目次
- ■結婚式準備の「やることリスト」
- 【結婚の前に】プロポーズと婚約指輪は1年以上前から計画しよう
- 【12ヵ月前にやること】両親への報告や結婚式のイメージづくり
- 【11ヵ月前にやること】両家顔合わせ食事会や式場探しをスタート
- 【10ヵ月前にやること】入籍手続きの準備
- 【8ヵ月前にやること】結婚式当日の配席・職場への結婚報告
- 【7ヵ月前にやること】衣裳・指輪・引き出物などを選ぶ
- 【6ヵ月前にやること】ムービー用写真選び・ハネムーンの計画・新居への引っ越し
- 【5ヵ月前にやること】招待状のデザイン検討・エステ開始
- 【4ヵ月前にやること】打ち合わせ開始・前撮りの実施
- 【3ヵ月前にやること】招待状作成・結婚式の進行演出を決める
- 【2ヵ月前にやること】ゲストの出欠確認・結婚式に必要な全アイテムの決定
- 【1ヵ月前にやること】リハーサルやすべての最終確認
- ■結婚式の後にやること
- ■常にゲストの顔ぶれを意識して準備を進めよう
一般的に、プロポーズからから式を挙げるまでの準備期間として、約1年をみておけば余裕をもって計画することができるでしょう。ではその間にどんなことをすればよいのでしょうか?
ここでは両家顔合わせのタイミングやブライダルフェアの参加から、結婚式を成功させるために欠かせない演出やアイテムの準備といった年間の流れと、計画的に準備をすすめるための「やることリスト」を紹介します。
■結婚式準備の「やることリスト」
自分の理想通りの結婚式にするためには、計画的な準備が欠かせません。ここでは時系列に沿ってやるべき項目をご紹介していきます。実際には予定通りにはいかないこともあるので、スケジュールや順番はあくまで目安として参考にしてください。
【結婚の前に】プロポーズと婚約指輪は1年以上前から計画しよう
・プロポーズは結婚式の1年前を目安に
2022年のゼクシィトレンド調査 によると、結婚式の1年以上前から式場の検討をはじめるカップルは51.4%と半数を超えています。
結婚式の準備には「式場の決定」「招待客への報告・参列の確認」「披露宴の構成や知人への依頼」など、さまざまな決定事項や準備があります。
結婚式の規模や内容によって準備期間は前後しますが、結婚式の1年前には式場の検討がはじめられるようにプロポーズの計画を立てるとよいでしょう。
CORDYでは、プロポーズのタイミングや場所、言葉などについて、先輩カップルへのインタビューやアンケート調査を実施しました。
以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。
・婚約指輪の購入
「プロポーズ時に婚約指輪を渡したい」という場合は、プロポーズの1ヶ月前を目安に指輪を用意しておけば安心です。店舗によって異なりますが、人気店舗でフルオーダーする場合、完成までに2~3ヶ月かかることもあるため注意が必要です。
「結納や結婚式前までに渡せたらいい」という場合も、納品までどのくらいの期間がかかるのかをあらかじめ購入店舗に聞いておきましょう。
婚約指輪は数十万円以上もする高額商品。最近は「いらない」と言う女性も増えているので、用意するかどうか、迷う人もいます。
そんな悩みを持つ人は、以下の記事をヒントにしてみてください。
【12ヵ月前にやること】両親への報告や結婚式のイメージづくり
・両家の親に結婚の挨拶
プロポーズが成功したら、できるだけ早いタイミングで両家の親に結婚の挨拶をします。
近隣に住んでいる場合は日程調整を行いやすいですが、遠方に住んでいる場合などはなかなか都合が合わない場合もあります。
早めに計画すれば、帰省のタイミングに合わせるなどスムーズに日程調整できます。
両家への挨拶のタイミングは、できるだけ大きくズレないように配慮しましょう。
結婚挨拶のマニュアルもまとめているので参考にしてみてください。
・結婚式の招待客を考える
誰を・何人招待するか、式場を契約した後に考える人もいますが、CORDY編集部では式場見学の前にあらかじめイメージしておくことをおすすめします。
理由は、ゲスト数によって最適な会場の広さが異なったり、相応しい雰囲気も変わってくるためです。
また、ゲスト数がある程度決まっていると、見学時に提示される見積りも、料理や引き出物などリアルな数字で概算してもらえるので、最終見積もりとのギャップが比較的少なく済みます。
もちろんこの時点ではざっくりでも構いません。最終的には、招待状を発送する2ヵ月前頃までにゲストリストを確定させましょう。
・結婚式の時期をイメージする
結婚式の時期については、特にこだわりがない場合はNGな時期だけ洗い出しておきましょう。たとえば仕事の都合で忙しくなりそうな時期、両親や家族の都合、六曜を気にする場合は、大安・友引にこだわるのか、赤口・仏滅でなければ良いのかなど。
これにより、ある程度絞りながらも、式場が提示する割引対象日も検討できるなど、柔軟に判断ができます。ふたりの記念日などピンポイントに絞り込みすぎると、選択肢を狭めてしまうので注意が必要です。
日程による結婚式費用の割引額などについては、以下の記事をご参考ください。
・挙式スタイルをイメージする
挙式スタイルは、式場のチャペルで行うことの多い「教会式(チャペル式)」「人前式」、神社や式場の神殿で挙げる「神前式」、お寺や自宅の仏前で行う「仏前式」があります。
式場見学前に決めておきたいのは、チャペルで挙げたいか、それ以外の場所で挙げたいか。
もし、外部の神社での「神前式」を希望する場合、挙式する神社と式場との距離、式場のヘアメイクさんに神社まで出張してもらえるかどうかなど確認が必要なこともあります。
教会式・人前式・神前式、3つの挙式スタイルの特徴や魅力をまとめた記事もあるので、チェックしてみてください。
【11ヵ月前にやること】両家顔合わせ食事会や式場探しをスタート
・式場見学やブライダルフェアへの参加
両家顔合わせ食事会の準備と並行して式場探しをはじめると、食事会の場でふたりが考えている式場について両家両親にも確認や共有ができます。
ブライダルフェアでは実際の式場の雰囲気を確認できるのはもちろん、ゲストに提供される料理の味見もできるので、まずは気になっている式場をいくつかピックアップし、実際に足を運んでみましょう。
気に入った式場のブライダルフェアへ参加したり、見学申し込みをするほか、ふたりにぴったりの式場をピックアップしてくれる相談カウンターを利用する方法もあります。
見学する式場を増やしすぎると、どこが良かったのかわからなくなったり、契約までに時間がかかりすぎて、予定していた日程がずれ込む可能性もあるので、注意が必要です。
とくに1日1組限定などのゲストハウスは予約が埋まりやすく、ふたりの希望の日程を押さえにくくなることもあるので、早めに取り掛かりましょう。
ブライダルフェアの種類やメリットを詳しく解説している記事もあるので、参考にしてみてください。
・顔合わせ食事会や結納
両家の食事会や結納は、結婚式の準備が本格化する前に行っておくと、結婚式に関する相談もできるので、準備もスムーズに進めやすくなります。
食事会にするか、結納にするかは、両家両親の意向も聞いたうえで決めましょう。
ふたりはカジュアルな食事会で良いと思っていても、両親はフォーマルにしたいと考えていることもあるので、意思確認が必要です。
結納か顔合わせ食事会、どちらにするか迷っていたり、そもそも違いが分からないという人は、以下の記事も参考にしてみてください。
【10ヵ月前にやること】入籍手続きの準備
・婚姻届の準備や入籍日の検討
両家顔合わせ食事会などで、お互いの両親に結婚を認めてもらえたら、入籍の準備をはじめましょう。
入籍日は今後もずっと変わることがない記念の日になることから、六曜などから縁起の良い日を選びたいと考えるカップルが多くいます。
とくに交際がスタートした記念日やどちらかの誕生日、語呂が良く覚えやすい日など、思い入れのある日がある場合、タイミングを逃さないよう、早めに検討しはじめましょう。
縁起の良い日や先輩カップルのエピソードもまとめているので、参考にしてみてください。
婚姻届は役所かインターネットですぐに入手することができますが、「戸籍謄本」「身分証明書」「印鑑」「父母の婚姻同意書(未成年者の場合)」など準備するものがいくつかあるため早めの行動がおすすめです。
なかには、婚姻届の証人欄へのサインをお互いの両親に頼みたいという人もいます。その場合は、両家顔合わせの場に婚姻届を持っていけるよう、より早い段階から準備しておきましょう。
・友人への結婚報告
学生時代の同級生や日頃から親しくしている友人など、身近な人には、10ヵ月前頃に結婚の報告を済ませておきましょう。
結婚式に招待したい場合はとくに、ギリギリになってから報告すると仕事の都合などで式に参加できなくなってしまうことがあります。親しい間柄であれば、10ヵ月より前に報告しても不自然ではありません。
【8ヵ月前にやること】結婚式当日の配席・職場への結婚報告
・結婚式当日のゲストの配席を考える
結婚式当日、どのゲストがどの席に座るか、結婚式場では、2~3ヵ月前頃に決めるようアドバイスされることが一般的ですが、このスケジュールは最終的な締め切りです。
CORDY編集部では式場が決まったらすぐに取り掛かることをおすすめします。
ゲストの配席を一覧表にまとめたものは「席次表」と呼ばれますが、これは結婚式準備のなかでも、もっとも手間のかかるもののひとつ。さらに、結婚式の2~3ヵ月前は他にもやることがたくさんあるため、早めに済ませておくと色々な準備が重なるのを避けることができます。
また、ゲストの配席を決めると、結婚式当日のイメージがより鮮明になるのもメリットのひとつ。
当日、ふたりの大切なゲストにどんな風に過ごしてほしいか、イメージもより具体的になるので、飾る花や流す音楽、演出などのアイデアも膨らみやすくなります。
・職場への報告
この時期は職場に結婚の報告をするのによいタイミングです。職場へ報告する際は、「直属の上司に最初に報告すること」「就業時間外に報告すること」の2点を守りましょう。
上司に報告する際は、お昼休みや就業時間外に時間を取ってもらい、きちんと結婚の報告をします。
就業時間内に報告してしまうとどうしても手短になってしまい、場合によっては誠意が伝わらない可能性もあります。
【7ヵ月前にやること】衣裳・指輪・引き出物などを選ぶ
・衣裳選び
ほとんどの結婚式場は衣裳店と提携していて、そこで好みの衣裳を探すようすすめられますが、それ以外のショップで検討することもできます。提携店以外で選ぶ場合は、「持ち込み料」などの制約がかかることもあるので、式場に確認しておきましょう。
早い段階で決めておきたい理由は、ドレスがすべてのコーディネートの軸になるからです。ヘアメイクやブーケだけでなく、会場装花やペーパーアイテムのデザインなどもドレスのデザインを踏まえて選ぶとパーティ空間に統一感をもたせることができます。
一旦、決めていても、新作ドレスが入荷したり、Instagramなどであれこれ見ているうちに、変更したくなることもあるかもしれませんが、このタイミングで、ある程度の方向性は決めておくことをおすすめします。
・結婚指輪選び
指輪は購入する店舗や、フルオーダー・セミオーダーなどの条件によって、納品までに半年以上かかってしまう場合もあります。
式までにお互いが納得できる指輪を見つけるためにも、少なくとも7ヵ月前には結婚指輪について話し合ってみましょう。
結婚指輪を買う時期やつけるタイミングは、以下の記事で詳しく解説しています。
・引き出物選び
引き出物も、席次表作成と同じく、結婚式場では2~3ヵ月前頃に課されるタスクですが、いつからでもはじめられる結婚式準備なので、後の準備をラクにするためにも、できるだけ早めに取り掛かりましょう。
時間的な余裕があると、ゲスト一人ひとりの喜ぶ顔を思い浮かべながら、じっくり選べるのも大きなメリット。
それぞれの幼い頃から今にいたるまでの思い出が詰まったアルバムなどを広げながら選んでみてはいかがでしょうか。
そこには、家族や親せき、学生時代の友人など、結婚式にも招待するゲストの顔もあるはず。ふたりでゲストとの思い出を振り返りながら喜んでもらえそうなギフトを考えてみると、お互いをより深く知る時間になるのではないでしょうか。
同時に、プロフィールムービーなど映像演出に使う写真もピックアップ(【6ヵ月前にやること】で紹介)しておくと、結婚式準備が一気に進みます。
引き出物選びについては、以下の記事を参考にしてください。
【6ヵ月前にやること】ムービー用写真選び・ハネムーンの計画・新居への引っ越し
・ムービー演出に使う素材集め
プロフィールムービーなどの映像演出を行う場合は、写真や映像を集めておく必要があります。
【7ヵ月前にやること】として紹介した、引き出物選びの項目でも触れたように、結婚式当日、招待するゲストとの思い出を振り返りながら選びましょう。
とくに、プロフィールムービーは、新郎新婦ふたりだけでなく、家族や親せき、友人との歴史を振り返る意味合いもあります。ゲストと写った写真が多いほど、共感されやすいムービーに仕上がります。
幼少期の写真や映像などを集める際には、実家に帰って探したり親に手伝ってもらう必要もあるため、実家が遠方の場合は、帰省のタイミングを利用するなど、計画的に進めましょう。
なかには「新郎の写真が少ない」「新婦の中高時代の写真がほとんどない」など、写真がバランスよく揃わないことに悩む人もいるようですが、気にならないゲストがほとんどなので心配ありません。
5、6分の映像なら新郎10枚、新婦10枚、ふたり10枚といった枚数で構成できますが、たとえば新郎7枚、新婦13枚といったバランスでも違和感なくまとまります。良い写真がたくさんあったからといって、何十枚も使って上映時間が長くなりすぎるとゲストが飽きてしまうこともあるので注意が必要です。
・新居やハネムーンの検討
結婚式のあとに始まる新生活のことや、ハネムーンなどの検討も始めましょう。
ハネムーンに行くタイミングはカップルによって異なりますが、出発の3ヵ月前までには仮申し込みができるよう、早めの情報収集を心がけましょう。
予約時期が早いほど希望の日程に行けるだけでなく、早割などのお得なサービスを利用できることがあります。
新居の場合は物件を選んだり家具や引越しなどの手続きもあるため、可能であればプロポーズ後、すぐにでも話し合うと余裕を持って準備できます。早めに話し合うことで、相場の安い時期に引越しを行える可能性も高くなります。
【5ヵ月前にやること】招待状のデザイン検討・エステ開始
・招待状のデザインを考える
この時期に検討しはじめたいのが、招待状のデザイン。
結婚式場での打ち合わせが開始すると、最初のタスクとなりますが、その前にデザインのバリエーションや値段の相場などを調べて、ある程度目星をつけておくことをおすすめします。
招待状をはじめ、席次表や席札、料理のメニュー表などのペーパーアイテムは、結婚式場の提携ショップ以外からの持ち込みについても比較的受け入れられやすいため、節約のために持ち込む人も多いです。
そのうえで、結婚式場のラインナップを見れば、賢く選ぶことができるでしょう。
以下の記事では、デザインのテイスト別に人気の招待状を紹介しています。
・ブライダルエステ
この時期から肌やボディを整える「ブライダルエステ」を始めるのもおすすめです。
式までに約5ヵ月あれば、フェイシャルはもちろん、痩身や脱毛・デコルテラインや背中のケアなど、ドレスに合わせたメニューを取り入れることができます。
もちろん、体型や肌の悩みに応じて、もっと早くから通いはじめたり、式直前のケアのみという選択肢もあります。
以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
【4ヵ月前にやること】打ち合わせ開始・前撮りの実施
・結婚式場での打ち合わせスタート
4~6ヵ月前になると、結婚式場での打ち合わせが開始します
。打ち合わせとは、ウェディングプランナーにアドバイスを受けながら、結婚式に必要なアイテムやサービスを選んでいくプロセスを指します。
この打ち合わせを待って、結婚式準備をスタートしようとする人も多いですが、ここまで紹介してきたように、自分たちで進められることもたくさんあるので、できることから早めに済ませておくことで、打ち合わせが開始した後の準備がラクになります。
結婚式場での打ち合わせは、その時点からすべての準備を進めていく想定でプログラミングされており、ほぼ毎月のように式場に足を運ぶよう指示されます。
でも、席次表の作成や引き出物選びなどの準備が済んでいると、打ち合わせの回数を減らせたり、オンラインで済ませることができたりと、負担を軽減することができます。
プランナーの指示を待っている間に時間がなくなってしまったことを後悔している卒花嫁の体験談もまとめているので、参考にしてみてください。
・前撮りの実施
前撮りデータをウェルカムボードに使ったり、親族控室などに飾るアルバムをつくったりと、結婚式当日にお披露目したい人は、4ヵ月以上前に前撮りすることをおすすめします。
式場での前撮りはヘアメイクリハーサルを兼ねて1、2ヵ月前をすすめられますが、データが仕上がるまでに1ヵ月ほどかかるため、結婚式当日には間に合わない可能性が高くなるので注意が必要です。
【3ヵ月前にやること】招待状作成・結婚式の進行演出を決める
・招待状の作成
招待状は式の2ヵ月前頃に発送しますが、余裕を持って3ヶ月前頃には作成・発注に取り掛かりましょう。
紙質や文字の書体、文字色、背景色といった選択肢や組み合わせがたくさんあり、決めるのに意外と時間がかかります。
万が一「イメージと違った」「誤字脱字が発覚した」という場合でも、そのタイミングであればまだ修正が可能です。
招待状が完成したら、発送作業に取り掛かります。遠方でなかなか会えない場合には郵送になりますが、もっとも丁寧な渡し方は手渡しです。特に主賓や上司にはできる限り手渡しするのが望ましいでしょう。その際、事前に相手の都合を聞くことも忘れないようにしてください。
・結婚式当日の進行演出を決める
結婚式当日の集合時間から披露宴お開きまでの流れを確認したうえで、ふたりがどんな演出を取り入れるかなど、具体的な進行を決めます。
友人などに余興を依頼する場合は、直接会って話すか電話で頼むのが一般的です。
相手の都合を考えて早めに相談したうえで、後日改めて招待状でお願いするのも忘れないようにしましょう。
重要なポイントはあれこれ盛り込みすぎないこと。
一般的な披露宴は2~3時間。間がもたないと心配する人もいますが、その中でゲストはフルコース料理も食べるため、想像以上にあっという間です。
たとえば、ムービー演出は多くても3本までがおすすめ。それ以上になると、会場内が暗転している時間も長くなり、食事や会話の妨げになってしまいます。
友人に頼んだ余興の内容がムービーである可能性もあるので、確認したうえでバランスを整えましょう。
【2ヵ月前にやること】ゲストの出欠確認・結婚式に必要な全アイテムの決定
・ゲストの出欠確認
2ヶ月前になると、結婚式や披露宴の最終チェックに入ります。
返信ハガキが戻ってこない相手には、電話やメールLINEなどで確認を取りましょう。
ゲストの人数は、ここで正式に確定します。この情報をもって、席次表や引き出物、料理など、ゲストに紐づくアイテムの発注を行います。
・料理&ドリンクや会場装花など結婚式に必要なアイテムの決定
このタイミングで決めるのは以下のようなアイテム類。
・料理&ドリンク
・会場に飾るお花(会場装花)
・ブーケ&ブートニア
・結婚式当日を収めるスナップ撮影のプラン
・映像演出(当日の記録撮影も含む)
この時点では理想のアイテム類を選びがちで、その分費用も急激に上がります。そのため、1ヵ月前までにふたりの予算と照らし合わせながら、調整していきます。
【5ヵ月前にやること】で取り上げた、招待状のように、結婚式場の提携ショップ以外から持ち込めるアイテムもあります。
式場を契約した時点で、持ち込み可能なアイテムを確認し、おトクに揃えられるものは自分たちで探しておくと、賢く節約することができます。
・二次会の会場予約
二次会の会場予約やパーティー内容などの詳細も決定しましょう。それに併せて、二次会の受付やサポートをしてくれる友人に声をかけたり、参加費用なども並行して考えるとスムーズです。
【1ヵ月前にやること】リハーサルやすべての最終確認
・ヘアメイクリハーサルや衣裳の最終フィッティング
1ヵ月前頃にヘアメイクリハーサル、2週間前頃に衣裳の最終フィッティングなど、美容系の最終調整が行われます。
ヘアメイクリハーサルでは、美容師さんに実際にスタイリングしてもらいながら、結婚式当日のヘアスタイルやメイクを決めます。
スタイリングに納得できるようリクエストするのはもちろん、残り1ヵ月間、肌や髪をどうケアすればいいかなどのアドバイスももらいましょう。
衣裳の最終フィッティングはダイエットのゴールでもあります。当日、ぴったりサイズでドレスを着るためにも、この後はできるだけ体重の増減がないようコントロールしましょう。
・最終見積り確認~支払い
1ヵ月前頃には最終見積もりの読み合わせも行われます。衣裳や会場装花、スナップ撮影、料理、飲み物など、すべての項目を念入りにチェックしましょう。
特に注意したいのが、コース料理や引き出物の数量など、ゲスト数によって変動する項目。急きょ、ゲストから欠席の連絡が入った場合、何日前まで返金可能かを確認しておきましょう。
引き出物など式場が提携先などに発注するものについては2週間前まで、料理や飲み物など式場で手配するものについては1週間前までなど、アイテムによって返金可能な期日が異なるので、万一に備えて把握しておきたいところです。
こうして確認した見積り書は、2、3週間前までに自宅に郵送されます。支払期日は1週間~5日前まで、現金で銀行振込というケースが大半です。数百万円以上と振込金額が大きいため、ATMでは受け付けられず、窓口での手続きになるため注意が必要です。
・結婚式当日のリハーサル
1~2週間前になると、結婚式場で最終打ち合わせを行います。
そこでは、まず司会者と披露宴プログラムの読み合わせを行います。ムービー演出のタイミングや花嫁の手紙、新郎の謝辞など、司会者と進行表を見ながら、当日の流れをシミュレーションします。
もし、手紙や謝辞の内容に不安がある場合は、ウェディングプランナーや司会者にチェックしてもらいましょう。「忌み言葉」「重ね言葉」など、結婚式でタブーとされるような表現なども指摘してもらえます。その場合、遅くとも3日前頃までには見てもらえるように準備しておきましょう。
友人などに余興を頼む場合は、式場に足を運んでもらい、打ち合わせやリハーサルを行うケースもあるので、依頼する時点で予定を空けてもらえるよう伝えておきましょう。
・お車代やお礼の準備
お車代や余興・受付を担当してくれた友人に渡すお礼金の準備も忘れないようにしましょう。お車代を渡す際は入れる金額に応じて使用する袋を変えたり、渡すタイミングに気をつけてください。
お車代やお礼についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
■結婚式の後にやること
・関係者へのお礼
結婚式が無事に終わったあとは、式で受付や余興を担当してくれた関係者などにお礼をしましょう。
お礼状だけでもいいですが、式場スタッフなどへはお菓子などを付けて感謝の気持ちを表す花嫁も。お菓子は必須ではありませんが、お礼状はしっかりと届けましょう。
・写真アルバムやフォトフレーム
結婚式のあとは、結婚式で撮影した写真や動画などの整理をしましょう。
アルバムやフォトフレームは結婚式が終わってから準備しても問題ありませんが、結婚式前に写真アルバムやフォトフレームを用意しておくと、すぐに飾ることができるのでおすすめです。写真の現像をついついあと回しにしてしまう人は、初めにアルバムやフレームを準備しておくと良いかもしれません。
ウェディングアルバムの選び方は以下の記事を参考にしてみてください。
■常にゲストの顔ぶれを意識して準備を進めよう
結婚式の準備を進めるうえで、もっとも重要な軸になるのはゲストの顔ぶれです。
結婚式当日、誰がどのように楽しんでくれるか、喜んでくれるかを考えることで、ふさわしいアイテムやサービスも自ずと浮かび上がってきます。
ウェディングプランナーに相談する場合も、誰にどのように楽しんでほしいかを明確に伝えることで、的確なアドバイスを受けられます。
ここで紹介したスケジュールはあくまで目安です。「ゲストをもてなすためにより重要だ」と感じる項目を優先して準備しても問題ありません。理想の結婚式にするために、事前の準備や時期を逆算して計画的に進めましょう。
YouTube「はなよめになるちゃんねる。」では、式場が決まったらすぐにはじめてほしい結婚式準備をお伝えしています。
参考にして、できることからはじめてみてください!