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結婚式演出のトレンド・定番の取り入れ方

2019.11.06 水 | How to

最大のヒントはゲストリストと席次表にあり

ベールダウンや花嫁の手紙、ドリップケーキ、果実酒作り、デザートビュッフェなどは、結婚式の定番演出として定着してきましたが、どんな結婚式にもフィットするわけではありません。ここでは、トレンド・定番演出をどのような基準で取り入れていけばよいかを紹介します。

その演出は本当に2人にとって意味がありますか?

「ベールダウンの演出がおススメです」など、ウエディングプランナーが提案する根拠は「あのお客様の結婚式で盛り上がったから」といった過去の成功体験に基づくことも少なくありません。このように、同じ提案が連続した結果、「人気がある」「トレンド」として定着している面もあるようです。
 最近では、SNSやウエディングメディアなどでもトレンド・定番演出などが紹介されていますが、どの演出を取り入れるべきか、最大のポイントは自分達の結婚式にとって意味があるかどうかです。プランナーの忽那幸希さんは「結婚式はあくまで2人のもの。他のカップルにとって良かったからと言って、お2人にとっても必要とは限りません」と言います。
 逆に先輩花嫁が「私はデザートブッフェやる意味ないと思う」とアドバイスしてくれたとして、自分達にとっても「意味ない」とは限りません。ガーデンでのデザートブッフェも、季節が真冬・真夏なのか、過ごしやすい春・秋なのか、年配ゲストが多いのか、同世代の友人ゲストが多いのかなどの条件によって、いかに楽しめるか、盛り上がるか、雲泥の差があります。

どこに誰が座ってどんな雰囲気になる?

▲写真はプランナーの上野由香里さんがプランニングしたゲスト参加型「餅つき体験」の様子


ではどのようにして、自分達の結婚式に相応しい演出を見極めればよいのでしょうか?最大のヒントは、ゲストリストと席次表にあります。どの席に誰が座って、どんな風に会話が弾み、全体的にはどんな雰囲気になるのか、などとイメージした上で、どんな演出を取り入れれば盛り上がるのか、感動してもらえるのかを考えてみましょう。

 ある国際結婚のカップルに、プランナーの上野由賀里さんが提案したのは「餅つき体験」。ゲストは日本人と外国人が半々、日本の伝統的なお祝いの文化を体験してもらうことで、一体感が生まれたり、外国のゲストの方に日本に親しみを感じてもらえるのではないかと考えたためです。当日は、海外の男性ゲストを中心に20名程度に体験してもらえましたが、餅つき体験のために確保していた時間をオーバーしても、行列が絶えないほどの盛況ぶりとなったそうです。
 一方、プランナーの野田真奈美さんは神社挙式を予定していたカップルに「獅子舞を呼びたい」と相談を受け、待ったをかけました。「なぜ、獅子舞を呼びたいのでしょうか?」と問いかけたところ、「何かしらの演出は取り入れないといけないと思った。であれば、神社で和婚だから鏡開きとか獅子舞など和の演出かな」とのこと。でも、必ず何らかの演出を取り入れなければならないルールはありません。野田さんはさらに「そもそもお2人がゲストの皆さんに伝えたいことは何ですか?」と尋ねたところ、獅子舞を呼ぶ必要はないという判断にたどり着いたそうです。

感謝を伝える方法もカップルごとに千差万別

最近はチャペル挙式のセレモニーとして、母親が新婦のベールを下ろす「ベールダウン」の演出も定番化しており、中には「やるのが当たり前」と思っているカップルもいますが、野田さんは闇雲に提案したりしないと言います。
 たとえば、母親に感謝を伝えたいなら、セレモニーではなくブライズルームなどで母娘水入らずの時間を設けるという方法もある、女手一つで育ててくれた母にスポットライトを当てたいというなら「ベールダウン」が相応しいというケースもあります。このように、新郎新婦やその家族、ゲストなどの事情に合わせて、意義ある演出を取り入れることが、良い結婚式をプランニングするための重要なコツです。

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