目次
- ■そもそも引き出物とは?
- ■引き出物を選ぶときに気をつけるポイント
- ■引き出物の相場は、ご祝儀の10%程度
- ■卒花に選ばれている人気の引き出物
- ■ウェディングのプロに聞く!本当に嬉しい引き出物とは?
- 1.自分ではなかなか買わないワンランク上の日用品
- 2.ゲストの好みやライフスタイルを考えたアイデアギフト
- 3.ご当地名物
- 4.食卓を彩るテーブルウェア
- 5.非日常感のあるグルメ
- ■ウェディングのプロに聞く!もらって困った引き出物
- 1.ブランド食器
- 2.自分なりのこだわりに合わないもの
- 3.品数は多いが1つずつが小粒
- 4.カタログギフト
- ■ウェディングのプロ直伝本当に喜ばれる引き出物選びのコツ
- 1.ゲストのライフステージや好みをリサーチ
- 2.自分でも試してみる
- 3.生活雑貨はシンプルなデザインを
- 4.品数に捉われすぎない
- 5.相手に負担をかけない
- ■引き出物は宅配できる時代
- ■相手を思い浮かべながら引き出物を選ぼう
■ そもそも引き出物とは?
引き出物は、結婚式に来てくれたゲストに、新郎新婦が贈るお礼の品です。
ご祝儀のお礼として渡すものなので、ご祝儀ひとつに対して引き出物もひとつ用意します。つまり、夫婦や家族で参加してもらい、ご祝儀がひとつだった場合は、引き出物もひとつでOKです。
・基本は「メインの品+引き菓子+縁起物」の3点セット
引き出物は2、3品にするのが一般的です。
最近は、縁起物を入れずに2品にする人も増えていますが、割り切れる数字だと縁起が悪いと考える人もいるため、そういった場合はゲストによっては奇数にして贈り分けるのもよいでしょう。
また、地域によっては伝統的な引き出物が決まっていたり、金額や品数が一般的な相場と違ったりします。両親や式場のスタッフに相談してみてください。
■ 引き出物を選ぶときに気をつけるポイント
・重いものやかさばるものは避ける
引き出物選びは迷ってしまうと思いますが、必ずおさえておきたいポイントがあります。
まず、重いものやかさばるものは避けることです。ゲストは正装で来ていますし、女性はヒールを履いていることが多いので、大きくて重い荷物を持って帰るのは大変。コンパクトなものや軽いものなど、持って帰りやすいものを選ぶようにしましょう。
これまでは、引き出物は挙式当日に持ち帰るのが一般的でしたが、最近では、後日ゲスト宅まで届けてくれる引き出物の宅配サービスもあるので、そのようなサービスを使えば、重さや大きさを気にする必要はありません。
・プチギフトは引き出物にカウントしない
キャンドルサービスでゲストのテーブルを回るときや、お見送りのときに渡すプチギフトがあります。ゲストに渡すものですが、これは引き出物にはカウントしません。
ちなみに、プチギフトの相場は、1人あたり200〜400円ぐらいです。
・のしは「結び切り」を選ぶ
引き出物にはのしをつけます。紐の端が上を向いた「結び切り」という結び方を選んでください。
上に入れる文字は「寿」にするのが一般的です。下には自分たちの名前を入れます。
これらは引き出物を買ったお店で手配してもらえますが、マナーとして覚えておくといいでしょう。
・引き出物用の紙袋は全部同じものにする
引き出物を購入する際に、忘れてはいけないのが紙袋です。何枚ほど必要か確認し、あわせて準備しましょう。
贈り分けをする場合も、紙袋は統一します。明らかに差がある引き出物になるのは失礼なので、紙袋の大きさもそろえるようにしてください。
■ 引き出物の相場は、ご祝儀の10%程度
引き出物の相場は、メインの品をご祝儀の10%程度にするのが一般的です。そして、引き菓子と縁起物はそれぞれ1,000円程度が相場です。
ゲストやご祝儀の金額ごとに引き出物の相場をまとめると下の表のようになります。
・3、4パターンの贈り分けをしよう
「引き出物って1種類準備すればいいと思ってた」と驚く人もいるかもしれませんが、実はご祝儀の金額を想定して、それに合ったものを用意することがマナーなのです。
2022年のゼクシィ結婚トレンド調査によると、招待客との間柄や年齢層、ご祝儀の額などによって、3、4パターンの贈り分けをしている人が多いようです。
ちなみに、先輩花嫁が準備した引き出物の平均価格は、ひとりあたり6,900円でした。
■ 卒花に選ばれている人気の引き出物
では、実際にどんな引き出物が選ばれているのでしょうか。
卒花に人気の引き出物を見ていきましょう。
<卒花が選んだ引き出物トップ3>
1.カタログギフト…89.5%
2.食器…25.2%
3.タオルなどの生活品…16%
※複数回答 ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ
約9割の人がカタログギフトを選んでいます。カタログギフトならゲスト自身に欲しいものを選んでもらえるので、ハズしてしまうリスクを減らせるという気持ちが読み取れます。
<卒花が選んだ引き菓子トップ3>
1.バームクーヘン…47.5%
2.ケーキ類…18.1%
3.クッキー…14%
※複数回答 ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ
約半数の人がバームクーヘン、次にケーキ類、洋菓子、クッキーと続きます。
バームクーヘンが定番化している理由は、切り口が幾重にも重なった樹木の年輪のように見えることから、「末永く夫婦関係を重ねていけますように…」といった願いを込めて縁起物になっているためです。日持ちすることも贈りやすいポイントのひとつです。
■ ウェディングのプロに聞く! 本当に嬉しい引き出物とは?
ただ、ウェディングプランナーや式場支配人、ブライダル企業の経営を経験したウェディングのプロ達によると、よく選ばれているからゲストも満足しているかというと、そうとは限らないと言います。
では、ゲストがもらって嬉しい引き出物とはどういうものなのか、CORDYウェディングプランナー10人に聞いてみました。
「この人に相談してみたい!」というプランナーがいたら、無料で指名相談も受け付けていますので、以下のボタンよりお問い合わせください。
1.自分ではなかなか買わない ワンランク上の日用品
たとえば、スーパーやドラッグストアではお目にかかれないワンランク上の洗剤、数千円レベルのタオルなど。
日常生活に欠かせないグッズでありながら、贅沢感やおしゃれ感のあるものは、日々の暮らしに彩りを与えてくれます。また、生活必需品なので使い道に困ると感じる人も少ないでしょう。
-もらって嬉しかった-
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CORDYウェディングプランナー norina 「電子レンジOKの陶器製タッパー。ブランドものでしっかりした造りなので長く愛用している。
私の出身地、沖縄では引き出物の相場は1000円~、高くても2000円前後。カップとコーヒーのセットでも、1000円前後に収まるような品物がほとんどだったが、このタッパーは2500円ぐらいはすると思う。
相場よりも高額なものをもらえたことに加え、料理好きという私のバックグラウンドも考えて選んでもらえたことが伝わり、嬉しかった」
-自分が贈るなら-
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CORDYウェディングプランナー mayu 「高品質なタオル。洗顔後、ふわふわのタオルに包まれる瞬間は癒しのひと時だと思う。大切な人にもそんな体験を贈りたい。
自分の結婚式でも「藤高」というブランドのタオルを引き出物に選んだ。
実際に触ってみて、手触りがよかったことはもちろん、創業100年という歴史も『誰に贈っても恥ずかしくない』と自信を持てた。
好みが分からない相手にも、無地なら自宅のインテリアに馴染まないという心配もないと思う」
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CORDYウェディングプランナー akihiko 「ひとつだけ挙げるなら『THANN/タン』のスキンケアライン。
世界の高級ホテルでもアメニティとして採用されているものの、日本では取り扱いショップも少ないので知る人ぞ知るブランド。珍しいので特別感があると思う。
ハンドウォッシュやハンドクリームなら、男女問わず喜んでいただけるのでは?」
2.ゲストの好みやライフスタイルを考えたアイデアギフト
ゲストの趣味や嗜好、ライフスタイルなどにぴったりのギフトは、「自分のことを考えてくれたんだな」などと、心遣いが伝わり嬉しくなるもの。
CORDY編集部としても、もっともおすすめしたい贈り方です。
ただし、相手が本当に喜ぶものをイメージできるかどうかは親密さの度合いにもよります。親友や親しい親せきなど絆の深い相手には、ぜひ、じっくり考えて選んでみましょう。
-もらって嬉しかった-
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Dr.CORDY 「記憶に残っている引き出物が2つある。
1つはモンクレールのポロシャツ。職場の部下の結婚式の引き出物。同じブランドのダウンジャケットを愛用していることや、夏場によくポロシャツを着ていることなど、普段の私を思い浮かべながら選んでくれたことが伝わった。
もう1つは、スターウォーズのポートレート。ダース・ベイダー役の直筆サインが入った1点モノ。同じく職場の部下が引き出物としてプレゼントしてくれた。
新郎は、私と同じスターウォーズファン。ファンとして自分も欲しいと思うものを考えてくれたのだろう。今も部屋に飾ってある。
私は年に10組以上の結婚式に参列していた時期もあり、そのことは部下たちも知っている。引き出物ももらい慣れているから、『月並みなものは喜ばない』という前提で工夫してくれたことが嬉しい」
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CORDYウェディングプランナー ikkei 「友人との会話のなかでポロっと言った言葉をヒントに選んでくれた引き出物。
1つは夫婦箸。結婚式の前に新郎と飲み行った時、「実は自分も結婚することになった」と言ったことを覚えてくれていた。
独身の頃は「夫婦箸なんて喜ばれる?」と思っていたけど、案外嬉しいものだった。
もう1つは、琉球ガラスのロックグラス。会社の同僚だった新郎と何気ない会話の中で「泡盛にハマっている」と言ったことを思い出した。何気ない会話を覚えていてくれたんだなと嬉しくなった」
3.ご当地名物
とくに県外在住のゲストは、旅行気分で結婚式に参列する人も多いでしょう。そんなゲストには、ご当地名物もおすすめです。
ポイントは、地元では有名だけど全国的にはさほど知られていないもの。よく見かけるお土産ではないけど、地元では誰もが認めるグルメや銘菓などを贈れば、「こんな名物もあったのか!」というサプライズもプレゼントできるのではないでしょうか。
-もらって嬉しかった-
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CORDYウェディングプランナー misato 「浜松餃子の詰め合わせ。浜松出身の友人の結婚式の引き出物だった。それまで旅行で訪れる機会の少ない土地だったので、お土産感覚で楽しめた。
このふたりは二次会の景品などにもご当地モノをチョイスしていた。県外のゲストが多かったため、遠くから足を運んでくれるゲストに旅行気分も楽しんでほしいという心遣いが読み取れた」
4.食卓を彩るテーブルウェア
最近は「持ち帰るのに重い、かさばる」といった理由で敬遠されがちな食器類ですが、相手のライフスタイルに馴染めば、食卓に華を添える贈り物ができます。
ただし、主張の強いデザインはかなり難易度が高いことを肝に銘じましょう。もし、手持ちの食器類と相性が合わなければ「使いにくい」と困らせてしまうリスクがあります。
-もらって嬉しかった-
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CORDYウェディングプランナー asuka 「落ち着いた色味の大皿。おそらく作家ものだと思う。10年以上前にいただいたものだが、週に2回は食卓に登場するほど活躍している。
簡単な料理も盛り付けるだけで、ワンランクグレードアップして見え、食卓が華やかになる。
もらった当時は、『重い、かさばる』などネガティブな印象の方が強かったが、後になって『大皿って意外と自分で買わないものだな』と、気付かされた。大皿は大勢が集まる機会でもなければ使わないと考えがちだが、夫婦ふたりでもひとつの料理をシェアするシーンで重宝する。
贈り物から『夫婦団らんの時間を大切に』というメッセージが伝わる」
5.非日常感のあるグルメ
食卓に並ぶとテンションがあがる特別感のある食材やお菓子、百貨店クオリティの調味料など、非日常感のあるグルメは相手を選びません。
「食」は、ほぼ全ての人が興味のあるフィールド。ちょっと贅沢なグルメは、ゲストの日常に小さな幸せを与えてくれるのではないでしょうか。
ただし、相手の好みが分からない場合は、好き嫌いの分かれにくいものを意識しましょう。
-もらって嬉しかった-
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CORDYウェディングプランナー reina 「友人の結婚式でもらった『ロイヤルブルーティー』のボトル入り高級緑茶。
香りがよくて飲みやすく、飲んだ瞬間に違いが分かった。
人にもすすめたいと思って贈ったこともあるし、今もプレゼントをする機会があれば、候補に入れている」
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CORDYウェディングプランナー ikkei 「『治一郎』のバウムクーヘン。バウムクーヘンの概念が変わるほどおいしくて感動した。引菓子でもらって以来、帰省の手土産や家族へのお土産に選ぶほどファンになった」
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CORDYウェディングプランナー misato 「叙々苑の『焼肉ライスバーガー』(冷凍)。クール便で届いた。誰もが知る高級店、且つ珍しいメニューだったのも嬉しかったポイントのひとつ」
-自分が贈るなら-
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CORDYウェディングプランナー reina 「ドレッシングや岩塩などかけるだけで普段の料理がグレードアップするような調味料。
実は、過去に縁起物として鯛飯セットをもらったことがあり、セットに入っていた鯛は頭を取らなければならないなど、意外に調理に手間がかかり困ったことがある。特別感はありつつも手軽さは必須条件だと思う」
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CORDYウェディングプランナー misato 「グルメ特化のカタログギフトは自分でも実際に自分の結婚式の引き出物にも選んだ。
海の幸・山の幸はもちろん、フルーツやスイーツなどラインナップが幅広く、それぞれの好みやライフスタイルに合わせて選んでもらえると思えた。カタログ冊子には、生産者の顔やつくり手の想いがクローズアップされていて、品質へのこだわりも感じられた」
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CORDYウェディングプランナー ikkei 「焼きモンブランは、実際に食べてみて、人におすすめできると思えたお菓子。
味がおいしいのはもちろん、和菓子と洋菓子の中間ぐらいで年配ゲストなどにも喜ばれると思った。親族などへのギフトとしてもおすすめ」
■ ウェディングのプロに聞く! もらって困った引き出物
ここからは、ウェディングのプロが、もらっても嬉しくなかった、むしろ困ったという引き出物を紹介します。
もちろん、相手の家庭環境や好みによりますが、一見すると値打ちがありそうなのに、意外と喜ばれていないものもあります。
参考にしてみてください。
1.ブランド食器
有名ブランドの皿やグラスなどは、価値が伝わりやすいと考えがちですが、誰もが喜ぶとは限りません。
CORDYウェディングプランナーの中には「箱にしまったまま、持てあましている」という人もいました。
-もらって嬉しくなかった-
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CORDYウェディングプランナー reina 「ブランドのカラーにリボンの絵柄が入っているお皿。
他の食器とテイストが合わないので、来客時などにも出しづらい・・・」
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CORDYウェディングプランナー mayu 「ブランドもの食器のなかには、世界観が強すぎて食卓で浮いてしまうものも多い。いつか使うことがあると思って取っておいたけど、引っ越しの時に泣く泣く処分した。
ブランドものを選ぶ理由として、手提げ袋にもそのブランドのロゴが入ることに価値を感じる人もいるけど、ゲストにはあまり伝わらないと思う」
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Dr.CORDY 「経営者という立場上、結婚式に招待される頻度が高く、同じブランドの食器類をたくさんもらってきたが、ほとんど箱から出さずにしまってある。
皿やグラスはなかなか割れないので、新調する機会もなく開ける機会を逃している」
デザインが特徴的、個性的な食器は、趣味を熟知しているゲストへの贈り分けなど、確信を持てる相手に絞ることをおすすめします。
2.自分なりのこだわりに合わないもの
ファッションアイテムやテーブルウェアなど、好みが分かれやすいものは失敗するリスクが高いようです。
たとえば、料理好きだからという理由でキッチングッズを選んでも、すでに持っていたり、好みに合わないなど、相手のこだわりが強ければ強いほど、難易度が上がってしまいます。
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CORDYウェディングプランナー masami 「職場の後輩に柄物のネクタイをもらった。
『持っていなさそうなデザインを』と考えてくれたようだが、大人っぽく見せたいという自分なりのこだわりで無地を選んでいるので、いざ柄物を着けようとすると違和感がある」
3.品数は多いが1つずつが小粒
引き出物は、メインの引き出物・引菓子・縁起物の3点セットが基本とされていますが、費用が分散してしまうために、一つひとつを見るとチープでありがたみが薄いというケースも・・・
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CORDYウェディングプランナー kanako 「有名なボディケアブランドの引き出物は、正直嬉しくなかった。
ボディソープなど3000円程度の詰め合わせだったと思うが、そのブランドといえば「コレ!」という看板商品も入っておらず、期待外れだった。
1点でも『これなら!』と自信を持っておすすめできるギフトの方が喜ばれると思う」
4.カタログギフト
カタログギフトは、卒花が選んだ人気の引き出物ナンバーワンですが、もらう側としては必ずしも嬉しくないようです・・・
CORDYで、Instagramのストーリーズによるアンケート調査を行ったところ、「選びたいものがない」と思ったことがある人は83%に上りました。(2022年調べ)
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CORDYウェディングプランナー akihiko 「カタログギフトには『システム料』という手数料がかかる分、商品原価にかけられる費用が低くなってしまいます。結果として、値段に見合わないと感じる商品も増えてしまいます。
また、もらった人には多くのラインナップの中から『選ぶ』という手間がかかってしまいます。カタログギフトを贈るなら、時間に余裕があって選ぶ手間も楽しめるようなゲストにおすすめです」
「システム料」とは、カタログギフトを贈られた人が注文して商品が手元に届くまでにかかるオペレーション費用を指します。
カタログギフトメーカーに欲しい商品を申し込むと、カタログギフトメーカーから商品の販売元へ発注、販売元のショップやブランドから注文者へ商品が配送されます。この一連の流れにかかる事務作業や送料に費用がかかるため、割高になってしまうわけです。
■ ウェディングのプロ直伝 本当に喜ばれる引き出物選びのコツ
本当に喜ばれる引き出物を贈ろうとすると、相手の好みや家庭環境、家族構成などを考えてイメージを膨らませる必要があります。
では、どのように考えればよいのか、ウェディングのプロに引き出物選びのコツを聞いてみました。
1.ゲストのライフステージや好みをリサーチ
たとえば、子どもの頃はよく遊んだいとこや親せき、中学時代の親友など、久しぶりに会うゲストは、今のライフステージや好みなどが分からないのではないでしょうか。そんな人は、近しい人を通じてリサーチしてみましょう。
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CORDYウェディングプランナー misato 「いとこや親せきなら自分の親を通じて、ある程度リサーチできる。
たとえば、一人暮らしをスタートする、そろそろ結婚を考えているなど、少しでも状況が分かればその人にぴったりの引き出物を選ぶ手掛かりになる」
2.自分でも試してみる
相手の好みも大切ですが、自分が自信を持っておすすめできるかどうかは大前提。
可能なら、ゲストに贈る前に自分でも試してみましょう。
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Dr.CORDY 「過去の経験から『コレなら間違いない!』と思えるものがあれば越したことはないが、思い当たらなければ候補を探して、試しに自分でも買ってみたり、サンプルなどがあれば取り寄せてみることをおすすめする。
ただし、時間的な余裕が必要なので式場が決まったらすぐにでも選びはじめたいところ」
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CORDYウェディングプランナー ikkei 「全てのゲストにぴったりなギフトを選ぶのは難しいので、迷ったら自分の感覚を信じるしかない。
自分が自信を持っておすすめできるお菓子などは大抵の人には喜んでもらえると思う」
3.生活雑貨はシンプルなデザインを
食器やタオルなどの生活雑貨を贈るなら、好みが分からない相手ほど、デザインはシンプルなものを選びましょう。
シンプルなデザインなら、趣味や好みを選ばず使いやすいと感じてもらえるでしょう。
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CORDYウェディングプランナー mayu 「個性的なデザインも、その人の好みやインテリアの雰囲気に合えば良いが、合わなければ悪目立ちしてしまう。
デザインがシンプル、且つ機能性が高ければ尚良い。食器なら電子レンジOK、タオルなら極上の肌ざわりなど、高機能なら使い道がある」
4.品数に捉われすぎない
冒頭で引き出物は、「メインの品+引き菓子+縁起物」の3点セットが基本と紹介しましたが、品数を減らして1品ずつのクオリティを高めてゲスト満足度を上げたいと思う人もいるでしょう。
そんな時は、捉われすぎる必要はありません。
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CORDYウェディングプランナー kanako 「たとえば、メインの品3000円、引菓子1000円、縁起物1000円など、3品選ぶために1つずつがチープになってしまうなら、5000円の品を1点豪華主義でもらう方が嬉しい人も多いと思う。
マナーが気になるなら『しきたりには外れているけど、本当に喜んでもらえるものを贈りたくて・・・』などと一言添えると失礼にあたらないし、気持ちも伝わると思う」
5.相手に負担をかけない
調理に手間のかかる食材、持ち帰るのに重たい食器、背が高くて棚に収まらないシャンパングラスなど、相手が負担に思うようなアイテムは避けたいところ。
食べたり使ったりするとなくなる「消えもの(消耗品)」なら、置き場に困るなどの負担をかけません。
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CORDYウェディングプランナー reina 「基本的に贈り物は、相手が自分の意思で選ぶものではないので、想像以上に手間暇がかかるようなものはNG。
食品なら、ふたを開けるだけで食べられる、調味料ならかけるだけでおいしくなるなど、特別感を備えつつも手軽さは必須条件だと思う」
■ 引き出物は宅配できる時代
結婚式の引き出物といえば、式場のロゴが入った紙袋に入れて持ち帰るものというイメージがある人が多いのではないでしょうか。
でも最近は、結婚式の翌日などにゲストの自宅へ配送するスタイルも広まってきました。
主なメリットは以下の3つ。
1.ゲストの荷物を増やさない
ゲストは引き出物を持ち帰る必要がありません。とくに女性ゲストなどは、バッグや靴までトータルコーディネートしている人も多いので、ゲストのおしゃれも邪魔しません。
2.重さやサイズを気にせず選べる
お米や食器など、相手が喜ぶと思っても持ち帰りの負担を考えると避けがち。でも宅配なら心配無用。純粋に喜んでもらえるかどうかを考えて選べます。
3.持ち込み料がかからない
式場提携以外のお店で引き出物を用意する場合、式場側でギフトを紙袋につめる手間や、保管料として「持ち込み料」がかかりますが、引き出物宅配なら一般的に持ち込み料はかかりません。
CORDYでも引き出物宅配サービス「CORDY BOX」をご用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。
■ 相手を思い浮かべながら引き出物を選ぼう
60名、70名などたくさんのゲストを招待する結婚式では、一人ひとりとじっくり話すことは難しいですが、引き出物には感謝の気持ちを込めることができます。
ギフトは「自分のために選んでくれた」という気持ちがうれしいもの。
ゲストのグループやご祝儀の額に応じて「贈り分け」するのは当然ですが、時間があれば、一人ひとり異なる、それぞれにぴったりのギフトを選んでも構いません。
一人ひとりの顔を思い浮かべながら選ぶプロセスは、結婚式当日、ゲストへの感謝をより強く感じながら過ごすための準備にもなるのではないでしょうか。
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CORDYウェディングプランナーakihiko
プランナーや会場支配人のほか、タキシードコーディネーターやサービススタッフなども経験。所属会場オリジナルのギフトカタログの運営にも携わった経験から、ゲストが喜ぶ引き出物の提案が得意。自宅で待つ参列者の家族にまで配慮し、見えないところでもふたりの好感度が上がるよう心がけている。
おすすめは「引き算の結婚式」。時には、余興や演出などを減らすようアドバイスすることも。「会話でも写真でも新郎新婦とのふれあいがゲストの記憶に残るような結婚式をおすすめしています」
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CORDYウェディングプランナーasuka
ブライダル業界30年。プランナーやパーティを取り仕切るサービスキャプテン、支配人などブライダルの現場だけでなく、人材採用や教育など人事部門にも長く携わる。
強みは親心を思いやるプランニング。きっかけは、自身の結婚式で親を「ゲスト」と見なし、準備に巻き込まなかったことを強く後悔したこと。
「親も結婚式の主催側。衣裳や料理など子どもと一緒に選んだ感覚を持ってもらうことで、しっかり送り出せたという満足度にもつながるのではないでしょうか」
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CORDYウェディングプランナーikkei
大手専門式場に12年間在籍。延べ1300組以上ものお客様を担当し、結婚式のトータルコーディネート経験が豊富です。おススメは、お開き後、ゲストが「2人らしかったね」と言ってくれるような結婚式。
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CORDYウェディングプランナー kanako
プランナー歴7年。大阪と横浜のゲストハウスに在籍し、年間80組以上を担当。会場見学のご案内から結婚式当日のディレクションまでお手伝いする。
おすすめはふたりとゲストの距離が近いパーティスタイル。
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CORDYウェディングプランナーmasami
17年間、関東のゲストハウスで勤務。式場見学のご案内から当日までの打ち合わせ、支配人まで経験。
強みは「モノ」ではなく「コト」の提案。様々なアイテムを通じて、どんなシーンが生まれるのかをイメージしてもらい結婚式へのワクワク感を高める。
おすすめは、誰に・何を伝えたいかが明確な結婚式。「たとえば、演出は一つひとつターゲットを絞る。メッセージがくっきりするので、結果的に多くのゲストに共感してもらえます」
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CORDYウェディングプランナーmayu
大手ゲストハウスに8年間在籍。新規会場案内をメインに延べ1200組以上を担当。20代前半の若い新郎新婦からパパママ婚など幅広いお客様を担当する。おススメはゲストと触れ合う時間の多い結婚式。
YouTube「はなよめになるちゃんねる。」のメインパーソナリティという一面も。結婚式の真実をセキララに語る姿に、多くのファンが信頼を寄せている。
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CORDYウェディングプランナーmisato
ジュエリーコーディネーター2年、リゾートウェディングのプランナーを3年経験。結婚式を挙げたばかりの卒花でもある。出身地が異なるカップルの結婚式を多く手掛けてきたことから、各地の風習をいいとこ取りした地域色豊かなプランニングが強み。
準備中は、結婚式に対するふたりの温度差をなくすことを心掛けている。
「結婚式はふたりのもの。どちらかが負担を感じたり寂しい思いをしないよう、やる気スイッチを見つけるようにしています」
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CORDYウェディングプランナーnorina
7年間、沖縄リゾートウェディングのプランナーとして、会場見学のご案内から当日運営まで担当。
大事にしているのは、ゲストが無理なく楽しめるかどうか。ゲスト目線に立って、快適で心から楽しめるパーティを企画している。
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CORDYウェディングプランナーreina
ウェディングプランナーを約5年間、式場紹介カウンターでのアドバイザーを約4年間経験。式場を決める前の段階から、そのカップルの価値観に合う結婚式のイメージをつくりあげることが強みのひとつ。
おすすめは、マナーやしきたりに捉われすぎない結婚式。ふたりの価値観に照らし合わせて必要のないものは省略してOK。「結婚式の本質はゲストと結婚の喜びを分かち合うこと。そこを一番に考えてベストな結婚式へ導きます」
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Dr.CORDY
ブライダル業界30年。本業は経営者で大手ブライダル企業の創業者としての顔も。経営的な視点はもちろん、結婚式場の設計や結婚式当日の接客業務まで経験し、結婚式を様々な角度から捉えている。
年間10組以上の結婚式に参列するなど、顧客体験もプロレベル。結婚式のプランニングで最も大切にしているのはゲスト満足。
「4000円もする専門店のハンガー。高級ハンガーなんて自分では買わないけど、もらったら嬉しいし大切な服をかけてみたくなる。日用品だけど、おしゃれで長く使えるようなものは、大抵の人に喜ばれると思う」