■ 何度もフォトウェディングを楽しむ方法
コロナ禍の影響で、式に呼ぶゲスト数を絞ったり、結婚式そのものを諦めざるを得ない人が少なくないという状況の一方で、浮いたお金をフォトウェディングに充てて、2回、3回と楽しむ人も増えています。
満開の桜、海辺のサンセット、クラシカルな建物と、インスタに投稿されている素敵なウェディングフォトを見ていると、どこで撮影するのか迷ってしまいます。でも、最初から複数回、撮影するつもりでいれば、場所を絞り込むときにもそれほど悩まなくてよくなりますし、シチュエーションを組み合わせる楽しみも広がります。
フォトウェディングの専門店に頼む場合、プロカメラマンの撮影に加え、衣装やヘアメイクなどもセットになっているので、1回あたりの費用は10万円前後かかりますが、予算を抑えて、複数回、フォトウェディングを楽しむ方法として、以下のような方法もあります。
- 衣装・ヘアメイクは自分で用意
衣装やヘアメイクなどと提携せず、撮影のみ、3万円前後で対応しているフリーカメラマンに依頼すれば、予算を抑えることができます。ヘアメイクはセルフか、行きつけの美容室で1万5000円程度、衣装は3万円前後の格安ドレスを探すという方法で、6万~7万5000円程度に収めることができます。
- セルフフォトウェディング
撮影、ヘアメイク、衣装、すべて自分たちで用意するという人も増えています。撮影は友人に頼んだり、三脚を使って自分たちのスマートフォンで撮る、ヘアメイクも衣装も自分で揃えるというやり方なら、お金をかけるのは衣装代のみで済みます。
このように、フォトウェディング専門店にフルパッケージで注文する以外の方法を組み合わせることで、2回以上、フォトウェディングを行う場合も上手にやりくりすることができます。
■ 3~5万円で買える 写真映えするウェディングドレス
どの方法で撮影する場合でも、衣装は必ず必要になりますが、3万円前後のドレスのバリエーションが増えてきているので、ロケーションに合わせてドレスも変えるなど、ファストファッション感覚で楽しむこともできます。
ではここから、3~5万円で買える、イマドキのフォトウェディングにおすすめのウェディングドレスを紹介してみます。
-トレンドのスレンダーやソフトマーメイド
スカートのボリュームが控えめで、レースやフリルもないシンプルなドレスは、両親世代からは「地味すぎる」と評価があまり高くないこともありますが、トレンド感あってスタイリッシュなことから、イマドキ花嫁の間ではとても人気です。
結婚式は家族や親族など年配ゲストの意見を尊重して、花嫁らしいふんわりとしたシルエットやチュール素材などのかわいらしいドレスを、フォトウェディングでは、自分好みのシンプルなドレスを選ぶという花嫁も増えています。
- セルフウェディングにぴったり 袖ありドレス
プロのアテンドを省略し、衣装も自分で着なければならないセルフフォトウェディングにおすすめなのが袖のあるドレス。
ビスチェタイプのドレスもプロのアテンドが付いていれば、万一、ずり落ちそうになっても直してもらえますが、セルフの場合、気になりだしたら撮影を楽しむ余裕もなくなってしまいます。ファスナー付きで簡単に着られて、袖があってずり落ちる心配もないというドレスなら、安心して撮影に集中できます。
ドレスショコラの「ロングスリーブドレス」は、スタイルが美しく見える細みのシルエットや、アンティーク感の漂うくるみボタンなどが特徴。たとえば、ヘアスタイルをすっきりまとめるとモード風、ふわふわのダウンスタイルなら柔らかい雰囲気など、着る人の好みに合わせてアレンジしやすいシンプルさも魅力のひとつです。
- 顔合わせ食事会でも活躍するカジュアルドレス
アンクル丈などワンピースに近いカジュアルなデザインなら、フォトウェディングだけでなく両家顔合わせ食事会の場にもぴったりです。結婚式の開催を諦めたという場合でも、顔合わせ食事会で白いドレスを着ることで、結婚式気分を味わうこともできます。
たとえば、食事会はパールのアクセサリーなどで上品、且つクラシカルな雰囲気に、フォトウェディングでは、キラキラビジューのアクセサリーで華やかになど、同じドレスでもコーディネート次第でイメージチェンジを楽しめます。
- レースや刺繍で写真映えを狙う
写真映えを狙うなら美しいレースや刺繍の入ったデザインもおすすめ。
ドレスプロダクションの「刺繍レースドレス」は、裾にかけて柄のはっきりした刺繍レースが入っているのが特徴。全身が入るような「引き」のアングルにも映えます。
ほんのりベージュの裏地が繊細なレースを引き立てる、ドレスショコラの1着。総レースだとエレガントな印象になりがちですが、ベージュカラーがナチュラルな印象を与えるので、たとえば新郎はサスペンダーでラフにまとめるなど、カジュアルなスタイリングも決まります。
- お色直し省略ならカラードレスはフォトウェディングで
特に結婚式が20名以下の少人数婚なら、お色直しは省略、カラードレスはフォトウェディングで着るという人も少なくありません。
ブラウンやテラコッタ、ピンクでもくすみカラーなど落ち着いた色みがトレンド。親世代など年配者には「もっと明るい色の方がよいのでは?」と言われそうですが、ふたりだけのフォトウェディングなら心おきなく選べます。
- オーダーメイドも5万円前後
有名なインポートブランドのデザインをベースにしたオーダーメイドやサイズオーダーなども、仮縫いなどの工程を省略することで5万円前後と価格を抑えることができます。
インポートドレスは、胸元や背中が大胆に空いているデザインも目立ちますが、もう少し詰めたい場合は、セミオーダーを受け付けているショップもあるので、気になる場合は相談してみましょう。ただし、納品までに20日、25日など、一定の期間が必要だったりするので注意が必要です。
-まとめ- 結婚式延期の“空白時間”をフォトウェディングで楽しもう
最近は、スマートフォンでも一定の画質で写真を撮れるなど、撮影機材も身近になり、ドレスを1着持っておけば、ウェディングフォトも気軽に撮れるようになりました。プロに頼むのはもちろん、セルフフォトや友人に撮ってもらうなど、予算を抑えてフォトウェディングを楽しむためのアプローチも増えています。
結婚式のタイミングを逃すと、夫婦一緒にドレスアップして写真を撮るような機会はなかなかありません。コロナで結婚式を延期したり、結婚式を挙げられるめどが立たないなど、“空白の時間”もフォトウェディングを存分に楽しめる時間と前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。