結婚式で流す「ムービー」はどんな内容や長さが一般的? プロフィール以外の種類も紹介
CORDY「ウェディングオンラインショップ」で人気のムービー制作サービスも併せてご紹介するので、結婚式をふたりらしく盛り上げるための参考にしてみてください。
■ 人気のムービー演出3種類
ゲストに楽しんでもらえるムービー演出を紹介
結婚式で上映されるムービーには、どのような種類があるのでしょうか? まずは、披露宴で流されることが多い3種類の映像をご紹介します。
①オープニングムービー
来場の感謝や披露宴のテーマを伝える役割
結婚式に映像演出を採用したカップルのうち60.4%※が流している
という「オープニングムービー」。披露宴において、新郎新婦が入場する直前に流されるもので、ゲストに対して来場の感謝を伝えたり、これから始まる披露宴のテーマや雰囲気を予感させたりと、とにかく華々しく盛り上げるといった役割を担っています。
上映時間は1分半〜3分ほど。内容の自由度は高く、たとえば新郎新婦の自己紹介や、前撮りや結婚式の事前準備をしている様子や、有名な映画やドラマのパロディ、ほかにも披露宴の祝辞や余興に携わるゲストの紹介など、さまざまなパターンがあります。
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②プロフィールムービー
お色直しで中座しているあいだに流すのが一般的
「プロフィールムービー」は、新郎新婦の生い立ちや、ふたりが出会った場面、結婚に至るまでの経緯などを紹介する映像です。お色直しで新郎新婦が中座しているあいだや、披露宴の歓談中に流すのが一般的。結婚式で映像演出を行ったカップルのうち、93.3%※がプロフィールムービーを採用しています。
動画の長さは5〜10分ほどで、初めに新郎について、次に新婦について紹介し、最後にふたりの出会いやこれまでの思い出にふれる構成が人気です。
プロフィールムービーのメリットは、お互いのゲストに結婚相手のことを詳しく伝えられること。ムービーには、ゲストも写っている写真を多く取り入れるようにすると、より楽しんでもらえるでしょう。
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③エンドロール(エンディング)ムービー
当日の様子を流す「撮って出し」も人気
披露宴の最後に流す映像が「エンドロール(エンディング)ムービー」です。長さは3〜5分ほどが一般的。事前に作成しておくタイプと、結婚式当日の様子を流す「撮って出しエンドロール」の2種類があります。結婚式にエンドロールが採用される割合は、オープニングムービーと同程度の65.6%※です。
事前に作成しておくエンドロールは、映画のエンドロールのようにゲストの名前や写真とともにメッセージを流すのが一般的です。ゲストそれぞれにメッセージを届けることもできます。
撮って出しエンドロールは、結婚式当日の様子を動画で撮影し、即日編集して流します。当日中に結婚式のシーンを振り返ることができる、インパクトのある演出として人気です。
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■ そのほかのムービー
結婚式で流される映像には、上で紹介したもの以外にもさまざまなタイプの映像があります。ここでは5つの映像の内容や役割をご紹介します。
・ウェルカムムービー
待機時間が長い場合は検討する価値あり
ゲストの受付時間や、披露宴が始まるまでの待機時間に流す「ウェルカムムービー」。退屈になりがちな空き時間に、ゲストを楽しませることを目的につくられる映像です。
あらかじめ新郎新婦が撮影した動画や、新郎新婦の幼少期の姿をスライドショーのような形式にすると、ゲスト同士での会話が盛り上がるでしょう。
ただし披露宴を開催する式場によっては、ゲストの待合スペースでは映像を流せないケースもあります。ウェルカムムービーを流したい場合は、必ず事前に上映の可否を確認しておきましょう。
・サプライズムービー
ゲストや家族に協力してもらうのもおすすめ
「サプライズムービー」とは、新郎から新婦、新婦から新郎へとサプライズで贈る映像です。万事予定通りに進行する結婚式において予想外の演出は、パートナーにとってきっと忘れられない思い出になることでしょう。
流すタイミングは、担当プランナーに相談して決定します。1日のスケジュールは細かく決められているため、
直前に「サプライズムービーを流したい」と言ってもスケジュールの調整が難しい場合があります。早い段階で相談し、サプライズムービーの内容も踏まえながらベストなタイミングを決めましょう。
普段はなかなか口に出せない自分の思いを伝えるものが人気ですが、ほかにも親しい人へのインタビューや、相手の母校などのルーツをたどった様子を動画に取り入れるなど、アイデア次第でより相手に喜んでもらうことができるでしょう。
・サンクスムービー
花嫁の手紙の代わりに取り入れる花嫁も
花嫁の手紙に代わり、写真や音声によって感謝の気持ちを表現するのが「サンクスムービー」です。サンクスムービーを活用することで、 手紙をゲストの前で読むのが恥ずかしかったり、感極まって泣いてしまったりするのが嫌な方でも、大切な人へ感謝の思いを伝えられます。
・メッセージムービー
新郎新婦に贈られるメッセージギフト
「メッセージムービー」は、
披露宴に出席していないゲストなどに登場してもらう映像で、「新郎新婦へお祝い」をメッセージとして収録したもの
です。タイミングとしては、お色直し後の歓談中に流すのが一般的。
メッセージムービーは新郎新婦への贈り物として流される映像のため、多くの場合、余興を頼まれたゲストが制作を担当します。新郎新婦を華やかに祝うために、言葉によるメッセージだけでなく、ゲストによる歌や楽器の演奏を撮影した動画が届けられることもあります。
・当日記録ムービー
あとからでも結婚式を振り返れる
57.1%※のカップルが映像を制作しているのが、結婚式当日の様子を撮影した「当日記録ムービー」です。
結婚式の途中までの様子が収められた「撮って出しエンドロール」とは異なり、披露宴では流さず、あとで結婚式を振り返ることを目的に作られます。式の始まりから終わりまですべて映像内に収めることができ、ゲストから新郎新婦へメッセージを入れてもらうこともできます。わが子の晴れ姿を何度も視聴できるので、両親への贈り物としても喜ばれるでしょう。
■ ムービー演出の注意点 上映本数は3本以下がおすすめ
上映中は会場の照明を落とすので食事がとりにくい
自分たちで映像の演出を取り入れた新郎新婦の割合は65.4%。新郎新婦ではなく、友人や親族らが主体となって用意した割合は21.8%でした。また、
式中に映像による演出が行われた回数は、3回と答えたカップルが最多
でした。
なかには自分たちで用意したムービーのほかに、友人に頼んだ余興ムービーも加えて、披露中に5本、6本と上映するケースもありますが、
ムービーの上映中は会場の照明を落とすため、本数が多いとゲストは暗い中で食事する時間が増えてしまうので、CORDYとしてはあまりおすすめしません。
スマホとパソコンがあれば自分たちでムービーを作り、費用を節約することができます。ただし準備、撮影、編集をすべて自分たちでするにはそれなりに時間と手間がかかります。どうしても自分たちで制作したいという場合は、時間的な余裕をもって取り組みましょう。
■ 思い出に残る、ふたりらしいムービーを
作る過程でふたりの気持ちも再確認できる
結婚式で流すムービーの目的は、ゲストに自分たちのことをよりよく知ってもらい、式を楽しんでもらうことです。でも、その過程ではこれまでのことを振り返ったり、相手への気持ちを再確認したり、また両親やゲストへの感謝の気持ちを整理できたりと、実は多くの「プラス」があります。
もちろん、作った作品は手元に残るのでいつでも何度でも見返すことができ、結婚式の準備に苦労したこともよい思い出になるでしょう。プロに頼む場合でも、自分たちで制作する場合でも、どういったテーマでなにを作るのかを考えるのはふたりの作業です。手間も時間もかかりますが、ぜひふたりの結婚式にぴったりのムービーを用意してください。
※すべて「ゼクシィ 結婚トレンド調査 2021」による
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