カラーコンサルタントによる
タイプ別 カラードレスの着こなし方講座 秋 & 冬編
2020.11.25 2020.11.25
最近、自分に似合う色の貴重なヒントとして注目されているパーソナルカラー診断。肌・髪・瞳など、人それぞれに生まれ持った色を基に、似合うカラーを春・夏・秋・冬の4タイプに分けたものです。本当に似合う色を選ぶことで、シミやシワなどの欠点も目立たなくなるので、ぜひドレス選びにも取り入れたいですよね。今回は、CORDYレポーターのうち、秋タイプのMAYU、冬タイプのCHIKAが試着体験してみました。各タイプ、どんなドレスを選んで、小物やヘアメイクはどうコーディネートすればいいのか、カラーコンサルタントの岸本じゅん子さんに監修していただきました。
■ 秋タイプ MAYUの場合
-コーディネートのテーマ- 「かわいい」の枠に収まらない モードな花嫁
「第一印象で“普通の”かわいい花嫁さんをイメージできなかった」
と振り返るカラーコンサルタントの岸本さん。MAYUは、普段からカーキやモノトーンなど落ち着いた色、ゼブラなどアニマル柄などの個性的なファッションを好むタイプというのもあり、「人と違う」雰囲気があります。その雰囲気を活かして、モードなスタイリングを意識しました。
-選んだカラードレス- クリーム・ベージュ系の胸元の刺繍が似合わせポイント
パープル、ブラウン、ベージュなどが何層にも重なったニュアンスカラー。秋タイプのMAYUに対する似合わせポイントは、胸元を彩る厚みのある刺繍。刺繍の色味がクリーム色やベージュがかっている点が秋タイプに馴染むポイントです。ネイビーのサッシュベルトもセットになっていますが、極力シンプルにするために、今回のコーディネートではあえて外しています。
-ヘアメイク- あえてアクセサリーを付けずシンプルに
ヘアスタイルはボリュームを下に置いたトレンドのローポニーテール。「かわいらしい」というより、モードな雰囲気にするために、あえて顔まわりにはアクセサリーを付けず、シンプルにまとめています。シニヨンではなく“玉ねぎヘア”にすることで、毛先のブリーチも活かせて、より個性的な印象を強めています。
-ブーケ- 整いすぎない無造作なアレンジで個性を強調
枝ものや葉ものなどを大胆にデザインしたクラッチブーケ。大振りの枝や葉を無造作に束ね、あえて形を整えすぎないことで個性的な印象を与えます。ハンドル部分を束ねている革ひもや、秋の野山のような渋い色使いなども、モード系のコーディネートにぴったり。
詳しくは動画をご覧ください。
■ 冬タイプ CHIKAの場合
-コーディネートのテーマ- 柔らかい曲線を活かしてお姫様のように愛らしく
上せると頬がローズピンクに染まる典型的な冬タイプ。加えて、CHIKAの大きな特徴は、瞳や顔の輪郭、肩のラインなど、全部が柔らかい曲線を描いていること。骨格や性格、ライフスタイルなどから紐解く「ファッションタイプ」によると、「華やか」「スイート」といった言葉が当てはまる「ロマンティックタイプ」。お姫様のようなかわいらしいコーディネートを目指しました。
-選んだドレス- 星空のようなキラキラプリンセスライン
今回は、ニュアンスカラーではなく、あえて冬タイプを象徴するネイビーのドレスをチョイス。似合う色というだけでなく、星空のようなロマンティックなデザインやキュッと絞ったウエストからふんわり広がるプリンセスラインがCHIKAのイメージにぴったりだったためです。
存在感のあるシルバーやクリスタルのビジューも冬タイプにぴったりのモチーフ。冬タイプの方がニュアンスカラーを選ぶ場合は、原色をそのまま水で溶かした水彩画のような薄い色がおススメです。
-ヘアメイク- リキッドタイプのチークで透明感を強調
メイクのポイントはリキッドタイプのチークで透明感を強調した点。CHIKAの雰囲気だけでなく、星空のように澄んだイメージのドレスとの相性も考えています。リップはホワイトピンクでキュートに。ヘアスタイルは前髪のラインなどを立体的に仕上げています。
-ブーケ- グリーンを一切入れないロマンティックなオーバルブーケ
芍薬と胡蝶蘭、「大輪に咲き誇る」という言葉がぴったりの華やかなお花でまとめた、楕円形のオーバルブーケ。グリーンも一切加えず、お花だけで仕上げたロマンティックなデザイン。シルエットもラウンドブーケよりふっくらとしていてスイートな印象を与えます。
重厚感のある花材も冬タイプの花嫁にぴったり。
詳しくは動画をご覧ください。
監修
東京 表参道 andflower
フラワーコーディネーター 岸本じゅん子さん