムを検討してみるのもよいでしょう。フォトブックサービスで手づくりするよりは費用がかかりますが、式場に頼むよりは安くつくることができます。
おすすめのフォトブックサービスやつくり方はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
写真データは、式場に撮影をお願いして、データを提供してもらうか、自分たちで手配したカメラマンに納品してもらうか、どちらかの方法で受け取ります。
まず、式場と提携しているカメラマンに撮影をお願いする場合。写真のデータだけもらうことができるか、確認しましょう。式場だと撮影とアルバムがセットになっていて、データだけ納品してもらえないことがあります。
自分たちでカメラマンを手配する場合は、写真データの納品をお願いするだけでOKです。その場合、式場に支払うカメラマンの持ち込み料が発生することがあります。
式場からのデータ提供や持ち込み料は契約前であれば、相談に応じてくれる可能性もあるので、式場と事前に交渉してみましょう。
ちなみに、式場のカメラマンにお願いすると、当日までどんな人が担当するのがわからないことがあります。自分たちでカメラマンを手配する場合は、そのカメラマンが撮った写真を見てから依頼することができるので、安心感があります。
カメラマンの手配や撮影からアルバムづくりは始まっています。早めに考え始めて、一生の宝物になる素敵なアルバムをつくってくださいね。
アルバムづくりで後悔したというセンパイ花嫁の例を、ウェディングプランナーに聞いてみました。
・結婚式場ではなく、外注すればよかった・・・・・・。
「結婚式場の担当者にすすめられるままに、式場にアルバムを注文して作った。同じ時期に結婚した友達のアルバムを見せてもらったら、すごくおしゃれで、価格も私が頼んだよりも10万円近く安くすんだみたい。アルバムを式場に頼むのではなく、外注したらしい。私もそうすればよかった」
・プロのカメラマンに頼めばよかった・・・・・・。
「結婚式の撮影をプロのカメラマンに頼まなかった。ゲストも親戚もみんな写真を撮ってくれるだろうと、カメラマン代を節約した。終わってからみんなが撮ってくれた写真を送ってもらったら……アルバムに載せられるようないい写真はほとんどなかった。後ろに余計な人が写っていたり、大事なところが別のもので隠れていたり。やっぱりプロに頼むべきでした」
・式場のセットプラン以外も検討しておけばよかった・・・・・・。
「撮影やアルバムは結婚式場に頼むものと思っていたので、そのまま式場にセットで依頼した。あとから、撮影してもらった写真を年賀状に使ったり、プリントして親族に渡したいと思い、データが欲しいと頼んだら、追加料金が5万円かかることに……式場のセットプランだけでなく、他の方法も検討しておくべきでした」
ウェディングアルバムは、結婚式場で作成してもらう方法と、自分たちでフォトブックサービスを使って手作りしたり、専門業者に外注する方法があります。では、それぞれどのような違いやメリデメがあって、自分に合うのはどの方法なのでしょうか。
お金を上手に節約しながら、後悔しないアルバムづくりをするためのポイントを紹介します。
■アルバムに入れる写真は「記念写真」と「スナップ写真」
結婚式当日に撮影する写真は、2種類あります。記念写真とスナップ写真です。記念写真は、スタジオなどでストロボなどの撮影用の機材を使い、顔や服装がしっかり写るように、「ハイ、チーズ」の合図で撮影するもの。結婚式当日、ふたりの支度ができたあとや、挙式のリハーサルの前後で撮影することが一般的です。家族と一緒の記念写真は、式のあとの披露宴が始まるまでのあいだを使って撮ります。
一方、スナップ写真は結婚式の様子を切り取るように撮影する写真です。カメラマンが会場内を動いて、ときには目線のない、新郎新婦やゲストの自然な姿を写します。挙式や披露宴だけでなく、支度のシーンなどのオフショットもスナップ写真になります。式の自然な姿を写真に残すことで、本人たちも気付かないようなふとした表情やしぐさを残し、結婚式の幸せを何度も振り返って思い出すことができます。

・式のスナップ写真はゲストに頼めばOK?
ゲストが撮影した写真だけでウェディングアルバムをつくればよいのでは? と考える人もいるでしょう。確かに今やデジカメやスマホのカメラの性能がとても高性能化していますし、プロのカメラマンに依頼する費用を節約することができます。ただし、写真のクオリティという面で考えるとあまりおすすめはできません。ゲストから写真をもらった結果、被写体が遠すぎる、ピンボケしている、暗すぎる、明るすぎる、など、アルバムで使用する写真としては難が多く、アルバムに載せたいと思える写真にはならない可能性が高いからです。
プロのカメラマンは、アルバムにするときのことまで考慮したうえで、どのタイミングで、どの場所から、どんなアングルで、どんなレンズで撮影すればベストショットになるのかを把握しています。結婚式は撮り直しができません。ゲストのなかで写真撮影が得意な人がいれば相談してみるのもひとつの手ですが、基本的には記念写真はもちろん、スナップ写真もプロに頼むのがおすすめです。
以下の記事では、素敵なスナップ写真を撮ってもらうコツを紹介していますので、興味のある人は併せて読んでみてください。
■結婚式場にアルバムをお願いするときの費用
結婚式場にアルバムを依頼する場合は、10〜30万円ほどかかります。載せる写真の枚数やページ数、サイズ、表紙の素材、支度シーンの撮影を含むかどうかなどによって、金額も変わります。
・結婚式場にアルバムをお願いするメリットとデメリット
ハードカバーの表紙で、本格的なアルバムをつくってくれるところが多く、自分でつくるのと比べて手間がかからないことが最大のメリット。カメラマンの手配からアルバム作成まで、一貫して式場が仕上げてくれます。「自分でフォトブックサービスを使って手作りしようと考えていたけど、忙しくて結局手をつけていない……」ということになりそうな人にはおすすめです。デメリットは、値段が高くなってしまうこと。また、ページ数やデザインが決められていることが多く、自由に写真を選んだり、好きなように配置できないケースがほとんどです。
「すべてお任せしたい」という人には、式場のアルバムが向いていますが、構成やレイアウト(配置)、特に写真のセレクトは自分たちでやりたいという人には、フォトブックサービスを使って、手作りすることをおすすめします。
■費用を節約しながらアルバムをつくるなら、手作りがおすすめ
フォトブックはパソコンやスマホを使って、自分でアルバムがつくれるサービスです。写真のデータがあれば、自分たちでアルバムをつくることができます。
・フォトブックサービスを使えば、費用を節約できる
フォトブックサービスを使って、手作りすれば、費用は安く抑えられます。ページ数やデザイン、サイズ、表紙の素材、写真の品質などにもよりますが、たとえば富士フイルムが運営する「FUJIFILMフォトブック」なら、A4サイズ相当、40ページ、ハードカバーでも1万円以下。もっとも安いものだと1,000円以下でつくれるサービスもあります。予算が抑えられるので、何冊かつくることもできるでしょう。自分たち用に高価なアルバムを1冊、そのほかに手頃な価格のアルバムを何冊かつくって、家族や来られなかった親戚に渡すのも良いですね。
・フォトブックサービスの方が自由度が高い
結婚式場にお願いするのと違って手間はかかりますが、好きな写真を自分たちで選び、自由にレイアウトできます。持っている写真を自由に使えるので、前撮りや自分たちやゲストが撮った写真、新婚旅行などの様子も自由にアルバムに入れることができます。さらに、フォトブックサービスはたくさんあって、それぞれプランが充実しており、サイズ、デザイン、表紙の素材などの選択肢が多いので、式場で頼むよりも自分たちの希望に近いものをつくることができます。
自由に写真を選んだり、レイアウトはしたいけど、あまり手間はかけたくない人は、専門業者のデザインもしてくれるオーダーメイド型のフォトアルバムを検討してみるのもよいでしょう。フォトブックサービスで手づくりするよりは費用がかかりますが、式場に頼むよりは安くつくることができます。
おすすめのフォトブックサービスやつくり方はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
■アルバムを手作りするときの注意点
自分でアルバムをつくるには、当然ですが、写真データが必要です。アルバムの作成は結婚式が終わってからになりますが、写真データをどのように手配するか、事前に確認しておきましょう。写真データは、式場に撮影をお願いして、データを提供してもらうか、自分たちで手配したカメラマンに納品してもらうか、どちらかの方法で受け取ります。
まず、式場と提携しているカメラマンに撮影をお願いする場合。写真のデータだけもらうことができるか、確認しましょう。式場だと撮影とアルバムがセットになっていて、データだけ納品してもらえないことがあります。
自分たちでカメラマンを手配する場合は、写真データの納品をお願いするだけでOKです。その場合、式場に支払うカメラマンの持ち込み料が発生することがあります。
式場からのデータ提供や持ち込み料は契約前であれば、相談に応じてくれる可能性もあるので、式場と事前に交渉してみましょう。
ちなみに、式場のカメラマンにお願いすると、当日までどんな人が担当するのがわからないことがあります。自分たちでカメラマンを手配する場合は、そのカメラマンが撮った写真を見てから依頼することができるので、安心感があります。

■式の準備段階からアルバムのことを考えておこう
ウェディングフォトアルバムを結婚式場に頼むか、自分たちでフォトブックサービスに外注するかは、それぞれにメリット・デメリットがありますが、上手に節約できるところでもあります。写真はプロに頼み、アルバムは自分でつくるなど、お金の使いどころを工夫すれば、節約しながら納得のいくアルバムをつくることができます。カメラマンの手配や撮影からアルバムづくりは始まっています。早めに考え始めて、一生の宝物になる素敵なアルバムをつくってくださいね。

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