賢いドレス選びのコツ
ドレス・衣裳

賢いドレス選びのコツ

インスタなどでウェディングドレスを眺めていると、「これがいい!」というものも出てきますが、「好き」と「似合う」はイコールとは限りません。ここでは、自己満足でなく、自分を最も美しく見せてくれるドレスを賢く選ぶポイントを紹介します。

タレントやアーティストがプロデュースしたドレス、インポートドレスで胸元の空きが極端に深かったり、体のラインが露わになるほどの透け感のあるドレスなどに憧れたりもしますが、10年後には色あせて見えたり、着る人を選んだりするので要注意です。

特にインポートドレスのセレクトショップなどは、バイイング時にトレンドの最先端を行くドレスも加えたりしますが、実際にレンタルするというよりは、目新しいビジュアルでお客様を惹きつけたいという目的の方が強かったりします。そのため、雑誌やインスタなどで「素敵!」と思ったドレスに対しては「絶対これが着たい!」ではなく、自分の好みやドレスショップの世界観やセンスを掴むための情報の1つであり、必ずしも自分に似合うとは限らないという心構えで試着に臨むことをお勧めします。

ウェディングドレスにもトレンドはありますが、最終的には何十年後にアルバムを開いても色あせない王道デザインがベストだったりするので、トレンドに惑わされ過ぎないようにしましょう。

ウェディングドレスは普段着よりも体のラインがくっきり出るため、体型のコンプレックスが気になりがちです。「二の腕が太い」というのもよくある悩みの1つです。その場合、オフショルダーや袖付きのドレスを選びがちですが、たとえば、オフショルダーでも幅が細いと、逆に腕の太さが強調されてしまったりします。むしろ、ビスチェタイプで潔く腕を露出した方がすっきり見えるということも少なくありません。

この他、アメリカンスリーブは肩幅の広い花嫁に似合う、スクエアネックは上半身の着痩せ効果があるなど、ラインやネックラインなどに応じた特徴や効果はあるものの、デザインによっては一概にそうとばかりは言えません。「腕が太いから隠さなくちゃ」などと思い込まずにプロのアドバイスを受け入れてみましょう。

日本ではレンタルが主流ですが、場合によっては購入(セルドレス)の方が合理的ということもあります。たとえば、海外挙式後、帰国後パーティーも計画しているなど、2回以上着る予定があるならセルドレスの方がおトクです。もちろん、自分の体型にぴったり合った真新しいドレスを着られるというのもセルドレスの大きなメリットです。同じデザインでレンタルかセルドレスかを選べて、その差額が数万円程度であれば、誰も着ていないドレスを着られる分、追加料金を支払うという考え方もできます。

とはいえ「買ってもその後の収納に困る」といった声もありますが、最近は中古ドレスを買い取るサービスも増えているので、しばらくは思い出として楽しんで不要になったら売るという選択肢もあります。

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