プロポーズのバラには意味がある?色や本数に込められたメッセージを解説(3/24)

プロポーズのバラには意味がある?色や本数に込められたメッセージを解説(3/24)

プロポーズと共に贈る花束は女性の心をつかむとっておきのプレゼント。近年ではプロポーズ時には花束のみを渡し、婚約指輪はプロポーズ後にふたりで選ぶというカップルも増えているようです。

ここではプロポーズするときに贈るバラの色ごとの花言葉や、本数に込められたメッセージについて解説します。花束を受け取る相手のことを考えたシチュエーションのアドバイスや花束を長く保存する方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 バラの花言葉は本数や色によって異なり、その多くは愛を捧げる際にぴったりの意味が込められています。まずは、赤、ピンク、白、青、黄色など、バラの色ごとに込められた花言葉をみていきましょう。 赤いバラは燃えるハートを連想させるように、情熱的で、プレミアム感もあります。「あなたを愛している」というストレートな愛の言葉が込められているほかに、「愛情」「熱烈な恋」「美貌」といった意味もあります。いつまでも変わらない愛情を伝えたいときは、赤の中でも「死ぬほど恋い焦がれている」という意味がある、紅色・濃紅色がおすすめです。

バラは花だけでなく、葉やつぼみなどにも花言葉がありますが、赤いバラの葉には「無垢の美しさ」「あなたの幸福を祈る」といった意味があります。パートナーの幸福を約束するという強い意志を伝えたい人は定番の赤いバラにするといいでしょう。
プロポ―ズ バラ

「愛を誓う」などの花言葉を持つピンク色のバラは品種が多く、鮮やかなものから淡く可憐な色合いまでさまざまな種類があります。なかでも「愛している」という意味をもつ、鮮やかなピンク色「プリティーピンク」と「かわいい人」の意味をもつ、淡いピンク色「ブライダルピンク」が人気です。

「しとやか」「かわいい人」「美しい少女」「上品」など人柄を表すような意味をもつ色が多いので、相手の雰囲気に合わせて選びたい人におすすめです。
プロポ―ズ バラ

真っ白なバラもプロポーズにはぴったりです。「私はあなたに相応しい」という花言葉に加えて、「純潔」「清純」といった、純白のウエディングドレスを思わせる無垢な意味合いも持っています。

「深い尊敬」という花言葉も持ち合わせているので、相手に対して誠実な思いを伝えるのにぴったりでしょう。
プロポ―ズ バラ

バラはもともと青い色素を持っていないため、自然界に青いバラは存在しません。そんななか、日本の研究者たちがバイオテクノロジーの力で青いバラを誕生させました。これは世界初の出来事であり、発表された2002年当時は話題にもなりました。

この青いバラの誕生とともに「夢が叶う」「奇跡」といった花言葉になったそうです。ふたりが出会った奇跡を祝福するのにぴったりの色といえるでしょう。
プロポ―ズ バラ

ほとんどの色のバラの花言葉にはポジティブな意味がありますが、注意が必要な色もあります。たとえば、黄色いバラは「嫉妬・愛情が薄れる」、黒に近い色は「憎悪・死ぬまで許さない」、赤に白い斑点のあるバラは「戦争・争い」といった花言葉があり、プロポーズにはふさわしくありません。

ふたりのあいだにその色に対して特別な意味やこだわりがなければ、こういった色のバラは避けた方がよいでしょう。
プロポ―ズ バラ

バラの色だけでなく、本数にもそれぞれ異なる意味があります。プロポーズの時に伝えたい想いにぴったりの本数のバラを花束にして贈ることで一層素敵な演出になります。

贈るバラの本数には概ね以下のような意味があります。

・1本:感謝:いつも感謝しています
・2本:誠実:真っ直ぐにあなたを見つめます
・3本:幸福:満ち足りた幸せをあなたに
・4本:信頼:互いに信じ合う心を
・5本:希望:未来を語り合いたい
・6本:愛情:愛を分かち合いましょう
・7本:情熱:誰よりも熱い想いがあります
・8本:真実:うそ偽りのない心を約束します
・9本:尊敬:敬い合える夫婦になりたい
・10本:栄光:輝かしい日々を
・11本:努力:あなたの願いを叶えます
・12本:永遠:いつまでも愛しています
・24本:24時間あなたを想っています
・40本:真実の愛を誓います
・44本:出会いからずっと変わらぬ愛をあなたに
・99本:永遠の愛ををあなたに
・100本:100%の愛情をあなたに
・101本:この上なく愛しています
・108本:結婚してください
・365本:毎日あなたを想っています
・999本:何度生まれ変わってもあなたを愛しています
・1000本:1万年の愛を誓います
プロポ―ズ バラ

ちなみに以下のようにプロポーズには相応しくないメッセージとなる本数もあります。

・13本:ずっと友達でいましょう
・15本:ごめんなさい
・16本:不安な愛
・17本:絶望的な愛

ただし、本数の意味には諸説あり、明確に決められたルールがあるわけではありません。
上記以外でも、たとえば日本では「4」の数字が入っていると縁起がよくないとされていますよね。

そもそもプロポーズはふたりのあいだだけで行われるもの。ふたりの記念日やゆかりのある数字であれば、たとえ上記の本数になってもあまり気にする必要はないでしょう。それよりも渡す際にどういった意味を込めてその本数にしたのかを言葉として添えることのほうが大切です。 「ダーズンローズ」は12本(1ダース)のバラという意味。とある男性がプロポーズとして12本の花を摘んでブーケにして贈ったところ、承諾の返事として女性がブーケから1輪の花を抜いて男性の胸に挿したという逸話にちなんだ、19世紀ヨーロッパに起源をもつといわれる習慣です。近年、日本では「結婚式での公開プロポーズ」という演出として取り入れるカップルも増えています。

代表的な演出例としては、新郎が大切な友人やお世話になった人、両親から「感謝」「愛情」などの意味が込められたバラを1本ずつ受け取り、12本集まったところで「バラ一つひとつが持つ意味のすべてをあなたに誓います」と花嫁に捧げるというもの。花嫁はプロポーズを承諾する証に、1本のバラをブートニアとして新郎の胸に挿します。
プロポ―ズ バラ

愛する彼女に喜んでもらうためにも、とびっきり多い本数の花束やロマンチックなシチュエーションを考えたいですよね。でも、いったん気持ちを落ち着けて実際にプロポーズする時のシーンを「彼女の視点」で考えてみることが大切です。
プロポ―ズ バラ

本数が多くなると花束のサイズも重さも大きくなり、女性が手で持って帰るのは大変になります。1本あたりのバラの大きさやアレンジの方法にもよりますが、100本のバラの花束では約2〜3kg、直径は約50cm、高さは約65cmとかなりのボリュームになります。50本でも「Lサイズの花束」と花屋さんで表現されるような大きさになります。

人目を集めることにもなるので、「徒歩や電車では恥ずかしくて持てない」と彼女を困らせてしまうかもしれません。この場合、ドライブデートやおうちデートなど、花束を持ち帰るのに負担がかからないようなシチュエーションで渡すのがスマートです。

また、ホテルやレストランなどで大きな花束を渡したい場合は、事前にお店で花束を預かってもらえるかを確認しておき、可能ならば事前に届けておきましょう。プロポーズまでの時間を過ごすなか、大きな花束を隠すことに気を取られなくて済みます。また、相手が持ち帰る際のことにも心を配り、ホテルやレストランから郵送できるかどうかを確認しておくなど、負担がかからないようにしておくとよいでしょう。

30〜40本の花束は、花屋さんで「Mサイズ」と表現される大きさになります。それでも花束としての存在感が弱いと感じた場合は、バラと相性の良い他の花やグリーンを加えたアレンジもおすすめです。また、ふたりの思い出の場所で指輪と一緒に渡すなど、本数よりもロマンチックなシチュエーションを狙ってみると良いでしょう。

例えば、車の中などの狭い空間で渡せばバラの香りに包まれる時間を演出することもできます。 色や本数の花言葉だけでなく、プロポーズの思い出の象徴にもなったバラの花束は、いつまでも美しく残しておきたいですよね。そんなふたりには、「アフターブーケ」といって、花束をドライフラワーや押し花にしてずっと手元に保存できる加工方法をおすすめします。

アフターブーケは10万円ほどかかる場合がありますが、加工方法やサイズによっては3万円ほどから作ってくれるショップもあります。バラが枯れてしまう前に保存するためにも、事前に対応店舗を確認しておきましょう。  特別な節目となるプロポーズの際にバラの花束を贈ることは、ふたりの心により鮮明で美しい思い出を残すことになるでしょう。贈る側は恥ずかしがったりせずに、相手の笑顔を思い浮かべてぜひチャレンジしてみてください。バラの色や本数に込められた意味などもきちんと言葉でも伝えれば、きっと感激してくれますよ!
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