ウェディングプランナーと合わない時は?よくあるトラブルと対処法、体験談を紹介
プランナーと「合わない」は我慢しないで!
担当プランナーと相性が合わずストレスを感じる人も
ウェディングプランナーは、結婚式までの間、準備の進め方をガイドしてくれたり、当日の過ごし方をアドバイスしてくれたりと、頼りになる存在。
もし、相性が合わない、メールの返事が遅い、伝えたことを忘れていて不信感が募るなど、好ましい関係を築けなかったら、結婚式準備のストレスになってしまいますよね。
卒花嫁のM.Hさんは、担当プランナーの人柄には好感を持っていましたが、連絡のタイミングが遅いことや式場のルール説明などについては、納得できないとモヤモヤすることもあったと言います。
Mさん夫妻の結婚式費用は、最初の見積りから約150万円アップしました。
持ち込みやディスカウントも、プランナーや式場に遠慮せずに交渉すれば、もう少し節約することができたかもしれないと言います。
これに対し、CORDYウェディングプランナーのikkeiは「少しでもストレスを感じるようなことがあれば、我慢せずにすぐに式場に相談しましょう」と言います。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「何も言われなければ、式場側は『ご満足いただけている』と思ってしまいます。相談したからといって、すぐに担当プランナー変更になるとは限りませんが、少なくとも何らかの手を打とうと努力はしてくれるはずです。
式場側もプランナーひとりひとりの課題などが分かるので、社員教育にも役立てることができ、未来のお客様満足にもつながると思います」
プランナーと「合わない」と感じるよくある事例
・返事が遅い
何日も返事が滞るのは式場としても異常事態
「メールの返信が遅い」というのは、式場に入るクレームとして最も多い内容のひとつ。
2日以上返事がないという状態が、2回以上続くようであれば、式場に相談する
ことをおすすめします。
CORDYウェディングプランナーikkeiの場合、お客様のメールに対しては、必ず当日中になんらかの返信をするように徹底しています。もし、関係各所に確認が必要な場合も「確認させていただきますので、少しお待ちください」、もし可能なら「〇日までにお答えいたします」など期日も示すようにしていると言います。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「連絡をいただいたのが定休日に重なっていたとしても、2日以上放置することは考えられません。長期休暇中のプランナーについても、届いたメールを他のメンバーも確認できるようにするなど、チーム体制を整えているのが一般的です。
何日も返信が滞るという状態は、チーム全体の異常事態なので、ご指摘いただけると、式場にとってもありがたいことだと思います」
・「言った言わない」のトラブル
メモを取らずに話を忘れてしまうプランナーも
伝えたことをすぐに忘れる、お客様の理解とプランナーの認識にズレがあるなども、よくあるトラブルのひとつです。
この場合、
その日の打ち合わせ内容やふたりの希望などをまとめた「要望リスト」をプランナーに共有するという工夫もおすすめ
です。自分たちの考えを整理する機会にもなります。
ふたりのやりたいことを書き出すだけでなく、
優先順位などもつけておくと、認識のズレも防ぎやすくなります。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「メモを取らないプランナーは、こうしたトラブルを起こしやすい印象があります。社会人経験の長いお客様ほど、メモを取らないという仕事のやり方に不安を感じてしまいがちです。
ただ、お客様は上司ではないので『メモを取りなさい』などと注意するのも・・・という気持ちも分かります。
そんな時に役立つのが『要望リスト』。『私たちのやりたいことをまとめてみたので、見てみてください』など一言添えると、プランナーにもマイルドに伝わるのではないでしょうか」
・プロのアイデアをもらえない
全てのプランナーがプロの提案をできるとは限らない
たとえば、お色直し入場の演出を尋ねたら「カラードレスの色当てクイズ」、人前式の演出を尋ねたら「サンドセレモニー」「ゲスト参加型の結婚証明書」など、よくある提案しか出てこないという状況にストレスを感じる人もいます。
とくに、Instagramなどで熱心に研究していたり、プランナーに対して自分たちでは思いつかないプロのアイデアを期待していたりすると、期待外れだとがっかりしてしまいがちです。
こんな時は
「プロにしかできない提案をお願いします」と式場にリクエストしましょう。
アイデアの幅はプランナーの経験や知識量によるものなので、もし担当プランナーが新人などの場合は、変更してもらう方が良いこともあるでしょう。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「もし、式場見学の段階から『自分たちはこだわり派』といった自覚がある場合、『私たちならではの結婚式になるようなアドバイスをいただけるプランナーさんと準備したいです』などと、リクエストしておくと配慮してくれるでしょう。
結婚が決まる前から、SNSなどで情報収集していたという方は、言ってみる価値アリだと思います」
・すぐに「できません」と否定する
代替え案も出てこない場合は式場に相談を
Instagramなどで見つけたアイデアを見せるたびに、「できません」などと否定されるばかりでは、誰しも良い気分にはなれませんよね。
そんな時は
「では、どんなことならできるのか、代替え案を出してもらえませんか?」と聞いてみましょう。
想像以上にふたりの価値観にぴったりの代替え案が出てくる可能性もあります。
もし「ありません」と言われたら、すぐに式場に相談しましょう。
上述の「プロのアイデアをもらえない」と同様、担当プランナーにアイデアの引き出しがなければ、問題が解決する見込みはありません。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「否定の多いプランナーが意外にもベテランということは多いです。『結婚式とはこういうもの』という固定観念が強かったり、やれることはあってもオペレーションが面倒なので、あえて提案しないなど。
この場合も、そのままではおふたりの希望は叶わないので、すぐに相談しましょう」
・持ち込めるものを説明してくれない
ドレスはNGでも小物やインナーはOKということも
持ち込みNG・OKを、できるだけ細かく記載したリストを出してもらいましょう。
持ち込みOKの場合、持ち込み料がどの程度かかるのか、持ち込むと外れる特典はどれかなど、細かく書き出してもらいましょう。
理想のタイミングは、式場契約前ですが、打ち合わせ開始時点など、できるだけ早い段階で確認しておくことで、「OKだと思って用意していたものがムダになる」「NGだと思い込んでいたけど、後で探してみたらもっと安くて素敵なものがあった」といった事態を防げます。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「式場契約時に説明される『持ち込みNGリスト』は、たとえば、衣裳・装花・カメラマン・司会者など、ざっくりしています。
衣裳関連だと、インナーや小物については省略されたり、招待状はパックプランに含まれているために持ち込みNGでも、席札や席次表などのペーパーアイテムは持ち込みOKだったりします。
細かく確認しておくと、式場のラインナップよりも安いものを探して節約するなど、コストコントロールにも役立ちます」
卒花嫁M.Hさんの体験談
では、ここから卒花嫁のMさんがどんなことにモヤモヤしたのかを見ていきましょう。
1.目当てだったドレスが契約後に着られなくなる
提携ショップに着たいドレスがあるのに選べない?
日頃から、ディズニーが大好きなMさん。Instagramでディズニープリンセスをモチーフにしたドレスがあることを知り、式場探しにおいても、そのシリーズのドレスを選べるかどうかを条件のひとつにしていました。
結婚式を挙げた式場も、提携先のドレスショップにディズニープリンセスモチーフのドレスがあることを確認したうえで契約に踏み切りました。
ところが、ドレスショップの試着に行くと、
ドレス自体はあっても選ぶことはできなくなったと言われてしまいます。
残念な気持ちにはなりましたが、代わりに新作ドレスを紹介してもらい、その中から似合うものを探すこともできたので「じゃあ、いいか」と折り合いをつけることにしました。
でも、式場の公式Instagramには、
Mさんの結婚式後も、ディズニープリンセスのドレスを着た花嫁の様子が投稿されており、「本当に選べないルールだったのかな?」とモヤモヤ
が消えません。
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卒花嫁のM.Hさん
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「最終的には気に入ったドレスを選べましたが、ディズニープリンセスのドレスは憧れだったので、試着だけでもできれば良かったなと残念な気持ちはあります。
せめて、選べなくなった理由を、納得できるまで説明してもらえれば、モヤモヤは残らなかったかもしれません」
2.造花のフラワーシャワーが3万円!?
造花のフラワーシャワーが3万円!?
式場から紹介されるアイテム類のなかでも、Mさんが割高だと感じたのはお花でした。たとえば、ブーケが1つ6万円という価格設定は一般的なフラワーショップと比べると桁違いだと感じ、カラードレスに合わせたブーケチェンジは諦めました。
なかでも納得がいかなかったのは、造花のフラワーシャワーが3万円という価格設定。持ち込みも検討しましたが、NG
と言われてしまいました。
持ち込めない理由の説明も納得できませんでした。
たとえば、
「とくにコンフェッティ(紙吹雪)などはゲストの方のドレスにもくっつきやすいので・・・(NG)」という説明。ドレスについたとしても払えば取れるし、くっつくのは花びらも同じ。冷静に考えれば筋道だっているとは思えません。
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卒花嫁のM.Hさん
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「その時は『ゲストのことまで配慮したルールになっているのかな』と良い風に解釈しましたが、今思えば納得いく説明とは言えないような気がします。きちんと話し合えば、代替え案も出てきたのかもしれません」
3.母の不信感を招いた留袖の振込用紙
振込用紙の入金期日が翌日!?
式場の対応は、母親の不信感にもつながりました。
象徴的なのは、母親の留袖レンタルのこと。
デザインを自分で選べず、お店にお任せする代わりに、3万円という格安でレンタルできるプランがあり、手配を依頼しました。
ドレスショップでサイズを尋ねられ、Lサイズを希望すると「ありません」とのこと。
「おかしい」と思ったMさんが、
ドレスショップ公式Instagramのダイレクトメールで「このプランでLサイズを利用することはできませんか?」と尋ねると「できますよ」という返事。
対応がいい加減に感じられ、最初の不信感が生まれました。
ともあれ、手配することができましたが、母親の元に届いた振込用紙には、翌日の入金期日が書かれていました。
母親は「入金期日が翌日までなんて、相手の都合を考えていない!」と、さらに不信感
を募らせてしまいました。
結婚式当日、プランナーは会場に現れた母親に、すぐ謝罪しましたが、不信感は拭いきれない様子。
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卒花嫁のM.Hさん
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「私の家庭は母ひとり子ひとりで、バージンロードは母にエスコートしてもらいました。これまでの親子の歩みを振り返りながら歩きたかったけど、母は早歩き気味で噛みしめるような雰囲気でもなかったですね・・・
緊張していたせいもあるとは思いますが、式場への不信感もあったのかなと、少し残念に思います」
プランナーと合わない場合の対処法 担当変更も可能?
担当変更以外の対処法もある まずは相談を
プランナーと「合わない」と感じた時の式場への相談方法は、電話などで
「担当プランナーの〇〇さんの件でご相談があります」
と伝えること。
相談の相手は、支配人などの責任者でなくても、担当プランナー以外であれば、チームで話し合ってもらえるでしょう。
担当プランナーが変更になることもありますが、相談したからといって必ず変更されるわけではありません。
たとえば、「返信が遅い」「言った言わないのトラブルが多い」なら、
メールの宛先に担当プランナーの先輩を追加してもらう、
「プロのアイデアをもらえない」「すぐに『できません』と否定する」などは、
打ち合わせのプランナーを2人体制にしてもらう
など。
担当プランナーを変更してもらわなくても、打ち合わせプランナーが2人態勢になれば、担当変更による引継ぎの抜け漏れリスクや、すでに話したことを何度も話さなければならないといったデメリットを避けられるなど、良い点もあります。
「なんとなく合わない」はワガママ?
結婚式準備も一生に一度 我慢するのはもったいない
「大きなミスがあるわけではないけど、会話がかみ合わない」「プランナーが若すぎて頼りなく感じる」といったモヤモヤも、すぐに相談しましょう。
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CORDYウェディングプランナー ikkei
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「なかには、顔を見るだけでも『イライラする』というレベルまで我慢するお客様もいらっしゃいます。
結婚式の準備期間も一生に一度の大事な時間なのに、我慢しながら過ごすのはもったいないことです。ワガママだと思わずに、式場に相談してみてください」
ふたりが「合わない」と思っていると、プランナーの方でも「このお客様、苦手だな」などと思っていたりするものです。どうしても相性が合わない場合、担当を変更した方がお互いにとって良いということもあります。
なかには、1ヵ月前など当日まで日程が限られているため、引継ぎなどがうまくいかないリスクを考えて、「もう少しの辛抱」などと我慢する人もいるようです。でも、上述のように
2人態勢にするなど、元のプランナーを残したままで改善する方法もあるので、まずは相談してみましょう。
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卒花嫁のM.Hさん
「心のどこかで『面倒なお客だと思われるかもしれない』とか『一生に一度だし、まあいいか』という気持ちがあって、納得できない気持ちは飲み込んでいたように思います。
今、振り返ると、言われるままではなく、きちんと調べたり確認したりすれば、予算の上がり幅も抑えられたかもしれませんね」