フォトウェディングのみのナシ婚は後悔しがち?卒花の体験談や注意点を紹介
卒花嫁インタビュー

フォトウェディングのみのナシ婚は後悔しがち?卒花の体験談や注意点を紹介

近年、結婚式を挙げずにフォトウェディングだけを行うカップルが増えています。結婚式にかかる費用を丸ごと節約できるので、「記念写真だけ残せればOK」という人に向いています。プロのカメラマンにすてきな写真を撮ってもらうという特別な体験ができるのも人気の要因です。でも、結婚という人生の一大イベントに両親やゲストを呼んで、新しい門出を祝ってもらわなくても本当に後悔しないのか、不安もありますよね。

この記事では、フォトウェディングだけにした先輩カップルから聞いた話や、あとから後悔しないために考えておくことなどを解説していきます。

結婚式を挙げず後悔する人は意外と多い

結婚式を挙げず後悔する人は意外と多い

結婚式を挙げずに、フォトウェディングのみにした人は、どんなことで後悔しているのでしょうか。CORDYのウェディングプランナーに聞いた卒花の例を紹介します。

「フォトウェディングが終わってから、両親や友達に晴れ姿を直接見せられなかったことを後悔しているカップルもいます。両親は結婚式を挙げないことに賛成してくれましたが、新婦がフォトウェディングの写真を見せたときに『直接見たかった』と言われ、やっぱり本当は式を挙げてほしかったんだろうな、と思ったそうです。また、友達からフォトウェディングの写真の評判がとてもよかったので、 直接、披露できてたらもっとお祝いしてもらえたんだろうな 、と残念がっていました」

「フォトウェディングだけでなく、結婚式も挙げれば家族や親戚と記念写真を撮ってもらえるとあとから知って、後悔していたカップルもいます。結婚式の写真って、新郎新婦のふたりだけで写っているものが多いから、まさか 当日に家族写真を撮ってくれる式場が多いことを知らなかった んですね。ウェディングドレスを着て親御さんと一緒に写真を撮る機会なんてありませんから、そのためだけでも式を挙げる意味はあるんですよね」

「ウェディングドレスも着たいし、記念写真だけは残そうと、フォトウェディングだけやることにしたカップルでしたが、その後、友人の結婚式に出席するたびに『私も結婚式挙げればよかったな〜』と後悔しているそうです。 フォトウェディングでもドレスは着れるし、記念写真も残せるけど、結婚式でたくさんのゲストに直接祝ってもらえる幸せとは比べものにならない と思います」

ナシ婚でフォトウェディングのみにした人は、 「両親や友人に晴れ姿を見せたかった」「新郎以外の人とも写真を撮りたかった」「たくさんのゲストに直接祝ってもらいたかった」 と後悔している人もいるようです。

結婚式は挙げて後悔することはない

結婚式は挙げて後悔することはない

フォトウェディングでできることは、「花嫁姿になること」と「記念写真を残すこと」 。大きくこのふたつになります。結婚式というイベントは、大勢のゲストと直接会って、祝福してもらうといった特別な体験ができる場でもあるのです。

「たとえば、バージンロードの扉が開く寸前、日頃は不器用な父親が新婦に『幸せになれよ』とつぶやくシーンや、お色直しのエスコート役に指名された祖母が新婦に抱きついて涙を流すような、結婚式ならではの感動的なシーンをいくつも見てきました。

チャペルや披露宴会場は、ゲストが自然と祝福したくなったり、新郎新婦の感謝の気持ちが高まるような設計やムードづくりがされています。 このような空間に集まるからこそ、新郎新婦や家族が絆を感じられたり、これまでを振り返って感極まったりします。式場の独特な雰囲気と、“一生に一度"というセレモニーの特別感が結婚式にはあるんだと思います」(CORDYウェディングプランナー)

フォトウェディングでは、『おめでとう』『ありがとう』といったお祝いや感謝の気持ちを伝えることはできても、 結婚式のような強烈に記憶に刻みこまれるようなシーンを目にすることは難しい でしょう。

結婚式での花嫁が美しいのは、ドレスやヘアメイクの影響はもちろん、内面が幸せに満ちあふれているから 、その美しい姿がゲストや両親の記憶に強く焼きつくのでしょう」(CORDYウェディングプランナー)

フォトウェディングでもプランを選べば楽しめる

フォトウェディングでもプランを選べば楽しめる

フォトウェディングに結婚式のような特別な体験を求めるのは難しいですが、 プランをアレンジすることで、できることは広がります。 両親や親しい友人と晴れ姿で写真を撮ったり、チャペルで式を挙げたような写真を撮ったりすることもできます。

フォトウェディングでも 友人や家族と一緒に撮影できるプラン があります。「両親やゲストに晴れ姿を見せたい」「新郎以外の人とも写真を撮りたい」という人は、結婚の記念写真をパートナー以外の大事な人と残すことができます。

また、スタジオによっては ペットと一緒に撮影できるプランがあるところも 。やや価格が上がりますが、同じ家族として撮影した写真は、一生の記念になるはずです。

家族や友人と写真を撮ったあとに、 少人数で会食ができるプラン もあります。衣装を着たままの会食が可能なところもあり、そこで結婚を祝福されている様子も撮影できます。

結婚式のような準備はあまり必要なく、 食事をするだけなので、新郎新婦の負担が少ない のも嬉しいところです。

式を挙げたような写真を撮りたい人は、 チャペルで撮影できるプラン がおすすめです。チャペルスタジオのあるフォトスタジオを探してみましょう。

憧れのバージンロードを歩みながら、セレモニー風の写真が撮れるのが魅力です。指輪の交換やベールアップなど、結婚式のワンシーンのような写真を残せます。

憧れのチャペルでも撮影は可能

憧れのチャペルでも撮影は可能

挙式やフォトウェディングにとらわれずに、 別で食事会を開くのもひとつの手です。そこでフォトウェディングで撮影した写真を投影すれば、晴れ姿をお披露目することができます。

披露宴ほど手をかけたくはないけれど、友人知人に結婚の報告をしたいという人におすすめです。

ふたりの趣味のアイテムを持ち込んだり、思い出のロケーションで撮影すれば、写真にふたりらしさを刻みつけることができます。

ぜひスタジオと相談して、結婚を決めた瞬間のふたりの気持ちまで映りこむような写真を残してください。

節約もできて晴れ姿を大切な人に見てもらえる家族婚

節約もできて晴れ姿を大切な人に見てもらえる家族婚

「本当に結婚式を挙げなくて後悔しないかな」と不安な気持ちはあるけど、本格的な結婚式はお金もかかるし、ちょっと大げさかも……そう感じる人は、 少人数で行う家族婚 を検討してみるとよいでしょう。

家族婚とは、少人数で行う結婚式です。プランによって、親戚のみが集まる10人ほどの式から、親族と親しい友人のみを呼んで行う30人ほどの式などがあります。披露宴ほど大々的にとはいきませんが、 親戚と親しい友人のみを集めて、ささやかなセレモニーが行えて、写真も残すことができます。

費用は人数によって様々です。 挙式のみ行うなら10〜30万円会食をプラスするなら100〜150万円ほどが相場 となります。家族婚は結婚式場やホテルなどが行なっているプランであることが多く、一般的な結婚式よりは安く抑えることができます。

一般的な家族婚のプランには、記念写真も含まれていますが、「もっとたくさん写真を撮りたい」「式とは別で二人の思い出の場所で撮影したい」などの希望があれば、家族婚にフォトウェディングをプラスするとよいでしょう。

ふたりが納得する結婚の形を探そう

ふたりが納得する結婚の形を探そう

通常の結婚式では、イベントがたくさんあります。バージンロードを父親と歩いたり、誓いを立てる荘厳な式、披露宴では友人たちの出しものに、両親への手紙、お色直しにいたるまで、そのどれにも意味があり、招いたゲストたちと交わした会話とともに一生の思い出として心に残るでしょう。

ちなみに卒花嫁に「結婚式で最も感動した瞬間は?」と質問すると、「 チャペルの扉が開き、ゲストの笑顔や嬉し涙を見た瞬間 」と答える人が大半です。それは、 自分の幸せを願い喜んでくれる人に囲まれて生きてこれたことへの感謝や喜びを実感するから です。

結婚式は人生における、特別なイベントです。もちろん、結婚式を挙げずにフォトウェディングのみにするカップルにも「結婚式にかかる費用を節約したい」「祝福されることに抵抗がある」など、それぞれの理由があるでしょう。でも、結婚式を挙げないことに不安があったり、結婚式自体に少しでも興味があるなら、あとから後悔しないように、事前にふたりでしっかりと話し合うことをおすすめします。

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