ウェディングドレスの形の種類。プリンセスラインやAラインなどシルエット別に紹介
ドレス・衣裳

ウェディングドレスの形の種類。プリンセスラインやAラインなどシルエット別に紹介

幼い頃から夢見た憧れのウェディングドレスですが、いざ選ぼうとするとあまりにたくさんの種類があって目が回ってしまうかも。

実はウェディングドレスには、印象の決め手になる【シルエット】【デコルテ】【スリーブ】の3つの要素があります。自分にぴったりのウェディングドレスに出合うために、まずはこの基本要素を知ることから始めましょう。

目次

ドレスのボトム、スカート部分の形を指します。大きなスカートと身体にフィットする細身のラインでは第一印象が大きく変わるため、まず最初のイメージ固めはシルエットラインを絞り込むことが大切です。ではどんな形があるのかイラストで見ていきましょう。

誰からも愛される人気1位

誰からも愛される人気1位

裾に向かってゆるやかにスカートが広がる、文字通り「A」を象ったラインです。もっともベーシックな形とされ、年代や体形を問わないため、長きにわたり不動の人気1位を誇ります※。デザインやディティール次第でどんなスタイルも体現できるオールマイティなシルエットです。
※ゼクシィ結婚トレンド調査2021参照

華やかでロマンティックな印象

華やかでロマンティックな印象

大きく広く膨らむスカートが印象的で、その名の通り童話のお姫様のようなシルエットを描きます。そのためスイートでロマンティックな雰囲気を好む、比較的若い年齢層に選ばれる傾向があります。ボリューミーで存在感があるため、ホテルでのバンケットや大聖堂で特に映えるラインです。

お姫様気分を味わえる

お姫様気分を味わえる

絞ったウエストから釣り鐘のようにふんわりとスカートが広がります。プリンセスラインに比べて腰周りにボリュームを持たせた、より姫感の強いラインになります。プリンセスラインと同じく大きな会場で際立ち、特にヒップ周りの下半身カバーを目指す花嫁にもおすすめしたいシルエットです。

ウェディングドレス スレンダーライン

ウェディングドレス スレンダーライン

身体に沿い上から下に流れ落ちるような細身のタイプ。大げさなウエストマークがないのが特徴で、シンプルさやナチュラルさを求める花嫁に支持されます。縦のラインが強調されるので、背が高く見える効果も。コンパクトなシルエットなので、レストランなど小さめの会場でも映えます。

大人の女性の魅力をアピール

大人の女性の魅力をアピール

上半身から膝までぴったりと身体に沿わせ、裾に向かってラインを広げた人魚を思わせるシルエットです。女性らしいボディラインがちょっぴりセクシーで、大人っぽい花嫁姿に仕上げてくれます。クラシカルな会場や教会、レストランでエレガントに着こなしたいドレスです。

ナチュラル志向な花嫁に人気

ナチュラル志向な花嫁に人気

ウエストではなくバスト下に施された切り替えが特徴的なラインです。ナチュラルかつフェミニンなテイストを持ち合わせ、ガーデンやリゾートにぴったり。また視線が高くなるため足が長く見える効果も期待できます。お腹を圧迫しないので、授かり婚の花嫁にもおすすめしたいデザインです。

足元が見える上級シルエット

足元が見える上級シルエット

こちらはボトムのシルエットではなく、膝下~ふくらはぎまでの丈を指します。短め丈とはいえ膝が隠れているため、ミニとは異なりカジュアルな雰囲気のなかにも上品さが漂うシルエットです。動きやすく、レストランやガーデンのウェディングにぴったり。しっかり靴が見えるので、コーディネートの楽しみも増えますね。

ウェディングドレス ミニ

遊び心あふれるカジュアルな印象に

ミモレよりも短い、膝上丈のドレスラインです。もっともカジュアルなタイプなので、小さめの会場や屋外でのウェディングはもちろん、二次会やフォトウェディングによくマッチします。フロントがミニ、バックはロングのアシンメトリーなデザインなどもあり、遊び心のある花嫁姿を希望する人に。


ここまで紹介したシルエットが、どんな体型にフィットしやすいかを下の図にまとめてみました。
下半身にコンプレックスがある場合は、大きめスカートのプリンセス、ベル、Aラインを選ぶと安心。中でもプリンセスラインは横の広がりが大きいので、マーメイドと同様に背が高めだとバランス良く着こなせます。縦ラインに目が行きやすいスレンダー、エンパイアは、背を高くスラリと見せたい人におすすめです。足の露出がOKならミモレやミニも検討してみましょう。

ウェディングドレス シルエット図解

自分の体形に合ったシルエットを選ぼう

鎖骨周りを意味するデコルテの名の通り、ドレスの首&胸のデザインラインです。 ここをどのぐらい、どの形で露出するかが大きく顔映りに影響 するので、なるべく違う種類のラインを試着してみることをおすすめします。

ウェディングドレス ビスチェ

フェイスラインをすっきり見せてる効果あり

ストラップが付いていない、デコルテと肩を潔く露出するタイプで、ベアトップとも呼ばれます。ヌーディなデコルテがフェイスラインもすっきり見せてくれるため、人気の高いデザインです。

ウェディングドレス ラウンドネック

優しく上品な印象を演出

デコルテを丸くU型に縁取り、優しい顔映りにしてくれるラインです。見せ過ぎず隠し過ぎないスタンダードなデザインなので、どんな人にも似合うオールマイティさが魅力です。

ウェディングドレス スクエアネック

クールな印象を演出

胸元をスクエア型に切り取ったデコルテライン。ラウンドに比べるとシャープな印象で、甘く可愛らしいイメージよりも、凛としたクールな花嫁姿を目指す人に適しています。

ウェディングドレス オフショルダー

気になる二の腕をカバー

両肩を出したデザインの袖が上腕にかかり、二の腕をカバーしてくれます。一方で、肩幅のある人はより強調されてしまうため注意が必要。大きく開いたネックラインで小顔効果も期待できます。

ウェディングドレス Vネック

首長効果が期待できる

胸元がV字に切り込んでいるため、デコルテをすっきりと見せ、首長効果が嬉しいライン。V字の深さ次第でセクシーにもキュートにもなるので、幅広いテイストのドレスに取り入れられています。

ウェディングドレス ボートネック

どこかレトロな雰囲気

両肩を直線に近い、ボートの底のような曲線でつないだ、横に大きく開いたライン。どこかレトロな空気感をまといつつ、モード感をも併せ持つ、洗練されたルックスが特徴的です。

ウェディングドレス ハイネック

クラシックな印象

デコルテを見せず、首まですっぽりと覆ったデザイン。露出を抑えることでクラシックな印象を与えます。首が詰まって見えがちなので、首が長い人におすすめしたいネックラインです。

ウェディングドレス ワンショルダー

一着でふたつの顔が楽しめる

片方の肩にのみストラップや袖があるタイプで、アシンメトリーなデザイン性が魅力です。反対側から見るとビスチェラインになることが多いので、一着でふたつの横顔が楽しめます。

ウェディングドレス ホルターネック

フロントとバックスタイルで印象変化が楽しめる

フロントから続くストラップなどを首にぐるりと回し、肩や背中を大胆に露出するタイプです。フロントとバックスタイルのメリハリをつけたい人に注目してほしいデザインです。

女性にとっては腕を出すか隠すかは大きな決断ですね。しかしいずれを選択しても、ウェディングドレスには袖のバリエーションがたくさんあるので、体形カバーと理想とする雰囲気、両方の視点からよく吟味して決めましょう。

ウェディングドレス キャミソール

華奢見え効果あり

ビスチェにストラップが付いたタイプで、細いひもが肩を華奢に見せてくれます。なで肩の人はストラップが滑り落ちやすいので、試着のとき注意して確認してみましょう。

ウェディングドレス アメリカンスリーブ

肩幅がしっかりある人におすすめ

首元から袖ぐりにかけて大きくカットされ、ハイネックやホルターネックと組み合わせてデザインされるスリーブラインです。深いアームラインが映える、肩幅がしっかりある人におすすめです。

ウェディングドレス ロングスリーブ

教会などのフォーマルな会場におすすめ

いわゆる腕に沿って袖があるタイプで、長袖のほか5分丈や7分丈も含みます。特に本格的な教会での挙式の場合、なるべく肌の露出を控えた方がよいとされるので長めの袖が推奨されます。

ウェディングドレス パゴダスリーブ

袖口の揺れ感も可愛いポイント

上腕はぴったりと腕に沿い、肘から袖に向かってフレア状に広がるタイプ。袖口にボリュームを持たせ視線を引くため、二の腕が気になる人や腕が細すぎる人に選んでほしいデザインです。

ウェディングドレス パフスリーブ/バルーンスリーブ

クラシカルな印象に

丸いフォルムの、大きくふくらませた袖で、半袖から肘が隠れる長めのものまであります。緩やかに空気をはらむ大きな袖がロマンティック。クラシカルかつ甘めのテイストを好む人に。

ウェディングドレス フレンチスリーブ

露出控えめな丈感が人気

肩から少しはみ出す程度の、ノースリーブと半袖の間ぐらいのささやかな袖。身頃とつながり、切り替えがないのが特徴です。ノースリーブがいいけれど、肩が出過ぎるのは嫌な人にぴったり。

ウェディングドレス キャップスリーブ

女の子らしいスイートな印象

ちょこんと肩先にのる、ごく短めの袖のこと。プクッと丸みのあるフォルムが、帽子のつばを思わせます。身頃から切り替えてボリュームを出しているぶん、フレンチスリーブよりスイートな印象です。

マーメイドライン+ビスチェ

海外花嫁に憧れる花嫁に

これ以上ないほどコンパクトなシルエットに、全身に這わせた優雅な総レースで大人っぽく。シンプルなラインなだけに、グローブやベールの素材や長さで大きく雰囲気を変えられます。

スレンダーライン+ボートネック+半袖

結婚式も自然体で過ごしたい花嫁に

前から見るとプレーンなスレンダードレスの美しさが引き立ち、後ろ姿は意表をつくVバック+大きめサテンリボンが印象的。シンプルななかにも、甘辛要素の差し込みで印象は自由自在です。

Aライン+オフショルダー

クラシカルな雰囲気が好きな花嫁に

張りのあるミカドシルクに贅沢なカットレースを施した、王道クラシックスタイル。デコルテと二の腕を美しく見せてくれる絶妙幅のオフショルダーが、初々しくも荘厳な花嫁姿に仕立ててくれます。

Aライン+エンパイアライン+ボートネック+バルーンスリーブ

洋服選びはシルエットを重視する花嫁に

中世のプリンセスを彷彿とさせるバルーンスリーブが特徴的。バックスタイルはAライン、前から見るとエンパイアラインの技あり切り替えと、肌を透かせたボートネックが古典美のなかに現代的なエッジを加えています。

プリンセスライン+Vネック+ロングスリーブ

ロイヤルプリンセスに憧れる花嫁に

贅沢なビーズレースの長袖と艶やかなサテン地は、それだけでクラシック度高め。辛口のV字を切り取ったネックラインがケイト妃を思わせる、ロイヤル感たっぷりの楚々とした佇まいのドレスです。

プリンセスライン+ビスチェ

幼い頃からプリンセスに憧れる花嫁に

チュールの量感あるボトムに、さらにオーガンジーの縦ラッフルをオンしてさざ波のように甘く揺れるドレス。キラキラした胸元を太めのサッシュベルトで締めて、スタイルアップ効果もばっちりです。

エンパイアライン+ビスチェ

妖精のような儚さに惹かれる花嫁に

小さな花がちりばめられた胸元からふわりと優しく広がるスカートは、オーガンジーならではの質感です。同素材で作られた大きなリボンと長く引いたトレーンが彩る後ろ姿は、妖精のような可愛らしさ。

Aライン+ビスチェ

ピンクを大人っぽく着こなしたい花嫁に

うっとりするほどドラマティックな、淡いピンクのチュールトレーンに視線が集中しそう。フロント姿のシンプルAラインとヌーディな背中が甘さのなかにピリリとスパイスを利かせ、大人スイートの世界観に。

スレンダーライン+ボートネック+フレンチスリーブ

リゾートやガーデンウェディングに惹かれる花嫁に

透明感あふれるレース地の浅めボートネックとフレンチスリーブが、自然体でいたい花嫁にぴったり。自然に溶け込むように上から下に流れるフラワーモチーフが、リゾートやガーデンによく映えます。

エンパイアライン+Vネック+ノースリーブ

着心地の良さを重視する花嫁に

オーガニックコットンで作られたドレスは、着心地バツグン。ドレスの中で体が泳ぐように、ゆったりと肩ひじ張らずに着こなせます。V字を包むスパンコール刺繍の葡萄の花輪で華やかさも。

ミモレ丈+ラウンドネック+ノースリーブ

フェミニンな雰囲気が好きな花嫁に

軽やかに動けるミモレ丈を、繊細な総レースで優雅に装えます。素材の細やかさでカジュアルに寄り過ぎない、とびきりフェミニンな花嫁姿に。レストランやガーデン、二次会でも活躍しそう。

・らくちんラインに特別感をプラスした【Aライン】+【ボートネック】+【パフスリーブ】

Aライン+ボートネック+パフスリーブ

繊細な刺繍やレースに惹かれる花嫁に

切り替えなしのすとんとした個性派Aライン。背中に立ち並ぶくるみボタンと幾何学レースのパフ袖が、カジュアルならくちんシルエットにハレの日のスペシャル感を添えています。

ウェディングドレス 試着

人生で初めてかもしれないドレス選び。基本のシルエットを押さえたら、なるべくたくさんのパターンを試着してみましょう。自分が想定していたものとは違う形の方が似合った、という先輩花嫁の声多し! です。あなただけの特別な1着に出合ってくださいね。 YouTube「はなよめになるちゃんねる。」では、ウェディングドレスの選び方、運命の1着を探すための試着のコツなども紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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