ホテルウェディングの魅力&
式場見学時のチェックポイント

ホテルウェディングの魅力& 式場見学時のチェックポイント

1泊数万円~10万円以上もするようなラグジュアリーホテルでの結婚式。「ラグジュアリー」「フォーマル」「エレガント」といった言葉が連想されますが、具体的にはどんな魅力があるのでしょうか?ここでは様々なイメージをつくっているポイントを6つに分けてご紹介し、会場見学に訪れたらチェックしておきたいポイントもピックアップしてみました。

地域のランドマークタワーとして根付いているホテルには、日頃から、地元の名士や政治家、文化人など、エグゼクティブクラスの利用者が多く、こうした客層も知的で洗練された空間を形作っている大きな要素の1つです。

「エグゼクティブクラス」と言っても、ホテルブランドや立地によって変わります。たとえば「社長」でも、日頃から若年層の多いエリアや外資系ホテルだと、ITベンチャー系の若手起業家、行政機関が集まっていたり年配層の多いエリアだと、大手企業を率いる60代前後の経営者といった具合です。ホテルのムードも前者の場合だと「華やか」「都会的」「洗練」、後者の場合は「重厚」「クラシカル」「格式」など、雰囲気も変わってくるのです。
名門ホテルならではの非日常感

特に、結婚式を挙げたい時間帯にそのホテルに集まっている客層を観察してみましょう。クラスが同じでも、エリアやブランドによって、客層や空気感がどんな風に違うのかを比べた上で、2人のテンションが上がるホテルを探してみましょう。 ホテルの“顔”とも言われるエントランスは、有名なインテリアデザイナーが設計しているケースも多く、フォトスポットも盛りだくさん。結婚式当日、館内をフォトツアーする際もエントランスは外せません。

撮影スポットとして映える印象的なインテリアやオブジェ、意匠を凝らしたインテリアデザインの他にも、エントランスには、そのホテルが考える「おもてなし」の心が凝縮されています。たとえば、宿泊手続きを行うフロントの位置、ソファの素材・形・配置、照明の明るさや色、BGM、スタッフの制服など、一つひとつにお客様に心地よく過ごしていただくための思想が込められており、中には、リラックスしたい時にホテルのロビーを訪れるといった常連客もいたりします。こうしたディテールもホテルの雰囲気や印象を左右する、重要な要素です。
写真映えするラグジュアリーなエントランス

エントランスのインテリアや家具、景観など、当日、写真を撮りたいスポットを探すと同時に、心地よいと感じられるかどうか、五感を研ぎ澄ませてみましょう。複数のホテルを見学してみると、目に映る景色、聞こえる音、香りなどの違いが分かるので、どのホテルの「おもてなし」が2人の感性にフィットするかを体感してみましょう。 結婚式の前後に宿泊できるのもホテルウェディングのメリットの1つ。たとえば、結婚式の2日前頃からホテル内のサロンでエステやシェービングなどを行い、当日に向けて心身ともに準備を整え、結婚式当日は素敵なパーティの余韻を感じながら豪華な客室で朝を迎えるといった過ごし方もおススメです。
たとえば、結婚式の前泊は母親と新婦で親子水入らず、結婚式当日は新郎新婦2人で余韻に浸るといった過ごし方はいかがでしょうか。前泊すると、客室で花嫁支度できるケースもあるので、前日の夜からお母さんにこれまでの感謝を伝えたり、新生活のアドバイスを聞いたりして、当日の朝は、花嫁支度を手伝ってもらうというのも親孝行な過ごし方かもしれません。
結婚式当日の夜は、新郎と素敵なパーティの余韻に浸ります。楽しかった1日の出来事を振り返り、翌日はホテルの豪華な朝食で目覚めると、夢のような時間を少しだけ延長することができるのではないでしょうか。
結婚式前日・当日の宿泊でプリンセス気分を

前泊・後泊する場合、どんな客室を利用できるのか、当日着るドレスを飾ったり、その様子をプロカメラマンに撮影してもらうことが可能かどうかを確認しておきましょう。ウェディング専用に特別宿泊プランなどがあれば、よりスペシャルでおトク感のあるサービスが受けられる可能性も大です。 1泊数万円以上もするようなラグジュアリーホテルは、心地よい接客にも力を入れています。お客様への声の掛け方、笑顔やお辞儀のルール、挨拶の仕方、歩き方など、各ホテルが考える「心地よい」接客のポリシーが浸透しています。朝礼などで、毎日、挨拶や笑顔を練習した上で、お客様の前に出るといったホテルも珍しくありません。

式場見学でも、ベルスタッフに「〇〇様でいらっしゃいますね」と名前で話しかけてもらえたり、ブライダルサロンを探していたら「何かお探しですか?」と声を掛けてもらえたり、ホスピタリティを体感できます。
ホスピタリティ精神は声の掛け方・笑顔・お辞儀など随所に 朝礼などで挨拶の練習をしているホテルも

複数のホテルを訪問してみると「格式高い」「親切」「大事にされている感じがする」など、受ける感じの違いが見えてきたりするので、2人が心地よいと感じる接客を見つけましょう。当日のサービススタッフはアルバイトも多いですが、サービスキャプテンなどから指導を受けるので、自ずとそのホテルのポリシーが反映されるはずです。 老舗ホテルには数十年以上~100年近く続いている「スペシャリテ」というメニューがあります。いわゆる「看板メニュー」で、ホテルごとにコンソメスープやビーフシチュー、ローストビーフなど様々です。中には、初代総料理長のレシピがそのまま受け継がれているといったメニューもありますが、時代という厳しい試練を乗り越えて愛され続ける、地元の人々にとって憧れの味だったりします。

そのため、婚礼メニューに取り入れると、ゲストの方にとっても「一度は食べてみたかった!」と喜んでいただけること間違いなしです。
数十年受け継がれる伝統の味

試食の機会があればスペシャリテを入れてもらうようにしましょう。料理長などに説明してもらえる場合は、素材に対するこだわり、どんな手間暇がかかっているか、開発秘話、どんな著名人に愛されたかなど、詳しく話を聞いてみると、そのホテルの歴史や料理に対するこだわりを知ることができるのではないでしょうか。 結婚式を挙げたホテルで子どものお宮参りや七五三、両親の還暦祝いなどで会食や記念撮影をするというのは、“ホテルウェディング卒業生”にとってメジャーな楽しみ方の1つですが、実は、もっと粋な楽しみ方もあるんです。

“マイホテル”として利用している常連客の中には、ホテルソムリエのワインアカデミーやシェフの料理教室で学んだり、ホテル内の茶室や囲碁サロンで趣味の仲間と交流したりと、ライフスタイルを豊かにする場所として利用している人もいます。

このように、ラグジュアリーホテルには、宿泊や食事だけでなく、様々に趣向を凝らしているので、自分の感性に合うプログラムを吟味してみるのもホテルウェディングの楽しみ方の1つです。
結婚式後は「マイホテル」として利用できる

結婚式を挙げたお客様専用のメンバーズクラブ制度が用意されているホテルも少なくありません。宿泊や食事を対象とした優待割引、会員専用のサロンやラウンジなどの特典も魅力の1つです。 各エリアでランドマークになるような名門ホテルは、長く愛される理由が盛りだくさんです。そんなホテルの歴史や伝統、こだわりなどをじっくり聞けるのも、結婚式場検討中カップルならではの特権。気になるホテルには足を運んでみて、招待されたゲストもテンションが上がるような素敵ホテルを探しましょう。

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