プロポーズは「結婚してください」などと告白するだけでなく、ディナーや高級ホテルでの宿泊、サプライズイベントなどを仕掛けて、半日～丸１日を記念日として過ごすことが多いようです。

一般的には、
１．出かける（ホテル・旅行・思い出の場所　など）
２．食事
３．婚約指輪や花束のプレゼント&告白
といった流れです。

このうち、もっとも準備に時間がかかるのは婚約指輪。指輪の内側にプロポーズの日付やお互いのイニシャル、メッセージなどを刻印するサービスもありますが、注文から納品までに２週間～１ヵ月程度かかるので、プロポーズの日までに用意したい場合は、早めに検討しはじめましょう。

では、プロポーズを思い出に残るような記念日イベントとしても成功させるために、どんな準備が必要なのでしょうか。実際にプロポーズを行った先輩カップルのエピソードを参考に、成功のコツを紹介します。

CORDYで行ったInstagramアンケートを見ると、交際スタートから結婚を決意するまで１年以内など、早い段階でプロポーズを考える人も22％に上っています。

最近は、出会いがマッチングサイトというケースも増えています。この場合、交際スタート時からお互いに結婚を意識しているケースも多く、プロポーズまでの期間も短くなりやすいと考えられます。

では、どんなきっかけで結婚を意識するのか、先輩カップルのケースを見ていきましょう。

同棲をはじめるタイミングで結婚を約束する人もいます。

交際から１年、３年、５年や彼女が30歳を迎えるなど節目の年も結婚を意識するタイミングのひとつ。
CORDYのInstagramアンケートでも「付き合って10年目の記念日にプロポーズされた」といった自由回答がありました。

交際期間を長く重ねるうちに、結婚する友人が増えてきたりすることも、ふたりの間で「そろそろ結婚しようか」というムードが広がるきっかけになりそうです。

引っ越しや転職など、人生の転機が結婚を決めるタイミングと重なることもあります。

彼女の転職が結婚を決意するきっかけになったというのは、S．Oさん。

CORDYで行ったInstagramアンケートを見ると、トップは交際記念日や誕生日などふたりの記念日で60．4%という結果になりました。

ではここから、先輩カップルのエピソードを元に、プロポーズの日程を決めた理由やメリットなどを紹介します。

プロポーズの日をふたりの交際記念日や彼女の誕生日などに合わせると、特別なイベントや外出もプロポーズだと気付かれにくく、サプライズを成功させやすいかもしれません。

大阪と東京の遠距離恋愛だったS．Oさんは、結婚を決意して次に会うタイミングでプロポーズを決行したそうです。

入籍したい日から逆算してプロポーズの「締め切り」を考えた人もいます。

CORDYで行ったInstagramアンケートを見ると、ホテル・レストラン・思い出の場所など非日常感のある場所を選んだ人が61．２%、自宅でプロポーズした人が38．８%。

特別感を演出するのも素敵ですが、慣れないシチュエーションに緊張して、気持ちをきちんと伝える自信がない人は、落ち着いて相手に向き合える自宅の方が彼女も喜んでくれるかもしれません。

では、先輩カップルのエピソードを見ていきましょう。

Y．Tさんの体験談から、ホテルでのプロポーズには以下のような魅力や注意点があると言えます。

事前に相談しておくと、ホテルスタッフにサプライズなどをサポートしてもらえます。リクエストがある場合は、予約の時点で伝えておくとよいでしょう。

Y．Tさんは、ホテル内のレストランでディナー後、部屋に戻ったタイミングでプロポーズしようと考えていました。
でも、彼女の性格を考えると、プレゼントの花束を最初から客室に用意しておいたら、チェックインの時点で探し当ててしまうような気がしました。そこで、花束はディナーに出かけている間にセッティングしてもらうよう、ホテルスタッフにリクエスト。サプライズが途中で見破られるリスクを避けることができたそうです。

ホスピタリティの高いホテルなら、プロポーズのために訪れていることがスタッフ間で共有されていたり、ふたりの様子から事情を察してくれたりして、こまやかな気遣いを見せてくれます。

妻のYさんは、ホテルスタッフが「写真を撮りましょうか」と積極的に声をかけてくれたり、ふたりの服装を褒めてくれたりと幸せな気持ちをより盛り上げてくれるような対応に好印象を受けたそうです。

サプライズのために、彼女には行き先を内緒にしておきたい場合も、ある程度キレイめな服装にするよう伝えておく方がよいでしょう。何も知らなければ彼女がラフな服装を選ぶかもしれず、「こんなことなら・・・」と後悔させてしまうかもしれません。

Yさんの場合は「もしかしたら特別な場所かもしれない」と想像して、少しフォーマルなワンピースを選んだそうですが、そこまで考えが及ばないこともありうるので、サラっと伝えておきましょう。

T．Mさんは、ふたりのお気に入りの焼き肉店で食事、帰宅後、落ち着いたタイミングで、「結婚してください」とバラの花束をプレゼントしたそうです。

また、自宅でもサプライズを仕掛けるなど、非日常感を演出することはできます。

豪華なディナーや特別感のあるデスティネーションも素敵だけど、一番大事なのは気持ちを伝えることだということがよく分かるエピソードです。

ディナークルーズの帰り道（T．Uさん／東京都）、レストランディナーのデザートプレートに「結婚しよう」のメッセージ（K．Tさん／神奈川県）など、特別なディナーの締めくくりにプロポーズというのもロマンチックな演出です。

S．Oさんは、抜群に美しい星空の下でのバーベキューという一風変わったディナーを選びました。

プロポーズというふたりにとって重要な節目のイベントにどんな場所を選ぶのか、その人の価値観や好みが如実に現れるものです。
プロポーズの場所選びは、これから生涯のパートナーとなる相手に、自分自身をアピールするうえでも重要な要素になるでしょう。

CORDYで行ったInstagramアンケートを見ると、半数以上の人が指輪を用意しています。

婚約指輪は、プロポーズといえば真っ先にイメージするものですが、彼女に内緒でこっそり購入してプロポーズのタイミングでサプライズプレゼントする人もいれば、プロポーズ成功後に彼女とふたりで買いに行く人もいます。それぞれ、どんな考えがあったのか、先輩カップルの事例を見てみましょう。

T．Uさんは、彼女の誕生日をディナークルーズでお祝いした後、帰り道にある母校に寄ってグラウンドで“箱パカ”。
実は、彼女の指のサイズは正確には把握していませんでしたが、ジュエリーショップで「後からサイズ調整できますよ」と言われ、少し大き目のものを用意。後日、ふたりでサイズ調整に行ったそうです。

後日、妻のYさんも指輪のブランドなどをかなり調べて納得いくものを購入できました。

Instagramアンケートでも「（一番嬉しかったのは）ひざまずいて、箱パカッ！」という自由回答があるように、婚約指輪の「箱パカ」は女性の憧れではないでしょうか。
「婚約指輪はいらない」と言う女性でも、いざ大好きな彼が「箱パカ」してくれたら、嬉しくない人はいないでしょう。

「とはいえ、彼女の指のサイズを知らないし、デザインの好みも分からない」という人におすすめなのが、以下の方法です。

プロポーズリングは、ダイヤモンドの代わりにジルコニアなどのストーンをあしらったもので、１～２万円程度で購入できます。
婚約指輪のダイヤモンドが平均すると0.2～0.4カラットなのに対し、プロポーズリングのジルコニアは２カラット程度と大きく、「箱パカ」のサプライズ効果も抜群。写真映えもするのでInstagramに投稿したい彼女にもぴったりです。
プロポーズ後はインテリアとして飾っておくのが一般的。ダイヤモンドの指輪は後日、ふたりで買いに行くことにしてもよいでしょう。

プロポーズの時点ではダイヤモンドルース（石のみ）をプレゼント、後日、ふたりでリングのデザインを決めに出かけるという方法もあります。
「箱パカ」すると、リングがない分、本物のダイヤモンドのキラメキが際立つかもしれません。

「指輪はふたりで買いに行きたい」「婚約指輪はいらないと言われている」「指輪にプラスアルファしたい」といった理由で、別のプレゼントを用意する人もいます。

最も定番なのは花束。Instagramアンケートを見ても「花束」「指輪と花束」を合計すると43％に上ります。記念撮影をするときも絵になるし、花をプレゼントされて嬉しくない女性はいませんよね。
また、バラの花は12本なら「いつまでも愛しています」、108本で「結婚してください」など意味があるので、そこにも彼女への気持ちを込めることができます。

>>プロポーズのバラ。色や本数に込められたメッセージを解説

このほか、Instagramアンケートでは

・付き合いはじめてから今までのサプライズムービー
・新しい苗字の印鑑をプレゼントしてもらいました！

といった自由回答もありました。

K．Tさんは、婚約指輪以外にふたりが交際スタートしてから約６年間の思い出を綴ったアルバムを用意しました。

プロポーズの日は、最初のデートで訪れたアートイベントから始まり、最後はアルバムで締めくくるという、ふたりの思い出を振り返る１日になったそうです。

K．Tさんのように、一連のプロポーズイベントを通して彼女に感じてほしいことを踏まえて、プレゼントを用意するのも素敵ですね。

「結婚してください」という言葉は、プロポーズのクライマックスとも言える最も重要なシーンです。プロポーズの場所やシチュエーション、プレゼントなどもさることながら、彼の自分を思う気持ちやふたりの将来に対する決意などを聞くのは、女性が最も幸せを感じる瞬間ではないでしょうか。

早速、先輩カップルのプロポーズの言葉を紹介します。
「Yちゃんしか考えられません。結婚してください」（Y．Tさん／神奈川県）
「贅沢はさせてあげられないかもしれないけど、楽しい毎日を約束します。結婚してください」（S．Oさん／神奈川県）
「一生幸せにします」（Instagramアンケート自由回答）
「一緒にいると未来が想像できる」（Instagramアンケート自由回答）

Instagramアンケートの自由回答では、結婚を決めた気持ちを言葉だけでなく手紙に綴るというケースも目立ち、贈られた側の女性も嬉しかったと言います。

以下は、Instagramアンケート自由回答。
・ちゃんと手紙を書いて用意してて、目の前で読んでくれました！
・一番嬉しかったのは手紙を読んでくれたこと

結婚を決めた時の覚悟や彼女を愛しく思う気持ちなどを、記念としていつまでも残しておけるのはもちろん、自分自身の気持ちを整理したり、結婚したい意志を再確認することもできるでしょう。

手紙を書く時のコツは、
・交際期間を振り返りながら、結婚を意識したタイミングや彼女の好きなところなどを整理する
・手紙に書き起こして５、６回推敲を重ねる

なかには「思いは溢れてくるけど言葉にしようとするとまとまらない」といった人もいるのではないでしょうか。
CORDYでは、個別のヒアリングを通して彼女への気持ちや結婚に対する決意などを整理する「プロポーズの手紙サポート」を無料で行っています。以下のボタンからお気軽にお問い合わせください。

プロポーズエピソードには、クスッと笑ってしまうような微笑ましい裏話もあります。

Instagramアンケートでは65．6%が、「プロポーズされるかも」という予感がしていたと回答。
男性側は彼女に内緒でプロポーズイベントを計画しているつもりでも、女性側はちょっとした言動から勘が働くようです。

もちろん、プロポーズ当日、予想していなかったプレゼントやイベントがあってサプライズが成功するケースもたくさんあります。
でも、本当に嬉しいのはサプライズそのものよりも、自分のためにあれこれ考えたり工夫してくれたことのようです。
以下は、Instagramアンケート「一番嬉しかったことは？」の自由回答。

・部屋の飾り付けや当日のプランニングなど、私のために考えて頑張ってくれた
・色々なお店をたくさん見て指輪もたくさん悩んでくれた
・口下手な彼が、はっきりと結婚してください！って言ってくれた
・泣きながら想いを伝えてくれた。彼の涙をその時はじめてみました

万一、一生懸命考えたサプライズが彼女に気付かれてしまっても、その気持ちが伝われば喜んでもらえるはずです。
「かっこいい演出なんて柄に合わない」「特別なことをするのは照れくさい」という人は、サプライズや豪華なディナーは行わず、自分の気持ちを伝えるだけでも、一生記憶に残るプロポーズになるのではないでしょうか。